菜園日誌

自給自足の野菜作り

空豆、ホウレンソウの発芽

2007年10月31日 | 家庭菜園

10月18日に種をうえた空豆、ほとんどの種が発芽。





ひとつ掘り出してみた、お歯黒の端のとがった所から芽と根が同時にでてきている。
種を植えるとき、お歯黒を下にすると言ったが、
お歯黒のとがった方の端を地表近くにして、
すこし斜めに植えるのが最良だ、
そうすると発芽した芽が真っ直ぐ最短で地表に出てこれる。





10月17日にまいた今年2回目のホウレンソウ、こちらも無事発芽して1週間、まだ双葉。




彼岸に蒔いた1回目のホウレンソウはもう15cmぐらいになっている。

エンドウ

2007年10月30日 | 家庭菜園

エンドウは3種類うえる、
左から中の実だけ食べるエンドウ、別名グリンピース、
莢と実の両方を食べるスナップエンドウ、
そして実が大きくなる前の莢だけ食べる莢エンドウ。
グリンピースとスナップエンドウは今年6月に自家採種したもの。

甘くてやわらかく、いくらでも食べたくなるグリンピースは、
冷凍保存しておけばいつまでも採りたててのままのおいしさ、
それでできるだけたくさん栽培したいのだが、
連作障害があるのでそうもいかない。
エンドウの他、インゲン、エダマメ、落花生、空豆、等
すべてのマメ科は連作できないので、
毎回、過去3~4年は栽培したことがない畝を探さねばならないからである。





オクラの後作の9mの畝に、グリンピース5.5m、スナップエンドウ2.5mを蒔く。
莢エンドウ1mは、オクラを3株だけまだ収穫中なので、
ポットで畝が空くまで育苗する。
株間30cm、一箇所5粒。最終2株に間引く。

グリンピースは、サツマイモの後作の畝にも4mほど植える予定。





種をまいた後、鳥につつかれないように、ネットをべた掛けする。

山芋 & むかご

2007年10月29日 | 家庭菜園

山芋の実、むかごです。
これを秋にとっておいて、翌年春に植えます。
1年すると長さ10~15cmぐらいになります。
それを種芋として次の年の春に,
別の場所に植え替えて2年越しで山芋を収穫します。




2年越しといっても、畑の回りのフェンスに絡みつけてほっておくだけ。





葉が枯れてから11~翌3月に収穫するのだが、
土を60cm~1mも掘って、芋を折らないように収穫するのは苦労する。
折ってしまうと日持ちしない。
山芋は連作障害が出るので2年は輪作が必要。





むかごが大量にとれた、大きなものは親指大。
もちろん食べられる、むかごおこわを作る予定。

干柿作り

2007年10月28日 | 家庭菜園

渋柿は今年不作である、黄色い実もまばらあるだけ。
10mぐらいある大木なので、高いところのは地上からは取れないので梯子をかける。




地上6mの柿木の上から。





250個ほど収穫、去年の1/3。





でも数が少ないぶん、実はおおぶりだ。
ひもに吊るせるよう枝をT型に切り、
皮むき器で一個ずつ皮をむく。





例年なら3,4日かかるが、何とか、夕方までに完成、
日当たりと風通りの良い、南向きの軒下に吊るす。


椎茸

2007年10月26日 | 家庭菜園

椎茸を今年初収穫。




3年前の冬に伐採された木をもらってきて、
市販されている、椎茸菌がついた円柱状の木片を、
ドリルで開けた穴に、1本あたり30~50個ぐらい打ち込んだ。

椎茸が生えてくるのは、その後椎茸菌が木全体に蔓延した1年後の秋から。
大小合わせてで14本、細い木だと3年、太い木だと7年ぐらい収穫できるらしい。




日照の調整と風による乾燥を防ぐため、すだれを天井と周囲にかけている。





生まれたばかりの椎茸、
木の樹皮を押しのけて、雲がわくように白いかたまりが出てくる。
傘の形は、その後に形成されていく。

モロヘイヤ 「野菜の王」

2007年10月24日 | 家庭菜園

今年のモロヘイヤの収穫は、
花が咲いた10月初旬ですでに終えているが、
写真は種を採るため残しておいたもの。

我が家では年々栽培量を増やしていて、
夏には絶対欠かせない定番野菜。
今年は30株ほど植えた。





野菜の中で、もっとも総合的に栄養価がすぐれていると言っても過言ではない。

栄養成分別野菜トップ10参照

それだけではない、たとえ栄養価が良くても、
シソやパセリはたくさん食べれないけど、
モロヘイヤは美味しいので一度にたくさん摂取できる、
さらに、害虫がつかないので無農薬で誰でも簡単に栽培できる、
まさに、野菜の王なのだ (不治の病にかかったエジプトの王様が、
モロヘイヤを食べると治ったというの言い伝えから、
アラビア語でモロヘイヤとは「王様の野菜」の意味)。






黄色い小さな花が咲いた後、細長いロケットのような莢が伸びてくる、
この莢のなかに深緑色の小さな種がたくさん入っている。

ただし種には毒があるので、けっして食べないように!




秋なす & 秋かぼちゃ

2007年10月23日 | 家庭菜園

秋なすがまだ元気。

4月に全部で12株植えた、中なす8株、、長なす4株。
8月に剪定すれば、新しい枝が出てきて、
9月10月に秋なすが収穫できる。





葉が、まだ濃い紫いろ、
例年なら,落ちたり変色しているのだが。





花も子実もついて、まるで9月の様相。
しかし、これから急激に寒くなるので、
花は実らないだろうし、
実も最後の収穫になる。




反対に、不作だったのが、秋かぼちゃ、
春植えのかぼちゃの収穫後同じ畝に、8月初頭に植えた、3株。
上段の畑に植えて、下段の畑の小屋の屋根に這わす。

9月下旬からの秋の涼しさが、初夏と似ているので栽培できるのだが、
しかし今年は10月初頭になっても一向に秋にならないままで、
うまく受粉しなかった。






ちょっと萎縮ぎみのが2個とれただけ、例年の三分の一。


オクラ

2007年10月21日 | 家庭菜園

オクラは例年ならすでに収穫終了している頃なのだがいまだ健在、これも記録的な残暑の影響。

今年は10mの畝に、株間40cmで25株ほど、五角オクラ15株と、丸オクラ5株を植えた。五角オクラの方は、9月末で収穫終了してすでにほかしたが、丸オクラはいまだ健在、丸オクラは、五オクラにくらべて収穫期間が長い、また五角オクラは、1日も採り遅れて、長さ10cmを越えてしまえば、硬くて食べれなくなるが、丸オクラは20cmになっても、まだ柔らかてく食べられる。






一番高いもので2.3mに、上段の畑から撮影。





これは1回目の丸オクラの先端、もうすぐ収獲終了。
収穫した茎跡を上から下まで数えると57あった、
25株うえたので、この夏1000個近く収穫したかもしれない。




これは5月の連休明けにうえた2回目の丸オクラ、
高くなりすぎて手がとどかない.




根元の幹は大きなもので5cm以上ある、まるでオクラ木だ。




しかし野菜とはおもえない、おおきくて愛らしいオクラの花。



秋アスパラガス

2007年10月21日 | 家庭菜園

アスパラガスがたくさん出ているのを発見、
旬は4~5月なのだが、10月初旬の異常な残暑のお年玉。




一度うえると10年ぐらい収穫できるという、畑のいちばん隅に植えたのはいいが、
わずか4mに16株で超過密状態、10年先を見越して半分にするべきだった、
お年玉いらないから、そのぶん長生きしてね!

でも、せっかくの御好意を無駄にするのももったいないので。。。





これは、アスパラガスの実、
種がなかに4~6個入っている、
食べてみると甘い。

初蕪

2007年10月20日 | 家庭菜園

蕪は3種類を3回にわけて蒔いた、
これは9月1日種まきした10,11月取り、奥が大病ひかり蕪で、
手前は漬物用の赤くて細長い日野菜蕪。




こぶし大の大病ひかり蕪を初収穫した。




9月中旬蒔き、年末頃から収穫の早生大蕪、10株、大きくなるので、株間40cmぐらい必要。




10月初頭に蒔いた、12月~翌年2月取りの、大病ひかり蕪、奥が日野菜蕪。





二回目の間引きをする、
隣どうしの葉と葉が触れない程度に、混んでいるところをまびく、
もう一回間引いて、最終的に株間を、10cm~15cmぐらいにする。




間引き菜、柔らかいので、おひたしや汁の具何にでも使える、茎が紫のが日野菜蕪、浅漬けにいい。


空豆

2007年10月19日 | 家庭菜園

莢が空にむかって実るので、空豆、なんてシンプルで美しい命名だろう。

今年収穫した一寸空豆を、一晩水につける、
一寸は約3cmだが、水を吸うと大きく膨らみ、
大きなものは4cm程にもなっている。





空き畝ができるまで、ポットで育苗し移植する。

お歯黒といわれる(歯と言うよりも爪のようだが)黒いスジを下に向けて、
種を蒔くというより土の中に挿しこむ、
ちょっとだけお尻がみえるぐらいでいい。





発芽しない種もあるので予備もいれて70ポットほど蒔いた、
発芽温度は15~20℃とホウレンソウと同じ、
新聞紙をかけて発芽するまで、日のあたらない涼しいところに置く。

あたりまえのことだが、一般的に真冬に収穫する野菜は発芽温度が低く、
夏に収穫する野菜は発芽温度が高い、9月から10月中旬にかけては、
秋冬野菜の植え付けで一番いそがしい時だが、気温も季節の変わり目だから、
時には真夏の気温に戻ったり、急に冷たい寒気が入ってきたりと、
気候変動も激しい。
少し涼しくなったので、ホウレンソウを蒔いたのはいいが、
急に夏の天気にもどって、そのまま発芽がおくれている間に、
苗床が乾燥してしまったり、逆に大雨にあって土が硬くなったり、
虫や鳥に食べられたり、腐ったりで、結局発芽しないことがままある。
さりとて、発芽温度まで気温が下がるのを待っていては、10月中旬以後は、
急激に気温が下がってくるので、今度は逆に、
発芽の最低温度を下回って発芽しなかったり、
発芽しても、気温が低いので極端に成長が悪くなる。





空豆は、ただいま収穫中のサツマイモの後作に植えるのだが、
まだ収穫は始まったばかり、サツマイモが収穫終了するのは12月になってだ、
とりあえず畝が空いた所だけ30ほど直播した、
また空豆は連作に弱いので毎年植える場所を変えねばならない、
3年は同じ場所に植えないようにする。
写真の手前が去年空豆を植えたところ、今年はその向こうから奥に7mぐらい植える予定。

サツマイモの後作としては空豆のほかにも、エンドウ、玉ねぎを植える。

ホウレンソウ & オッパッピー

2007年10月18日 | 家庭菜園

この秋2回目のホウレンソウの種まき、
写真の手前は1回目のホウレソウ、
今日は、同じ畝の奥側、鶏がいつも砂あびしている所に蒔く。





1回目のホウレソウ、
すでに混んだところを一回間引いた、
お彼岸の頃蒔いたので3週目になる。

ホウレンソウもターサイと同じで霜にあたるほどにうまく甘くなる。
またスーパーで売っているハウス栽培と違い、
冬場に直射日光と何度も霜にあたった濃緑な露地ホウレンソウは、
栄養価も格段に良い。





今年自家採種した種、
春植えホウレンソウを数株ほど、5月まで残しておくだけで
数え切れないほど種が取れる。





東洋種の種には角のような鋭いとげがあって、
握ると手に突き刺さる。






ホウレンソウは固い殻につつまれていて発芽に時間がかかるので、
1~2日ほど水につけてから蒔く。
また発芽温度も15~20℃と低いので、暖地で10月以前に蒔くには失敗しやすい、
たとえ10月過ぎても、直射日光かあたる畑の地表の温度は非常に高い、
特に今年のように10月初旬になっても、この地方では30℃近い日が続いたので、
種をそのまま蒔いてもうまく発芽しない。

1~2日水につけた後、必ず20℃以下のずずしい所で、
湿らせた布にくるんで4~5日置き、
小さな白い芽がちょっこんと顔をのぞかせてから植えるといい。





1回目のとき耕して施肥ずみだが、もう一度軽く耕やしはじめるが・・・
居座ったまま一向にどいてくれない・・・・





毎日砂あびをするのが日課
寝転がって足で土を自分の羽の中に掻き入れ、
体を地面に何度もこすりつける、
きもちよさそうに半時間もやってる。

ねえ、ホウレンソウ植えたいんだけど・・どいてくんなーい?


「やなこった!
そんなの関係ない!
そんなの関係ない!
そんなの関係ない!
オッパッピーコケコッコー」


しかたなく強制退去。。。





しかし写真を撮るスキを突いて、乱入・・・・・

15cm間隔でまき溝をつける、蒔き床の温度ができるだけ低くなるよう、
また乾燥しないよう、気温が高い時期ほど溝を深くするのがこつ、
種を蒔く前にたっぷり全面に散水する。





2~3cm間隔で種を植える(株間10cmぐらいになるまで間引きながら収穫する)
ふるいにかけた、細かな土を種の厚みの倍ほどかけて軽く鎮圧後、
かぶせた土が軽く湿る程度にジョウロで散水したら、オッパッピー、ちがった、OK。





オッパッピー対策にネットを張る。





使い古したベットシーツを、
ネットのうえから発芽するまで、かぶせて置く。
こうすることで日光を遮断して畝の温度も下げてくれるし、
畝が乾燥しないので、発芽するまで水をまく必要がない、、
また発芽したばかりの小さな芽を突然の豪雨から守ってもくれる。

オッパッピーがいなければ発芽するまで新聞紙を畝に直接かぶせるだけで、OK牧場なんだけど。。。

ターサイ

2007年10月17日 | 家庭菜園

9月下旬に種まきし3週間育苗したターサイをうえる。





株間40cmで千鳥植え、24株、
今は小松菜のような外観だが、
真冬になると一変する、肉厚で濃緑な葉が、
まるで地面に花が咲いたようにひろがる。
寒さに非常に強く、霜にあたるほどおいしくなる。

まだまだマイナーな中国野菜なのだけれど、
あくがなく葉菜の中で味覚は最高にいい、
油でいためてシンプルに塩か醤油だけで、
満足できる一品料理だ。

一種で二度、いや三度おいしいブロッコリー

2007年10月16日 | 家庭菜園

八月初めに種を蒔き八月末に定植したブロッコリー、30株、
背丈が80cmにもなり、トンネルのアーチの支えは埋没し、
防虫ネットは押し上げられてしまっている。




シメタとばかりに、モンシロチョウがネットの中で卵を産み付けている。

ブロッコリーは11月~12月にかけて、
スーパーで普通にみかける大きな頂花蕾を収穫する、
しかしそれ以後、スーパーの野菜売り場には並ばないが、
脇枝からこぶし大からピンポン玉ぐらいのものまで、
たくさんの側枝花蕾が3月末まで収穫できる、
家庭菜園にはもってこいの息の長い野菜だ。





だけどそれだけではない、さらにそれを5月まで畑においておくと、
たくさんの種を取ることができる、それをスプラウトで食べるのだ。
写真は今年採った種、、わずか2~3株残しておくだけで、
年間のスプラウトをまかなえるほど、何千という種を取ることができる。

スプラウトとはカイワレ大根のように
種から発芽したばかりの新芽野菜のことだ、
なぜブロッコリースプラウトなのか言うと、
がん予防成分が大量にふくまれているらしいのだ。
ためしてガッテン!に詳しい





暖かい間は直接畑や写真のようなポットに種をまいてもいいし、
家の中で栽培するなら、スプラウト専用の栽培容器も売っているが、
水を含ませた脱脂綿かスポンジみたいなものを器に入れてまいてもいい。

冬野菜の横綱が大根と白菜なら、
家庭菜園にとって三度おいしいブロッコリーは、
横綱を負かすほどの大関候補だ。


丹波黒大豆のエダマメ、秋取りスイートコーン、

2007年10月15日 | 家庭菜園

玉ねぎを収穫後7月に後作として植えた丹波黒大豆、
半分以上はエダマメとして食べ、残りは煮豆と来年の種。





質より量で40cm間隔で密生して植える、
しかも植えっぱなしで追肥もしないので、
本場丹波の乾物大豆で直径1.5cmもあるような
良質で巨大な大豆は絶対とれないが、
エダマメとして食べる分には贅沢な一品。





ジャガイモ収穫後、8月初めに後作に植えた秋取りのスイートコーン、
生で食べれるほどやわらかくて非常に甘い、、ネットはカラス除けのため。





食べきれないぶんは軽くゆでて、実だけそいで冷凍保存する、
甘さはもぎたてのままだ。




エダマメは莢によりばらばらに成熟してくる、
だから根っこごと引き抜いては収穫しない、
食べごろの熟した莢だけむしってとれば何回にも分けて長く収穫できる、
家庭菜園だからこそできる。

この時期とりたての丹波エダマメとスイートコーンと
もち米で大好物の蒸しおこわをよく作る、
もち米の風味とエダマメのタンパクさと
スイートコーンの甘さがかみ合ってすごくおいしい。