*単行本19巻までに含まれていない本誌ネタバレがあります。
*市丸さんどころかイヅルもかなり酷い人です。テーマが「狂気」ですので苦手な方はご覧になることをお薦めしません。
*しかしベタ甘です。甘々に免疫のない方もご注意下さい。(意味分からん)
鬱血する思慕。
血溜まりに一筋の光が舞い、イヅルの視界の端を掠めた。それが上司の細い髪であることは理解出来たが、そのまま視線をそちらに向けることはない。ただ顔を下に向け、血に堕ちた骸を見下ろすだけだ。それはむしろ凄艶な美しさを醸し出しているようにも見えた。美しさというものは、必ず狂気を秘めているものだ。それはギンが最もよく知っていた。
「…何なんイヅル、そいつら。」
「何ということもありません。骸です。」
どういった者達であったのか、なぜイヅルが殺める必要があったのか。そういったことを答えるつもりはないらしかった。ただイヅルは、それを一人の人間としてではなく固有名詞としてとらえ、ギンに伝えたに過ぎない。ギンは無意識に舌打ちを返し、何を思ったのかその死体を更に切り刻んだ。もはや誰とも分からない塊になってしまっている。しかしイヅルがそれに驚くことはなかった。
「なぜそこまでなさいます。これは僕が理もなく致したことであって、隊長が庇われるようなことではございませんでしょう。」
「ええよ別に。ボクが言わへんかったら分からんことやし、こいつらは席もない平隊員や。お前が一生わけ教えんでもええ。でもな、イヅルが今拘置されてもうたら困るんよ。」
ぐ、と押し留まり、イヅルは訝しげな表情を見せる。副隊長というものは、いつでも代わりの利く役職であると言われる。斬って捨てたとしても、またすぐに別の者が同じ任に就く。それは一重に、隊長とは違い副隊長には卍解会得の義務が存在しないからである。しかし、ギンはそれでもイヅルを必要とするのか、とやや不信感を隠せなかった。
「僕はそこまで需要のある人間ではございませんよ。」
「それ、本気で言うとんの?」
「少なくとも、あなたに対しては。」
隊員からの人望はそこそこにあると自覚している。事実上三番隊の事務処理を多く担当しているのはイヅルであるから、他隊からの支持も篤い。しかし自分はギンに大事にされる存在などではないと思っている。いや、それには少々語弊があるかもしれない。おそらく大事にはされているのだ。しかし、戦闘要員として、最後まで共に連れ添う相手と思われてはいないだろう。イヅルは何度も自分にそう言い聞かせ、また思い知らされてきたのだから。
「ええかイヅル、お前は強い。ただ、なあ、お前の欠点は、心根のうつくしいところや。」
「またあなたはそんなことを。」
ご冗談を、と言いながら、またこの男は、とも思う。全くもって矛盾している。大した理由もなくただ突っかかられたというだけで、こんなにも容易に男数人を殺める自分を真っ直ぐに見て言うのだから始末に終えない。生かしておくことも出来たのにも関わらず、イヅルはあえてこの男達を殺した。しかも侘助で首を刈るという比較的苦痛を与えずに済むやり方ではなく、最後まで刀で斬り付けるという凄惨なやり方で、だ。そんな残酷なイヅルを知っているのに、なぜかギンはいつもイヅルのことを美しいと称す。
「いつまでそんなことを仰るおつもりですか。だからあなたは狂っているのだといつも言っているでしょう?」
イヅルはそんなギンの言葉を聞く時に、ためらうことなく『狂っている』と言い放つことがある。しかしそれはイヅルにとっては感謝と賛美の言葉なのだ。イヅルを愛するギンにはたまらない幸甚を覚えるし、何よりも狂っているギンは最も美しい生き物であるとイヅルは思う。そんなことを考える自分も狂っているのだろうが、とも。
「狂っとる、なあ。」
ギンはその言葉を聞きながら、随分前のイヅルとのやり取りを思い出していた。あれは確か、イヅルが副官になって間もない時の話である。今よりも更に不安定で、何者も信用していなかったイヅルと、同様に何者も信用していなかったギンの、契約の日である。
丁度隊長と副隊長のみで残業を行っている時だった。イヅルは、何事もなく筆を動かしているギンを見据えて、突如として言った。
「あなたは、本当に僕が副官で宜しかったのですか?」
何を言われているのかわけが分からず、ギンは細められた目を僅かに開いて驚愕した。今まで副官に選ばれた者というのは、大抵そんなことを気にしなかったし、まして聞いて来るなどということはあり得なかった。ただ自分が副官であるということだけを自覚し、決して逆らわぬようにして職務を遂行している者達ばかりだったのである。
「こらまた珍しなあ。…あかんて言うたらどないするつもりやの?」
「僕ではならないと仰っても、副官を辞める戸言うことは致しません。しかし、どうしてもお伺いしておきたかったのです。…あなたは僕の本性にお気づきでしょう?」
「せやねえ、よお知っとる。誰でも捨て置ける冷たい子やて知っとるよ。…でもなあ吉良君。ここぞっちゅう時には弱い子やていうのも知っとるんや。」
ギンの言葉に、今度はイヅルが狼狽した。それは驚愕の意ではなく、明らかに不快感を伴った意であった。弱い、と言われたことがそんなにも気に喰わないのか、とギンは少々苦笑した。
「…市丸隊長、僕はいざとなれば、この湯飲みに毒を混入することも出来るのですよ。」
イヅルはこともあろうに比較的仲の良い三席の机に置かれた湯飲みを指差している。今湯飲みの中には何もないが、勤務中にもしイヅルが茶を淹れたとなれば喜んで飲むだろう。しかし、ギンはその申し出に嘲笑を返した。
「やってみい。言うとくけどな、知ってて止めんかったボクも共犯になるんやで。」
「…ならばお止めになれば宜しいでしょうに。」
「あかんな。イヅルがしたい思うてやることならボクは止めへんよ。」
「そんな…。」
次の言葉を発しようとした瞬間、ギンが遮るようにして軽く唇を塞ぐ。イヅルの手を緩く握り押し留めてやってから、華奢な体躯の背にささやかに腕を回した。
「なあイヅル、ボクはいつでも、お前の共犯者になったるよ。」
イヅルが望むことならば、彼が例え誰を殺めようと沈黙することをギンは選ぶ。イヅルがその選択をした上で、どんなに寂しい想いをしたのか全て知っているからである。孤独はギンが最もよく知っている。脆弱な身体を抱く腕を強めながら、そんなことを思った。
「最後まで、ボクが護ったるから。」
気付けば、ギンの胸に隠れるようにして嗚咽が響いていた。声を上げればいいものを、イヅルはそれを必死に拒む。途切れ途切れに言葉を紡いでいることにも気付き、ギンがそれを聞き取ろうとすると、小さく「ごめんなさい」という声が聞こえた。
誓いを立てよう。僕は最後まで君が生きることが出来るように選択をするから、君は僕を最後まで信じていてくれ。
イヅルはあの頃から何も変わっていないように見えるが、実質何かが変化している。ギンのことを信頼するようになった。人を殺めることも、やむを得ない場合にしか行わなくなった。今ギンの目の前に繰り広げられている光景はそれとは矛盾しているが、おそらくそれは昨夜ギンがある決断を下したためである。それを聞いていたのであろう。
「イヅル、ボクはあの頃から変わっとらんよ。」
今でも変わらず、イヅルを護りたいと思っている。それだけはおそらく、この先未来永劫変化することはない。しかしイヅルは、今まさしくギンに変化を求めていた。
「それでは嫌です。市丸隊長…護って下さらなくとも結構ですから、僕が生きられるような選択をなさらなくとも結構ですから、どうかお連れ下さい。」
ギンは、この先イヅルを共に連れることを拒んだ。それはギンにとっても辛い決断であったが、あの誓いを守ることを思えば、そうすることしか出来なかった。しかし、イヅルはそれに納得しないであろうということも分かっていた。
「あかん。…なあイヅル、あん時約束したやろ?」
「はい。…例えあなたがどんな選択をしようとも、僕はあなたを信じると。」
「せやからな。帰りを待て、て言うとるんやけど。」
やや勝手な言い分に怒りを覚えたが、ギンがあまりにも優しい表情をしていたので、イヅルは何も言わずに黙っていた。ギンがどんな想いを抱いているのか知っているのに、こんなことをしでかすのは卑怯ではないのか。副官失格ではないのか。そんなことばかりが頭の中を交錯する。
「市丸隊長…市丸、隊長…!」
何度も何度も、同じ名ばかりを繰り返す。そのままギンを倒れ込むようにして抱き締め、控えめに袖を握り締めた。
「もしボクが生きて帰られたら…そん時は。」
「もし、ではなくて…!」
イヅルの口を再び手で制してから、ギンが続ける。
「そん時は…二人で死のか。」
帰った時にすぐ、という話ではない。つまりは、共に添い遂げろという意味である。イヅルはその意味を素早く掴み、ふいに目を伏せて微笑んだ。幸福感の滲み出ている笑みだった。
二人から溢れた狂気が、鮮やかな血の色をして空を舞った。
誓いを立てよう。僕は最後まで君が生きることが出来るように選択をするから、君は僕を最後まで信じていてくれ。
最終的に行き着くものが死に変わりなくとも。
【完】
あとがき
思わず読んだ後に「市丸さんあまーい!!」とちゃぶ台ひっくり返しながら叫びたくなるようなウザさですね!(にこ!)←スピードワゴン。(笑)
精神的に狂気じみたイヅルもいけるくちです。(コラ)いやためらいなく人殺しをするイヅルという意味ではなく、普段は市丸さんに従順であっても時に女王様に大変身といいますか。(笑)
しかしそれを大人の余裕で受け止めてやる市丸さんはもっとツボだったりするんですよね、というお話。(ぇえ)
*市丸さんどころかイヅルもかなり酷い人です。テーマが「狂気」ですので苦手な方はご覧になることをお薦めしません。
*しかしベタ甘です。甘々に免疫のない方もご注意下さい。(意味分からん)
鬱血する思慕。
血溜まりに一筋の光が舞い、イヅルの視界の端を掠めた。それが上司の細い髪であることは理解出来たが、そのまま視線をそちらに向けることはない。ただ顔を下に向け、血に堕ちた骸を見下ろすだけだ。それはむしろ凄艶な美しさを醸し出しているようにも見えた。美しさというものは、必ず狂気を秘めているものだ。それはギンが最もよく知っていた。
「…何なんイヅル、そいつら。」
「何ということもありません。骸です。」
どういった者達であったのか、なぜイヅルが殺める必要があったのか。そういったことを答えるつもりはないらしかった。ただイヅルは、それを一人の人間としてではなく固有名詞としてとらえ、ギンに伝えたに過ぎない。ギンは無意識に舌打ちを返し、何を思ったのかその死体を更に切り刻んだ。もはや誰とも分からない塊になってしまっている。しかしイヅルがそれに驚くことはなかった。
「なぜそこまでなさいます。これは僕が理もなく致したことであって、隊長が庇われるようなことではございませんでしょう。」
「ええよ別に。ボクが言わへんかったら分からんことやし、こいつらは席もない平隊員や。お前が一生わけ教えんでもええ。でもな、イヅルが今拘置されてもうたら困るんよ。」
ぐ、と押し留まり、イヅルは訝しげな表情を見せる。副隊長というものは、いつでも代わりの利く役職であると言われる。斬って捨てたとしても、またすぐに別の者が同じ任に就く。それは一重に、隊長とは違い副隊長には卍解会得の義務が存在しないからである。しかし、ギンはそれでもイヅルを必要とするのか、とやや不信感を隠せなかった。
「僕はそこまで需要のある人間ではございませんよ。」
「それ、本気で言うとんの?」
「少なくとも、あなたに対しては。」
隊員からの人望はそこそこにあると自覚している。事実上三番隊の事務処理を多く担当しているのはイヅルであるから、他隊からの支持も篤い。しかし自分はギンに大事にされる存在などではないと思っている。いや、それには少々語弊があるかもしれない。おそらく大事にはされているのだ。しかし、戦闘要員として、最後まで共に連れ添う相手と思われてはいないだろう。イヅルは何度も自分にそう言い聞かせ、また思い知らされてきたのだから。
「ええかイヅル、お前は強い。ただ、なあ、お前の欠点は、心根のうつくしいところや。」
「またあなたはそんなことを。」
ご冗談を、と言いながら、またこの男は、とも思う。全くもって矛盾している。大した理由もなくただ突っかかられたというだけで、こんなにも容易に男数人を殺める自分を真っ直ぐに見て言うのだから始末に終えない。生かしておくことも出来たのにも関わらず、イヅルはあえてこの男達を殺した。しかも侘助で首を刈るという比較的苦痛を与えずに済むやり方ではなく、最後まで刀で斬り付けるという凄惨なやり方で、だ。そんな残酷なイヅルを知っているのに、なぜかギンはいつもイヅルのことを美しいと称す。
「いつまでそんなことを仰るおつもりですか。だからあなたは狂っているのだといつも言っているでしょう?」
イヅルはそんなギンの言葉を聞く時に、ためらうことなく『狂っている』と言い放つことがある。しかしそれはイヅルにとっては感謝と賛美の言葉なのだ。イヅルを愛するギンにはたまらない幸甚を覚えるし、何よりも狂っているギンは最も美しい生き物であるとイヅルは思う。そんなことを考える自分も狂っているのだろうが、とも。
「狂っとる、なあ。」
ギンはその言葉を聞きながら、随分前のイヅルとのやり取りを思い出していた。あれは確か、イヅルが副官になって間もない時の話である。今よりも更に不安定で、何者も信用していなかったイヅルと、同様に何者も信用していなかったギンの、契約の日である。
丁度隊長と副隊長のみで残業を行っている時だった。イヅルは、何事もなく筆を動かしているギンを見据えて、突如として言った。
「あなたは、本当に僕が副官で宜しかったのですか?」
何を言われているのかわけが分からず、ギンは細められた目を僅かに開いて驚愕した。今まで副官に選ばれた者というのは、大抵そんなことを気にしなかったし、まして聞いて来るなどということはあり得なかった。ただ自分が副官であるということだけを自覚し、決して逆らわぬようにして職務を遂行している者達ばかりだったのである。
「こらまた珍しなあ。…あかんて言うたらどないするつもりやの?」
「僕ではならないと仰っても、副官を辞める戸言うことは致しません。しかし、どうしてもお伺いしておきたかったのです。…あなたは僕の本性にお気づきでしょう?」
「せやねえ、よお知っとる。誰でも捨て置ける冷たい子やて知っとるよ。…でもなあ吉良君。ここぞっちゅう時には弱い子やていうのも知っとるんや。」
ギンの言葉に、今度はイヅルが狼狽した。それは驚愕の意ではなく、明らかに不快感を伴った意であった。弱い、と言われたことがそんなにも気に喰わないのか、とギンは少々苦笑した。
「…市丸隊長、僕はいざとなれば、この湯飲みに毒を混入することも出来るのですよ。」
イヅルはこともあろうに比較的仲の良い三席の机に置かれた湯飲みを指差している。今湯飲みの中には何もないが、勤務中にもしイヅルが茶を淹れたとなれば喜んで飲むだろう。しかし、ギンはその申し出に嘲笑を返した。
「やってみい。言うとくけどな、知ってて止めんかったボクも共犯になるんやで。」
「…ならばお止めになれば宜しいでしょうに。」
「あかんな。イヅルがしたい思うてやることならボクは止めへんよ。」
「そんな…。」
次の言葉を発しようとした瞬間、ギンが遮るようにして軽く唇を塞ぐ。イヅルの手を緩く握り押し留めてやってから、華奢な体躯の背にささやかに腕を回した。
「なあイヅル、ボクはいつでも、お前の共犯者になったるよ。」
イヅルが望むことならば、彼が例え誰を殺めようと沈黙することをギンは選ぶ。イヅルがその選択をした上で、どんなに寂しい想いをしたのか全て知っているからである。孤独はギンが最もよく知っている。脆弱な身体を抱く腕を強めながら、そんなことを思った。
「最後まで、ボクが護ったるから。」
気付けば、ギンの胸に隠れるようにして嗚咽が響いていた。声を上げればいいものを、イヅルはそれを必死に拒む。途切れ途切れに言葉を紡いでいることにも気付き、ギンがそれを聞き取ろうとすると、小さく「ごめんなさい」という声が聞こえた。
誓いを立てよう。僕は最後まで君が生きることが出来るように選択をするから、君は僕を最後まで信じていてくれ。
イヅルはあの頃から何も変わっていないように見えるが、実質何かが変化している。ギンのことを信頼するようになった。人を殺めることも、やむを得ない場合にしか行わなくなった。今ギンの目の前に繰り広げられている光景はそれとは矛盾しているが、おそらくそれは昨夜ギンがある決断を下したためである。それを聞いていたのであろう。
「イヅル、ボクはあの頃から変わっとらんよ。」
今でも変わらず、イヅルを護りたいと思っている。それだけはおそらく、この先未来永劫変化することはない。しかしイヅルは、今まさしくギンに変化を求めていた。
「それでは嫌です。市丸隊長…護って下さらなくとも結構ですから、僕が生きられるような選択をなさらなくとも結構ですから、どうかお連れ下さい。」
ギンは、この先イヅルを共に連れることを拒んだ。それはギンにとっても辛い決断であったが、あの誓いを守ることを思えば、そうすることしか出来なかった。しかし、イヅルはそれに納得しないであろうということも分かっていた。
「あかん。…なあイヅル、あん時約束したやろ?」
「はい。…例えあなたがどんな選択をしようとも、僕はあなたを信じると。」
「せやからな。帰りを待て、て言うとるんやけど。」
やや勝手な言い分に怒りを覚えたが、ギンがあまりにも優しい表情をしていたので、イヅルは何も言わずに黙っていた。ギンがどんな想いを抱いているのか知っているのに、こんなことをしでかすのは卑怯ではないのか。副官失格ではないのか。そんなことばかりが頭の中を交錯する。
「市丸隊長…市丸、隊長…!」
何度も何度も、同じ名ばかりを繰り返す。そのままギンを倒れ込むようにして抱き締め、控えめに袖を握り締めた。
「もしボクが生きて帰られたら…そん時は。」
「もし、ではなくて…!」
イヅルの口を再び手で制してから、ギンが続ける。
「そん時は…二人で死のか。」
帰った時にすぐ、という話ではない。つまりは、共に添い遂げろという意味である。イヅルはその意味を素早く掴み、ふいに目を伏せて微笑んだ。幸福感の滲み出ている笑みだった。
二人から溢れた狂気が、鮮やかな血の色をして空を舞った。
誓いを立てよう。僕は最後まで君が生きることが出来るように選択をするから、君は僕を最後まで信じていてくれ。
最終的に行き着くものが死に変わりなくとも。
【完】
あとがき
思わず読んだ後に「市丸さんあまーい!!」とちゃぶ台ひっくり返しながら叫びたくなるようなウザさですね!(にこ!)←スピードワゴン。(笑)
精神的に狂気じみたイヅルもいけるくちです。(コラ)いやためらいなく人殺しをするイヅルという意味ではなく、普段は市丸さんに従順であっても時に女王様に大変身といいますか。(笑)
しかしそれを大人の余裕で受け止めてやる市丸さんはもっとツボだったりするんですよね、というお話。(ぇえ)