想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

会話。

2023-03-28 17:37:00 | 日記
1か月ぶりのじいの面会。たった10分の為に、朝、地獄のような時間を乗り越え行ってきた。メルカリを郵便局で発送してから温泉郷へ。まずはセブンでお昼ご飯ののり弁を買う。人気のない足湯スポットへ移動してランチ。その後、温泉。パーカーだと寒いけど、春コート着ると暑い陽気。咲き始めた花の写真を撮って歩いた。じいに見せて時間を稼ぐ為に。一方的に10分のおしゃべりは地味にキツイ。とにかく何の事件も起きない生活を送っているので、報告することもない。身近で変わっていくものといえば、四季の移ろいくらいだ。じいは外の景色も見れないから、とりあえずは花を撮って歩いた。

 で、いざ面会。いつものようにテーブルとアクリル板越しの対面、看護師さん付きで、地味にストレスを感じていると、

 じいが喋った。

「変わりないか?」
「えー? 喋れるの?!」

  超絶、びっくり! 束の間、呼吸器外して、リハビリの成果見せてくれた。色々聞いてくれたので、話も弾んで、撮れた花の写真も見せたり、近所のことも話したり。あっという間に終わってしまった。話の腰を折るように、看護師さんがタイムアップを告げてきた。…チッ。せっかく会えたのにね。でも、家の周りの風景も見てみたい様子なので、次は近所の写真も撮ろうと思う。桜も咲くから、上田城の桜祭りも行くかなぁ。
 …うん。久しぶりに、良かったと思ったよ。朝は死ぬほどしんどかったけど。頑張って良かったし、生きていて良かった。私は大体気分が沈んでいる人だから、今日のように気分がパァっと晴れることは珍しい。久しぶりに、ルンルン言いながら家に帰った。









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