心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

たまには精神分析しかも濃いヤツいっときますカイナ

2006-05-12 13:44:34 | 精神分析
『クライン‐ラカン ダイアローグ』,『The Klein-Lacan Dialogues』,『無意識の病理学―クラインとラカン』,『入門メルツァーの精神分析論考―フロイト・クライン・ビオンからの系譜』,『夢生活―精神分析理論と技法の再検討』などなど挙げつつ . . . 本文を読む

鬼気迫る作画に臨床の凄みを垣間見る

2005-12-24 04:07:00 | 精神分析
 クリスマス休暇真っ只中,聖書も福音書も手にすらとったこともないため,ジーザス・クライストと聞くと,『ジーザス・クライスト・トリックスター』くらいしか思い浮かばず,したがって,クリスマスにちなんだ書籍でも紹介できたら「お! サイパブ君,意外と気が利くねえ~」ってなるんでしょうが,とくに思い当たらず,それどころか,新刊でもない書籍を紹介しようとしているこの私。 . . . 本文を読む

日本全国の「関係」者各位に告ぐ

2005-11-30 16:17:09 | 精神分析
 恋のルサンチマンでおなじみ(?)のサイパブです。ええ,意味はありません。ご安心を。  で,唐突でなんですが,世界で一番「精神分析家」が多い国ってどこかご存じでしょうか? これ実はアメリカなんですよ。DSM-IVなんて派手な花火ぶち上げといて,まこと意外なんですが,そうなんですね。したがって,自然今でも現代精神分析理論の発展が,かの子繚乱しているのが,ユナイティッド・ステイツ・オブ・アメリカつうこ . . . 本文を読む

サイとパブの伝説~百鬼夜行編

2005-11-17 13:51:13 | 精神分析
 これまで,精神分析の本は結構紹介しておりますが,まだ1冊も出てなかったですね,ウィニコット。なんか最近微妙に,『抱えることと解釈』とか『小児医学から精神分析へ』とか,ウィニコットのオリジナルの復刊が盛り上がり気味のようですね。 ウィニコットの世界妙木 浩之 至文堂 2003-06売り上げランキング : 58857Amazonで詳しく見る by G-Tools  冒頭が北山修×妙木浩之の対 . . . 本文を読む

ノーマーク爆牌党あるいは分析の隠れ身

2005-11-04 13:49:21 | 精神分析
 どうもです。オヤジ(もちろん,チョイ不良オヤジ(by LEON)の方ですが,何か?)化が進んでいる以外の理由などないと思うのですが,枕詞との自律的呼応が顕著でありまして,「ノーマーク→爆牌党」とか「快調→ロプロス(怪鳥ね)」とか,もうどうしようもなく自生思考が働いてしまいますねえ。まあ単なる駄洒落を知的に権威付けしようとするという『AERA』のコピーの轍を踏むことだけは避けねばなりませんな。ああ . . . 本文を読む

え? こんな本出てたの?

2005-10-31 17:19:23 | 精神分析
 勉強不足を棚に上げ,おのれの心的現実における衝撃をそのままにお届け致します。すでに有名な本であったなら誠にあいすみません。なにとぞお見逃しくだされ。すべての外的現実をSplit offして(そうでもしないと辛すぎて……),レッツラゴンでございます。1992年の刊行と,かなり古い本であります。 もし、赤ちゃんが日記を書いたら ダニエル スターン, Daniel Stern, 亀井 よし子 . . . 本文を読む

ドン・キホーテ→講談→メルツァー

2005-10-27 13:23:57 | 精神分析
 今年はセルバンテス作の『ドン・キホーテ』が出版されて400年だそうです。それを機に(?),日本で3人目の全訳がこの度刊行された模様です。カバーおよび表紙の絵が堀越千秋さんで,非常にステキな絵なのですが,なぜかカバー写真を載せないアマゾン。 ドン・キホーテ セルバンテス, 荻内 勝之  さてこの刊行を記念して,訳者の荻内勝之先生による「お話と懇談会:ドン・キホーテは狂言なのだ」が開かれまして . . . 本文を読む

おどりゃクソ森的速報的気になった書籍

2005-10-21 13:23:19 | 精神分析
 「おどりゃクソ森」は,『はだしのゲン』の名(?)セリフ。そのメタファーは推して知って下され。 入門 メルツァーの精神分析論考  ―フロイト・クライン・ビオンからの系譜 キャセッセ著 木部則雄・脇谷順子訳 山上千鶴子解題 (岩崎学術出版社) というのが出ているとの情報をキャッチ。入門なのに,論考ですか……。ネット上ではデータなし。早く読んでみたいです。注目は「山上千鶴子解題」でしょうか . . . 本文を読む

クソテキトーなそういうフロイト好きにもピースだコノヤロウ

2005-10-12 13:50:48 | 精神分析
 どうも。psy-pubのキャップルお目付け役ことソレガシです。先立ても先立てとて,某書店の心理書コーナーを間抜け面下げて彷徨しておりましたら,とあるキャップルがソレガシの隣にピットインしまして,以下その会話の抜粋。  (前略)  男「心理学かあ,俺も昔興味あったよー」  女「へ~」  男「……」  女「……」  男「俺はフロイトとユングだったらフロイトの方が好きかな」  女「なんで~?」  男 . . . 本文を読む