多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

テニススクールを見学....

2004-12-12 13:14:38 | Weblog
日曜日、12月にしては暖かかった昨日に比べ、ぐっと気温下がり小雨降る日。
昼前に近くに出来たテニスクラブを見に行く。
此処2月ほどに我が家周辺に二つのテニススクールがほぼ同時に開校した。
1年弱前には某有名メーカーが経営する名門クラブが閉鎖され、住宅街に変身するという寂しいニュースがあったが、こうした明るいニュースがあり、しばらく眠っていたテニス熱が少し覚醒してきた。

今日初めて見学に行ったこのテニスクラブは、屋内でやや毛足の長いオムニコートで、人工芝の緑がやや毒々しいほど鮮やかである。その他、今風と思われるのは、屋外にフットサルコートが三面あり、今日は三面ほどいずれもゲームが行われている。我輩が幼少年時代には有り得なかった光景であるが、サッカーもこうして底辺広くなっていることを改めて実感するとともに、野球世代の自らの年齢をつくづく思い知らされるようでもあった。その他、このクラブの横には、インドアの釣堀も同時に開店、面白い組み合わせである。ビジネスの手法も随分多様になって来たものだ。

さて我輩のテニスの方は、30歳前半から始め、一時は随分夢中になり、土日の時間の相当部分を賭けてきた自分の体の一部となっているスポーツなのだが、ここ2,3年は体力も衰え、やる気も衰え、コートに足を運ぶこともメッキリ減っていた。
少しここらで定期的に身体動かす機会を作っておかないと、衰えは決定的になるだろう、とも思いテニススクール入校検討しようと思ったが、見た所3クラスあるどれも、ちょっとレベル低すぎ、ちょっとアホらしいな、と失望。
そもそも、我輩は基本のドリルを繰り返す退屈さにはどうも耐えられぬタイプ。
これは基本技がきちんと出来る、ということを必ずしも意味しないが、本能的にゲームそのものの精神的な部分、直感的な部分を楽しみたいのであれば、球出しされてストローク、ボレー等反復しても苦々しいだけだ。残念、上級コース出来るまで、ちょっと状況変わるまで待たねばならぬかな?

こう思って、スクールを去ろうとしていたときに、全く人気のないところからちょっとロン毛で真っ黒に焼けた彫りの深い顔の...。
何と、かつての全日本チャンピオン、ウィンブルドンの解説でもお馴染みの福井烈氏が一人で歩いてくるではないか。誰も全く居ない50メートルくらいの駐車場スペースで彼と我輩だけが対峙するように歩いている空間は、密かに感激ものであった。今週は一昨日夜に高砂親方を間近に見ており、有名人遭遇が続いたとまた吃驚!福井氏は恐らくスクールオープンの祝賀行事のための来場であろう。
福井氏とすれ違い自分の車に乗ろうとするも、そんなことで、もう暫くはこないであろう、と思って去ったこのテニススクールのクラブハウスに思わず踵を返す自分が居た。(結構、ミーハーおじさんなのだ。)


ごちゃ混ぜの国シンガポール(25)-シンガポール人・気質Part-5

2004-12-12 01:20:03 | Singapore
中国系シンガポーリアンは利己的、と書いたが、同類のお話をもうひとつ。

帰国の時が近づき、深夜便に乗るべくH兄のアパートを出てチャンギ空港へ行こうと、タクシーを待っていた時のこと。夜の流しのタクシーの数は決して少ないとは思えないが、なかなか捕まらない。5分経ち、10分近く経ってもなかなか捕まらない。誰も客は乗っていない車でも止まらない。
そうしているうちに、若い女性三人がこちらの前にやはり割り込み、車を捕まえようと手を挙げている。こちらは、もう10分以上こういう状態なのに、勝手に人の前に来るとは怪しからん。
少しは人の気持ちを思いやるセンシティビティを持たんかい!
どうもこの3人の女性、格好からして水商売のようである。何か言って勝てる相手でもないか?
しかし、勝手に前に並ばれ流石に感情的にもなる。増しては、帰国が絡んでおり、ここは簡単に譲れぬ状況もある。下手をすると、日本へ帰れなくなる。(それでも良いか?!)

姫兄が業を煮やして、交渉へ。
女性三人のうち英語を喋れるのは一人だけだったようだが、事情を理解して、先に譲ってくれる、と言う話になったらしい。何だ、意外に話せば分かるではないか、とも安心した。
いや、よく聞くと、どうも女性一人が実は車を呼んでおり、その車を譲ってくれる、という話が出ているという。当然と言えば当然だが、これは有難い、そろそろ少し焦り始めた頃だったから。

しかし、呼び出した車の運転手のおじさんは、これまたクセのある中国語でどうも「俺は空港には行きたくない」、と言っているようで、当初の予定通り、例の若い女性三人を乗っけて立ち去ってしまった。何や、やっぱり中国人は分からん、と思ったが、幸いその瞬間に空車のタクシーを捕まえることが出来た。