「伊勢廣」(銀座8丁目店)

          


 たまには旨い焼き鳥を昼から食べたい。


 値段は高いけど、伊勢廣が別格の味です。京橋、銀座、新橋周辺に7店舗あり、味は基本同じですが、それぞれ特徴があります。
 私が昼に食べに行くのは次の3店。多くのお客さんは、4本丼か5本丼を食べていますが、私は少し贅沢して6本定食を注文することが多いです。


・京橋本店(6本定食 2150円)
 隣りの室で大量に下ごしらえしている鳥串を炭火・団扇でパタパタ焼いて、モクモクと煙が上がり、実にうまそうな雰囲気があります。店構えも老舗の味わい。常に5~10人程度並んでいて少し待ちます。焼き場の前のカウンター席になればよいのですが、左奥にある向かい合うカウンターのような席になると残念。これだけの値段を支払うんだから、周りを気にせずにゆっくりと食事したい。最近は避けがちです(複数だと2階のテーブル席のようですが私は経験ありません)。

・銀座5丁目店(5本定食 2625円)
 銀座のド真ん中のビルの地下1階にあります。だからか値段が高い。昼の定食もどんぶりか5本定食だけです。ただし、昼でも1本(ささみ)、2本、2本と順番に出してくれます。夜の10本6000円コースも、客のお酒のペースをみて1本ずつ丁寧に出してくれます。客本位の姿勢がうれしいです。値段を別にすれば最高の店。値段が高いせいか空いています。

・銀座8丁目店(6本定食 1850円)
 一番安い。2千円超えないので、比較的行き易いです。場所も分かりにくいせいかいつも空いているのですが、今日は満席で少し待ってもらっていました。(私は場所柄)少し歩くのですが、やはり値段が安いので、8丁目店に行くことが多くなります。


 串は、半生に仕上げてわさびをのせるささみ、名物の葱巻、軟骨の食感楽しい団子の3本が他店との違いを感じる看板串。これに、もも肉、皮、砂肝、レバーなどで5~6本になります。私はやったことはありませんが、京橋本店では、砂肝なしで団子2本というような変更も受け付けていました(5丁目店、8丁目店では基本4~5本に砂肝は入っていません)。


 銀座5丁目店と第一ホテル店とが別のホームページになっているので、暖簾分けなのかと思っていましたが、銀座5丁目店で訊くと、京橋が本店の同じ店ですとのことでした。


 鶏肉の旨味十分ですが、どれも軽い仕上がりなので、ペロッと食べてしまいます。7本でも8本でもイケますが、昼なので腹八分でいい感じです。


 なお、関係は分かりませんが、同じような大ぶりの焼き鳥を出す横浜の伊勢佐木町の「鳥伊勢」も最高の店です(ずっと関係があるのかと思っていましたが、今気付きましたが、伊勢佐木町の伊勢ですね)。
 鳥伊勢や築地の鳥藤の鶏スープは激ウマなのに、伊勢廣の鶏スープはどの店も淡白で全然おいしく感じないのは謎というかご愛嬌です。塩を入れないとか手を加えないとか何か特別な拘りでもあるのでしょうか。




          





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