想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

名を成せ。残せ。4時間、汗と血を流し続けた。もう赦されない。

2017-05-19 17:49:12 | 日記

教育的 指導です


清掃員の長と共に いつものエリアに入ってゆく

この一か月やって来たことは 何だったんだろう

私の行う清掃など 清掃とは云えない

最初の衝撃が ホットフラッシュを招き

それ以降 断続的に 絶望的に 汗が流れ続いた

廊下に 病室の床に ポトポト 滴り落ちるのだ

眼鏡が 役に立たない

髪の毛も 背中も 腕も 足も びっしょり

まるで 河に落ちたかのように

そして こんな時に 子宮が 激しいデトックスを開始した

嫌な痛みと 熱い血液が溢れだすと共に ウーっとなった

4時間 汗と 出血が 激しく続き

すぐに ドリンクはなくなるし

吐き気がするし 眩暈がした

私の異常な状態を見た長は 「大丈夫? 夏はもっと酷な暑さになるわよ」

見てて気の毒になる と 飲み物を分けてくれた

でも 教育的指導は続く

換気扇 窓枠 水や空気が流れるような 無駄のない動き

小さなスペースの隅っこ ゴミ箱の蓋 排水溝の中 …

そんなところまで 指導は受けてなかった

すべきことが 倍になった気がした

全て 見落としてしまいがちな事

それを全て 指摘され 叩きこまれる

これこそが 掃除する ということ

私の 「舐めた掃除」なんて 遠く及ばない境地

金属製のドアの取っ手は この色の雑巾と洗剤

こちらは 別の色の雑巾と洗剤

全てをやるのは 時間内では無理 と云われた

でも 全部 やってやると 想ってしまった

このエリアは 恵まれているんだ

私は 完璧なものを求めたい

あと1時間あったら 倒れていたかも知れない

でも 最後は 笑って終えた

掃除って 奥が深いデスネー

また指導して下さいと云って 別れた

その後 トイレに直行

なんか 臓器がひとつ溶けて流れ出たという惨状だった

制服に漏れ出さなくて良かった

そして 1リットルくらいの水分を摂った

ターニングポイント と云っても過言ではない 日になった気がした

絶対 あのエリアは 攻略してやる!

「終わった~!! 帰って 洗濯しよ~!!」

って 元気いっぱいよ。













コメント
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