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大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

水曜学童(パート2)傑作すもう大会   

2009年03月25日 | 児童デイサービス
 とりあえず、傑作「すもう大会」の様子だけでも…。

 この行司をやっている方の発声。まるでプロボクシングのアナウンスのようにしゃべりまくり、聞いていてもいつ突っ込んだらいいか分かりません。立会いで、前のめりになりながらじっと我慢して聞いていると最後のところははっきり聞こえました!
 「レディ ゴー!!」
 ひっくり返りそうになったで。

Y・Kくんはさすが6年生です。(卒業おめでとう!)押しずもうはめっぽう強い。しかし、彼は様子を見てから2番目にかかってきました。
 アレレ…行司が2人もおるで。Yくんも軍配を揚げています。

 実はこれは3回目くらいの勝負かな?一番にかかってきたのはKくんでした。Kくんはこれまで対戦した相手の中で押しが一番力強く一直線に押しまくるので、ズッシリ腰にきました。だいたい1回で「こんなもんか!?」という感じでいつもはやめてしまうのに、手応えも感じる勝負事だったからか、彼が一番楽しんで最後まで盛り上げてくれました。

 自信がないのか、どういういう風にしたらいいのか分からないのか、やりたそうにしているけど声をかけると尻込みしていたDくん。お相撲さんの胸に手のひらの形の色紙を貼ってここを押すんやでと挑発。見事両手で押して、私がひっくり返るや跳び上がってバンザイ!をしました。それからは、手のひらの色紙なんて関係なしで、何回か挑戦してきました。但し、押すのは1回だけ。ここが難しいところですね。「1、2、3、4…」と数唱をしながら連続押しずもうを誘ったのですが少しちぐはぐだったかな?
 Yくんがャ潟oケツを持ち出してお尻を受けたもんだから大爆笑の「お笑い相撲大会」になりました。

 普段は突きが得意なKちゃん。最近は私には追っかけませんし、手を出しません。土俵で面と向かって構えるとすぐに座り込んでしまいます。仕方ないので後ろ向きになって挑発。ここぞとばかりに猛然と突きを入れてきたKちゃんです。

 Yちゃんも最初はやりたいけど尻込みしていました。スタッフのSさんが誘ってくれて横で練習をしていたようです。その甲斐あってか、みごとかかってきてお相撲さんを負かしたYちゃんです。

 何度(何日)目の挑戦でしょうか。Hくんが突きを覚えました。それ以来、衣装を脱いでも私に対して猛烈な勢いで突いてきました。「痛いよー。えらいこと教えてしまった…。」

 Gくんは4月から1年生で学童の仲間入り。親子療育教室にずっと参加してきました。もうお母さんがいなくてもへっちゃら。おすもう大好きです。でも、新入りらしく最後にかかってきました。それにしても、結びの一番だというのにこの盛り下がりようは何だ!横を「そんなの関係ない」とばかりに通り過ぎていくYくんです。


 昨日は日本中が仕事をサボってWBCに熱狂していたというのに、昨晩も遅くに帰ってきてニュースも見損なって、今朝のニュースで見ている私に連れ合いが言ったもんだ。「アンタ ホントにアホやね。WBCの決勝なんぞは昨日、みんな見飽きているよ。世の中、仕事をサボったり、休憩時間だといってはWBCを見ている人の姿が映し出されているのに、ニュースも見んと仕事してたん?!」
 そうなんです。一年で今が一番忙しい時期なのです。おまけに春休みですからね。
 よし!!こっちはWBCのアトはお別れ町田先生「お笑いすもう大会」といこう!28日(土)のお楽しみ。


土曜、水曜学童(パートⅠ)

2009年03月25日 | 児童デイサービス
 21日(土)の親の会のウラ舞台の様子です。人手が足りず大変だったようですね。

 その中でも「うまくいった」のがバルーン(下写真)だったとか…。

 公園の様子。この日、KくんはRちゃんとウマが合い仲良しでした。そこに割って入ったのがYくんでした。

 今日はKくんのことについて書きましょう。

 「この頃、Kくんはゴンゴンが減って、その代わりに行動が人に向かっているんですよね」とはスタッフのKの声。お母さんは「この頃、関心が人にいき押したりするのでホントに困っています」と。(額を床や壁など何にでもぶつけるのでKちゃんは保護帽をしている。)

 確かにゴンゴンは減ってきました。今日は私がボランティアのTさんのメガネを拾いに道路に出たすきに、近所の女の子と一度だけ接触。それを見ていた男の子が「帽子かぶっているからといっていばるな!!」と言うくらいに保護帽には見えなくて、カッコイイ帽子に見てくれるほどです。

 「問題行動」のウラに発達要求あり。Kちゃんは手にいつもノートを持ち、プレールームではねっころがって絶えずゴンゴンして大人を引き寄せ遊んだり安心を求めていました。それがお外に出ると「えっ?走れるの?」と最初は思ったほどKちゃんは公園を走り回り、友だちを追いかけて手で押し、怒ったり泣いたりするこの反応を楽しん、その「あそび」をくり返して「楽しんで」いました。今はこんな関わり方しかできないけど、きっと遊んで欲しいんやなぁ、遊びたいんやなぁと受け止め、出来るだけ怪我をしないようにそばにつくようにしました。

 つまり、以前にも書きました(「追っかけのKちゃん」)が、関わる友だちが遊ぶ様子に興味を向けさせる、そして遊んでいるものに興味を向けさせる、一緒に遊ぶ中で「面白そうだなぁ、どれどれ。」「こんなにも面白い物があるのだ」という風に「追いかけ遊び」につきあう中で発展させていくことを願いました。
 具体的に言うと、追いかけられやすいHくんと手をつないですべり台やジャングルジムなどに一緒に登り、Kちゃんを誘う。するとKちゃんも追いかけて遊具に登ってくる。そんなことをくり返していると、遊具そのものに興味を向けるようになる。今日はジャングルジムやすべり台に「追いかけ」を忘れて何回か登り、すべり台をすべって降りたりしました。その後でHくんと両足ジャンプでピョンピョン飛んだりすると、彼もHくんを押さないで一緒にジャンプしたりするのです。

 今日は遅れて公園に行くと、すでにKちゃんはズボンがドロンコでびしょぬれになっていました。見てください、この姿を!Kちゃんがゴンゴンから解放されて「好きな遊び」「好きなもの」「好きな人」を発見して、世界を広げていって欲しいと願っています。

 今日は抱っこブランコから1人乗りに移行すると、最初はすぐに飛び降りていましたが、写真のようにしばらく1人乗りブランコを楽しめましたよ。これも変化ですよね。積み重ねってすごいもんですね。

 お母さん無理もないことだけど、周りに迷惑かけるからと、そればかり気にしないでね。彼の気持ちや願いにもしっかり心を寄せて、その世界も守り広げてあげてね。

 この日の公園の一幕。

 「こんな父親だから、こんなことを平気でするんですよ!!!」と、その日いわれた私は「父親」のままで頭を下げていた。公園で決してKちゃんではありませんよ、女の子の自転車を唐オた子がいて、女の子がビックリして大泣きしているのを発見。お母さんがにらめつけて説教中です。駆けつけて、状況が分からないので「スミマセン。この子が叩いたり押したりしたのでしょうか?」と聞いたのです。何も言わないでにらみつける母親に同じことをもう一度聞くと「叩かなかったらいいということではないでしょう!!」と言われ、先のことばが続いたのです。そして、「この子が自転車を唐オたのでうちの子がビックリして泣いているんですよ!!」と言われた。それで、「ごもっとも」と思い、女の子に「ゴメンな」と謝り、唐オた子にも「ごめんなさいをしようね」とうながすと小さい声でそれらしくムニャムニャという姿を見て、その母親は何かを理解されたのか、少し優しい顔になって「もうしないでね」と言われ、一件落着。その場は収まった。

 ご家族もさぞかし大変でしょう。これではなかなか公園なんぞには行けないか。行っても神経ピリピリですよね。

 でも、ぽぽろは懲りずに行きます。行きたいと思います。

 続きは明日?のお楽しみ。今日は東大阪デーというくらい弁当持ちでまんぼーの子らがたくさん来てくれました。傑作「すもう大会」「久々のKくんと福井のお土産」「ねずみばあさん」「お弁当」「公園遊び」あげれば枚挙にいとまがありません。書きたいけど時間がない!!アトでとりあえず写真だけでも入れておきましょう。