Doll of Deserting

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市丸姉。

2005-10-29 22:20:43 | 過去作品(BLEACH)
 今日ふと思ったのは、市丸さんにものっそい強いお姉さんがいたらどうだろうか、でした。(やめれ)

 姉弟そっくりだといい。お姉さん(仮にナギさんとしましょう←なぜ)は弟である市丸さんを色々と見下してればいいんですよ。あ、愛ある見下しですよ?(笑)
 もういっそ職業は四十六室とかでいいと思う。(死んでるし)とにかく隊長格以上の立場にあればいいんですよ。そしてやたらモテていれば更によし!(コラ)
 女としての属性は乱菊さん。仲はいいんだけど、たまにキャラ被りは禁止よ!的なことでケンカしてるといい。(笑)




 イヅルが大好きで「イヅルちゃん」とかふざけて呼べばいい。イヅルはそれをいちいち訂正してればいい。



ナ「あー仕事ダルイわー。イヅルちゃーん、構ってー。」
イ「いい加減仕事に戻って下さいよナギさん…。ていうか僕のことちゃん付けで呼ぶのやめて下さいって言ってるじゃありませんか…。」
ナ「え、だってイヅルちゃんはイヅルちゃんやろ?せやってイヅルて呼んだらあのアホが怒るんやもん。」
イ「あのアホって…隊長のことですか?」
ナ「他に誰がおるん?」

 みたいなね。(アホ)

 イヅルのこととかを溜息混じりに微笑みながら「アホな子やなあ…。」って言うのが口癖です。すみません趣味です。(コラ)


 市丸さんとかたまに姉と間違われて酔った男とかに襲われればいい。そして前より更に姉に対する嫌悪感が深まる。(笑)
 ちなみに襲った男は途中で相手が男だと気付き、更に市丸さんだと気付いてとんでもない速度で引きます。(笑)


市「何やねんお前ええ加減にせえよ!!?((割と必死。笑)」
 ホラ、むやみに人を殺めるとイヅルが泣くかr(いい加減にしなさい)
男「あ…?(上半身剥いて確認)あー……。ハアアアア!!!???
市「ったく最近の若いモンはところ構わず盛りよってからに…。」
男「いいいいいいい市丸―――――!!!???」
市「何やお前いきなり呼び捨てか。
 動転している酔っ払いはこの後無事に射殺されました。(市丸さん限界。笑)


 そして何だかんだで弟大好きなお姉さん。ええ加減にせえと思っている弟市丸さん。(笑)


ナ「なあアンタ、そろそろ嫁もろたらどうなん?」
市「余計なお世話や。ボクにはもう決まった子おるもん。」
ナ「ハア!?ギンアンタ勝手に決めたんか!!アンタの結婚相手はあたしがもう決めとるねんで!?
市「何やて!!そっちこそ勝手に決めんなや!!!で、誰やねんそいつ。」
ナ「アンタの相手こそ誰やねん。」
市「…せーの、で言おか。」
ナ「ええよ。」
二「せーの…イヅル(ちゃん)。

二「…何の問題もあらへんやん。」


 みたいなね。(待てやコラ)性別なんてお姉さん気にしない。気にしない。(二度言う)

 ていうかオリジナルキャラ作りすぎじゃないかね…!!!(今更)

とんでもない夢のお話。

2005-10-29 21:54:38 | 過去作品(BLEACH)
 他所様の夢バトンというのを拝見させて頂いてそういえば、と思い出したのですが、おかしな夢を見ました。というかブリーチのキャラがなぜか出てきたので、「ああ、日頃ネタネタ言ってるからついに…。(笑)」と軽い気持ちでいましたところ、内容が激しくおかしかったです。(最も私は内容が漫画と関係なくともおかしな夢ばかり見ている女です。笑)


 いやまあ、何と言いますか、私の中のキャラはどこに行っても同じなんだなあ、と…。(遠い目)


 日頃ネタ作りばっかしてるとこんななることもあるんだなあ、と。(笑)


 いやまあ始まりからしておかしいんですけどね、何だか三番隊と五番隊と十番隊だったので、アハハやっぱ夢だから都合いいなーと思っていたら、全然都合はよくなかったです。ええ全く。(笑)


 まず三番隊主従を見つけた私。何でこんなところにいるのか全然分かりませんが夢だから!で片付けようと思います。とりあえず三番隊の動向を探ってみる私。(ストーカーとも言う)

 おや?私の目の錯覚かしら。どうしてここは海なのかしら。(しかもバリバリ夕日が出てます)しかもここまで走ってきた三番隊。なぜ運動神経の鈍さには自信のある私が追いつけたのかは定かではありません。(夢だから。笑)

「綺麗やなあ、イヅル…。」
「そうですね…。」


 夕陽を見つめながら語らう三番隊?(許す←待て)いや、こんなん後のに比べれば序の口ですよ、序の口。(笑)
 まあ、アレですよシチュエーションが違うだけで、うちのギンイヅなんてこんなんじゃありませんか。恥ずかしさは負けてない。(笑)
 

 そんなこんなで逃げ帰る私。(小心者)街中に出ると、なぜだろう。花屋の前で乱菊さんに土下座している日番谷隊長が見えるよ?(錯覚だと思いたかった) 
 何をしたんだ。何をしたんだ日番谷 冬獅朗。乱菊さんに何をしたんだ。ああうちのサイトのあなただと色々思い当たるフシが多すぎて困るわ…!(コラ)
 本当一体何なのでしょうか。バラの花をかかえてプロポーズでもしたんでしょうか。「結婚してくれ!頼む!!」みたいな。(嫌だそんなの)
 しかし乱菊さんは至って平静だったので、彼女はもしかすると日番谷君にシャネルやらヴィトンやらエルメスやらグッチやらフランクミュラーやらを散々買わせた挙句別れ話でも切り出したのでしょうか。(だからそんな日乱嫌だってば)



 そんなこんなでフラフラ頭を抱えつつ今度は藍桃探索。ああ、いましたいました。墓場で堂々と肝試しとかしてました。(季節外れにも程がある)
「キャー!藍染隊長!!」
「ハハハ大丈夫だよ雛森君、僕がいるから。」
 何を言い出すかと思えばこの男、出てくるお化けは皆藍染隊長力作の虚さん達でございました。「僕がいるから」とか言いつつ片手で虚を粉砕しておりました。肝試しじゃねえよそれ。

えー、皆様ご免なさい色々と。私はカッコいい彼らが大好きです。(いつもながら説得力の欠片もない)
   




永遠の断片。(阿ネム:20000HIT御礼フリーリクエスト企画作品)

2005-10-29 21:40:43 | 過去作品(BLEACH)

 鼻につく香りと、耳を掠める浅い音ばかりが気になり外に出る。するとそこで火を焚いている彼女と目が合った。何をしているかと思えば、と阿近は訝しげな顔を浮かべる。確かに最近風は冷え、辺りも夏とはまた違い冬の空気に冴え渡っている。しかし寒いのならば中に入っていれば良いはずである。阿近はやれやれと溜息を吐き、一枚上着を足してから外へと向かった。




「あんた、何やってんだ?」
 投げやりな調子で尋ねると、ネムはまず退いて頭を下げた。そうじゃねえだろと呟いてから、彼女の足を見て寒そうだな、と思う。ネムの足は今も変わらず外気に晒されており、阿近はいやらしいというよりもむしろ不安に思い、足は隠せないが、と気休めに上着を肩からかけてやった。しかしそれを、頭を上げたネムが返そうとする。
「私は風邪などひきません。いえ、ひくことが出来ない、と言った方が正しいのかもしれませんが。」
 だからあなたが着ていて下さい。そう言いながら上着を差し出す。しかし阿近は、その手を制して再度上着を掛け直させた。
「まァ、そう言うなよ。風邪をひこうがひくまいが、寒さぐらいはある程度感じれるように出来てんだろ。」
「…ありがとうございます。」
 控えめにネムが言うと、阿近は笑んだのかもしくは蔑んだのか判断出来ないような顔をした。しかしおそらくそれは笑ったのであろう、とネムは思うことにした。
 するとそれで、と阿近が話を戻す。



「あんたは何をやってたんだ。」
「…火を、焚いておりました。」
「そんなことは分かってるさ。何で中で焚かないんだ?まさかここで焚き火でもしようって話じゃねえだろ。それともまた涅隊長に何か言われたのか。」
「分かりません。誰に命じられたわけでもありませんが…ふと、衝動的に外に出ておりました。また冬になったと思ったら、何か物悲しく感じたのです。また一年が、過ぎてしまったのだと。そうして外に出てみれば、今度は肌寒く思ったので火を焚いておりました。」
 ネムが自分の感情のままに動くことは珍しい。マユリは今現在開発局に篭っているために、ネムを連れて出歩くこともない。だからこそ今こうして彼女がここにいるのかもしれなかったが、阿近はむしろなぜネムが冬を物悲しく思ったのかが分からなかった。しかし少し考えてみると、おのずと答えは導き出されるものである。
「確かにあんたにしてみりゃ一年なんて短えもんだろうな。俺にしたってそうだ。俺達が気だるく過ごす一年は、現世の人間にとっては結構長いもんなんだろうが。」
「そうですね。私は成長も出来ぬ身ですので、そのようなことは忘れておりました。」
 ネムの声は、決して皮肉が混じったものではなかった。ただ純粋に、季節の風情も趣も何も感じず安穏とマユリに従い、気付けばまた一年が過ぎているということを、嘆いているようにも見えたし諦めているようにも見えた。
「しかしただの人間にとっちゃ、あんたみたいなのはむしろ崇められる存在じゃねえのか。」
「そうでしょうか。私は、歳を取り、いつか死ぬことの出来るものの方が崇高だと思います。」
 目を伏せて、ネムは呟く。長い睫毛が頬にまで陰り、その様はまるで人形のようだと阿近は思ったが、事実人形であるのだということを思い出し僅かに嘲笑した。白く輝くその肌すら、終ぞ失われることはないであろう。しかし彼女すらも、自分一人では不死であることが出来ない。
「でもな、人間ってのは現存するもん全てに生かされてんだ。そう考えれば、あんたも同じだろ?」
 ぱちぱちと炎が鳴く。人間というものは、全ての生物を喰らい、そして全ての生物から何かしらを奪いながら生きている。ここに燃える炎すらも同じである。いずれは燃え尽き、塵すらも残さずに消えてゆくであろう。それも全て誰かの都合である。




 ネムも何かの手がなければ生きてはいない。何かと酷く扱われているマユリでさえ姿を消せば、ネムが生きることは不可能となるであろう。それは人間が生きることと酷似している。自然的か人工的か、異なる点はそれのみである。
「いいえ、そういうことならば、むしろ人間よりも私の方が弱いでしょう。」
 周囲から誰か一人が消えたとしても他の何かがあれば生き抜ける人間とは違い、ネムはマユリにしかしがみ付くことが出来ない。それは酷く浅ましいことのように思えた。しかしそれを聞き、阿近が顔をしかめる。
「涅隊長だけじゃねえだろ、あんたの身体が壊れた時に修復出来んのは。」
「そういうことを言っているわけでは、ありませんが…。」
 心の中を読まれたようで、ネムは更に顔を下に向ける。先程頭の中に思い浮かべたのはマユリのみであるが、それは決して阿近のことが信用出来ないからではない。ただ、頼って良いものかと思うのである。自分が窮地に陥った時、果たしてこの男に身を委ねても良いのであろうか、と。
「あんたはもうちょっと涅隊長以外にも目を向けるべきだろ。あんたを心配してんのは、何も俺だけじゃない。」
「…ありがとうございます。」
 そろそろと目線を上に上げると、阿近が満足げな顔をして懐の煙草を取り出していた。冷えた空気に不透明な煙がけぶる。その煙が、まるで行き場がないとでも言うように冬の白に溶けていった。途方もないような、澄んだ光景である。
 ネムは、背にまで浸透したように感じる上着を指で握り締めた。そのまま、白い空を見上げる。こうしてみれば、結局は全て同じ小さな生き物のように感じた。
「俺からすれば、あんたは不恰好な人間に見えるけどな。」
 阿近が言うので、ネムは素直に受け入れた。不恰好、というのも彼なりの表現である。むしろ美しい人形と言われるよりも光栄なことのような気がして、ネムは呟く。




「私から見れば、むしろあなたの方が精巧な人間のように思いますよ。」




 それはどうも、と呟かれた声が、やはり冴えた空気に冷え、消えていった。ネムは風の向く方角へと視線を逸らし、あちらへそれが逃げていったのかと思うと、初めて口を僅かに綻ばせた。


《完》




■あとがき■

 二人とも色々と間違っているような気がしてなりませんが(汗)大嶋 モズク様からリクエストを頂きました、「阿ネム」でございます。
 何というか、趣味に走りすぎたような思いが致します。本当はもっと恋愛っぽい二人が書きたいのですが、きちんと阿ネムになれているかどうか不安です。(泣)
 モズク様、こんなもので宜しければ貰ってやって下さいませ…!

 お持ち帰りはリクエスト頂きました大嶋モズク様のみ可能です。ご了承下さいませ。