大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

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“爪”を出したヤンクラ生

2010年01月29日 | ヤンボラ・ヤンクラ
今回はヤンクラ生・Sちゃんのお話smile


彼女はヤンボラはもちろん、ヤンクラにも毎回来てくれている常連さん。細かな所にも気付きよくやってくれていますlight
もちろん今回のヤンクラにも来てくれました。

…が何だかいつもと様子が違いますase何かあったんかな~question2と気になりつつも、Oチュー校長のパソコン教室、Fさん・Hさんのギター教室と刻々と時間が進み…。
ヤンボラ担当のスタッフO・Nコンビも時々話しかけはしますが、みんなの前では何も言わずに1日が過ぎようとしていましたsunadokei


でも最後の最後、彼女はやっと“自分”を出したのです。


恒例のしゃべり場も終わり事務所に入ったSちゃんとスタッフNさん。しばらくして2人はプレイルームに戻ってきます。よく見るとSちゃんの手には何冊もの楽譜があります。
えっbikkurieqと思っていると、Sちゃんはピアノで一曲弾いてくれたのです。上手じゃないですかっexclamation2
音が出ないのが残念ですが写真だけでも残さねば、と思わずパシャリcamera





曲に合わせてスタッフOっちとNちゃんは踊り出す始末。
ちなみにこの写真は十万馬力を出す科学の子(わかるかな??)の曲を弾いてる時down
2人はその真似をして、空を越えて星のかなたまで飛んでいるつもり(笑) 



それにしてもビックリしましたbikkuriまさかSちゃんにこんな特技があったなんて。
確かに書道の時、ピアノが上手くなりたいって書いてましたが、ここまで出来るんやったら充分じゃんっkirakira と思っちゃいました。
まさに能ある鷹は爪を出したって感じですね。ぽぽろに新たなピアニストが誕生した瞬間でしたsymbol7



私も含め、ヤンボラ・ヤンクラ生は自分を出すのが苦手な人が多いです。
きっと今までそれで何度となく辛い目にあってきた、傷ついてきた、という人がほとんどだと思います。だからこそ自分を出すのに臆病になってしまっています。
今回のSちゃんも苦手で、結局最後の最後になってしまいました。
本当はもっともっと早く楽譜を出したかった、弾きたかったに違いありません。

そんな私たちの事をよく知っているからこそ、スタッフOさん・Nさんは口をすっぱくして「言いたいことはちゃんと言いなさい!言ってくれないと分かんないよexclamation2exclamation2と言います。
でもそれが出来ないから悩むんだよね…、落ち込むんだよね…horori
その気持ちが痛いくらいに分かるからこそ、メンバーは相手を攻めるようなことは出来ません。

Sちゃんにとって、ぽぽろが自分を出してもいい場所、自分を受け入れてくれる場所と思えるようになるには、もう少し時間がかかるかも知れません。でも決して諦めたりしないよwink


お互い、これからもO・Nコンビの叱咤激励に耐えながら、ゆっくりじっくりいこうよって思った今回のヤンクラでした。

今度学童でも弾いてね~symbol1楽しみにしてます