想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

ぼんも すぎて。ゆらゆら あゆむ。

2015-08-17 15:07:09 | 日記

急に 涼しくなりました

これなら 夕飯に お味噌汁が いただけそうだ

意識は まだ 暑い 房総の海に在りました

昨日 母のことを考えてしまったせいか

私がしたかったこと 行きたかった場所

それが 房総

母は お姉ちゃん子でしたから

理想の移住先は 千葉

凄く 素敵な 病院もあって

海がきれいで

おいしいお魚を買いに 母の車いすを押して 出かけていたのです

市場のおじさんと 気兼ねなく話す社交的な母がいて

おいしいお魚 煮つけにしましょうね と 話して

次は 野菜を買いに行って …

おいしくご飯を食べて 早目に寝る

昨日は月が出ていて 窓を開けて眠りました

母と手をつないで 近い未来に「死」があっても

明日は何をしようか お姉さんに会いに行こうか また 海に行こうか

何をしたっていい

私たちは 毎日浮かれていて 

でも 母は心配するのです

「私が死んだら 貴女は 独り責められて 居場所もなくて 大変だよ」

そんなことは どうでもよかった

今 母とこうしていられれば

私は何も怖くない

親戚には 「病気の母を 父が強制的に働かせるから逃げた」と

本当のことを云えばいい

それを責める人は きっといない

葬儀を終えたら 私は家を出る

K家の墓にも入らないよ

海に 還りたいな

山でもいいな

自由になりたいな

この重たい身体を手放したら どんな風に 動けるんだろう … ?

でも それは ただの夢 妄想

私は 独り泣いた

母はいない

後悔だけが 胸に残る。




 













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