雨になった。
約束していた仕事に、猛然と出たくなくなり、
父のこともヘルパーさんに頼んで、
ギリギリまで、
布団に入っていた。
そしたらいつの間にか、雨が落ち始めて。
仕事中止の連絡。
こんなことじゃ、いけないのに。
父はデイケアだったので、
介護ベッドに寝転んで、
時間が過ぎるのを、恐れた。
安定剤を、4回分飲んだけど、
眠気もこない、
胸の苦しみも薄れない。
詐欺め…。
私を眠らせろ。
あといくつ飲めば、眠れたんだろう。
ふいに涙が溢れてきて、
「ふわあああああ…」と、力なく泣いた。
涙が、すごく熱くて、驚いた。
熱い涙が、おもしろいくらい流れた。
いつもの生活が、このまま続いたらいいのに。
贅沢もしないし、
もう欲張ったりしないよ。
…神様。
神様のような友人がメールをくれた。
また、泣いた。
…神様。
もう時間が、あまりないよ。
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