多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

マツケンサンバ

2004-12-20 23:59:06 | Weblog
手帳を見に行ったLOFTのフロアの一角、なにやら賑やかな雰囲気。
(写真クリックのうえ、拡大でどうぞ!-どうも携帯電話で撮影した所為か写り悪し。)

隣はクリスマスの電飾や、諸々の飾り道具のコーナー。
そして、その隣は宴会道具一式が並べられている。
忘年会で使う小道具などが陳列されているようだ。
その中で、通路側に聊か異様な男のマネキンがイヤでも眼を引く。
金色のちょっとだらしない着流しの和服にちょんまげ姿。不釣合いに片手を挙げておる。
やたら騒がしくカセットデッキから繰り返し流れてくる大音量はどうもあの「マツケンサンバ」らしい。
うーん、今年のNHKの紅白歌合戦の数少ない目玉、と言われておるらしいが、結構の人気のようだ。

まさか、忘年会の宴会用の道具として商売にもなっているとは、露ほども想像できなかった。
実際に買っていくおじさんもいるのであろうか、商売になるのかと妙に心配したりもする。
しかし、この「マツケンサンバ」、売り場ではずっと繰り返し繰り返し流されているので、知らず知らずのうちに聴覚に焼きついており、頭の中をぐるぐると「マツケンサンバ」が渦巻くことになる。店を出てもこの調子だと当面頭の中が「マツケンサンバ」で充満してしまいそうだ。
このマネキンさんの前で、子供らが踊り出している微笑ましい姿も見られた。

LOFTの店員さんは、皆朝から晩まで「マツケンサンバ」を一日何百回も聴いていることになる。
職業柄大変なことだろう。いや、もう何も感じなくなってしまっているのだろうか。

ということで、折角手帳を買おうかどうかと真剣に悩みながらやって来たこのフロアで、暴れん坊将軍+ラテン系音楽というナンセンスな組み合わせに妙なギャップを見出して笑ってしもうた。
人生に最も必要なのは、手帳に代表される知性や気力ではなく、サンバの明るさや楽しさなのかもしれない。なんのこっちゃ?! 

最後に一言、マネキンがちょっとやせすぎ、本物に似せて雰囲気を高めるためには、もっと骨太ずんぐりめのマネキンを選択すべきだったと思われる。LOFTの店員さん、ここまで細心に商売やってちょうだい、オ・レッツ!