菜園日誌

自給自足の野菜作り

空豆

2007年10月19日 | 家庭菜園

莢が空にむかって実るので、空豆、なんてシンプルで美しい命名だろう。

今年収穫した一寸空豆を、一晩水につける、
一寸は約3cmだが、水を吸うと大きく膨らみ、
大きなものは4cm程にもなっている。





空き畝ができるまで、ポットで育苗し移植する。

お歯黒といわれる(歯と言うよりも爪のようだが)黒いスジを下に向けて、
種を蒔くというより土の中に挿しこむ、
ちょっとだけお尻がみえるぐらいでいい。





発芽しない種もあるので予備もいれて70ポットほど蒔いた、
発芽温度は15~20℃とホウレンソウと同じ、
新聞紙をかけて発芽するまで、日のあたらない涼しいところに置く。

あたりまえのことだが、一般的に真冬に収穫する野菜は発芽温度が低く、
夏に収穫する野菜は発芽温度が高い、9月から10月中旬にかけては、
秋冬野菜の植え付けで一番いそがしい時だが、気温も季節の変わり目だから、
時には真夏の気温に戻ったり、急に冷たい寒気が入ってきたりと、
気候変動も激しい。
少し涼しくなったので、ホウレンソウを蒔いたのはいいが、
急に夏の天気にもどって、そのまま発芽がおくれている間に、
苗床が乾燥してしまったり、逆に大雨にあって土が硬くなったり、
虫や鳥に食べられたり、腐ったりで、結局発芽しないことがままある。
さりとて、発芽温度まで気温が下がるのを待っていては、10月中旬以後は、
急激に気温が下がってくるので、今度は逆に、
発芽の最低温度を下回って発芽しなかったり、
発芽しても、気温が低いので極端に成長が悪くなる。





空豆は、ただいま収穫中のサツマイモの後作に植えるのだが、
まだ収穫は始まったばかり、サツマイモが収穫終了するのは12月になってだ、
とりあえず畝が空いた所だけ30ほど直播した、
また空豆は連作に弱いので毎年植える場所を変えねばならない、
3年は同じ場所に植えないようにする。
写真の手前が去年空豆を植えたところ、今年はその向こうから奥に7mぐらい植える予定。

サツマイモの後作としては空豆のほかにも、エンドウ、玉ねぎを植える。