ごちゃ混ぜの国シンガポール（3） 宗教もごちゃ混ぜ Part-2

こちらがヒンズー寺院のすぐ隣にある中国寺院「観音堂」。

多くの人がひざまずいて一心に祈っている。
その前の広場では、花を売っているおばさんが多数出店を構えている。
午前中は人手はそう多くないが、夕方以降は相当数の人々が往来すると言う。
ヒンズーの世界は理解不能だが、こちらはまだ身近に感じることが出来る。


お寺の、向かって左脇には、椰子の実のついた如何にも南国風の大木がそびえている。
仏教寺院に椰子の木はどうみてもミスマッチであるが、もうこの国では何でも許せてしまうような気になってしまう。

ごちゃ混ぜの国シンガポール（2） 宗教もごちゃ混ぜ

H兄が棲家としているアパートの最寄り駅のひとつ、MRTブギス駅付近を歩くとヒンズー寺院（スリ・ヴィラマカリ・アマン寺院）がある。

中にはインド人が多数敬虔に礼拝行為に及んでおる。なかなか観光気分だけでは近づけない距離を感じた。
それにしても、何とも漫画チックなところのある建造物である。

その右横を見ると、中国寺院（クアン・イン寺院）がすぐ隣にある。建物自体もヒンズー寺院とは異なる緑と赤の中国寺院風で色彩感覚も全く違う。この辺は、線香の匂いとカレーの匂いが妙に入り混じったような空気で何とも日本人にとってはエキゾチック過ぎる場所である。日本で言えば、寺と教会が隣同士で並ぶことはまあ有り得ないと思うが、国土の狭いこの国では致し方ないのか。清濁合わせ飲む？共存共栄？　
いや、どうも近くには更にアラブ人街もあり、イスラム教のモスクもあるようだ。本当にごちゃ混ぜである。

いっそ日本からも神社仏閣や寺を少し持ってきて、一緒に並べてみたら面白いか。