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シングルマザーを差別する日本の法律

2022-10-15 23:50:48 | 本と映画


第三号被保険者ってずるい、と思っていた。
1円も自分で納めなくても年金が全額貰える仕組みもだし、
配偶者控除まである。
この第三号被保険者制度は1985年4月にでき、
その直後の5月に男女雇用機会均等法ができたそうだ。
矛盾したようなこれらの制度が同時期に創設されたうさん臭さ!

どうやら、専業主婦がいれば国は福祉(介護、育児、勤労者のケアなど)に
使うお金を最低限にできるとふんだらしい。
じゃあ、いま35年以上前とは何もかも違うんだから
法律や制度を変えるべきだ。
高齢化がすさまじいうえに、単身世帯が最多で、給料上がらず、
女性もほとんどが働いているんだから。

まあ、当時もいまも、既得権ウハウハの自民党のおじいさんたちが
こういうの作ってんだから、変わるわけないわ。
国会議員定数削減と、議員の定年制と成果主義の導入を適用すべき。

シングルマザーも、その”なり方”で差別される。
上位は死別で、遺族年金、夫が会社員であったなら遺族厚生年金が
生涯受け取れる。しかも非課税!もちろん、寡婦控除もある。
中位は離別(離婚)で、子どもが独立すると寡婦控除すらなくなる。
手当は末子が18歳になると終了。
下位は未婚で、2020年までは寡婦控除すら適用されなかった。
…なんてことはなんとなくは知っていたが、詳しくはこの本を読んで知った。
よくもまあ、結果(=ひとり親という状況)は同じなのに、
こんなに細かく差別できるね!とあきれた。

母子家庭の半分は貧困家庭というが、
この手のニュースが出るたびに、なんで?と思っていた。
一番悪いのは養育費を払わない元夫。なぜ義務と責任を果たさないのか?
※2019年5月に民事執行法が改正され、給与の差し押さえがようやく
可能になったらしい。遅いよ!!
養育放棄(遺棄)なんだから逮捕されていいくらいでは?

自分がシングルマザーだったらこういう本を読まなくても
知ってることばかりだろうけど、そうでないなら本を読むか
その状況にある(or知る)人から話を聞くしかない。
金銭がらみのプライバシーをあけすけにしてくれるシングルマザーの
友達はいないから本を読む以外ない自分。
中学や高校で社会保険制度や義務のことはもっとしっかり教えるべきですね。



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