貧乏なくらし

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日当1,000円で来てくれているおじさんの話

2021-07-22 11:33:00 | 実家
実家に帰省しているが、毎日やって来るおじさんがいる。
通称ターボウ(仮名)という、75歳くらいの腰の曲がったおじいさん。
なんでも、庭の草むしりなどを1日1,000円でしてくれているとのこと。
「草むしりくらい自分ですればいいのに、うちは金持ちか?
お金払ってやってもらうなんて贅沢!もったいない」
と母に言ったが、なんだか事情がありそうで・・・。
たぶん、日銭(おこづかい)稼ぎに来ているようなのだ。

いま家のリフォームで、大工さんが来るので
10時と15時にお茶を出すが、ターボウさんにも同様に出している。
お昼に母が「ターボウ、お昼ごはん食べた?」と聞くと
いつも首を振るので(15時過ぎに聞いた時もそうだった)、
インスタント麺や、知り合いに余分に1つお弁当を買ってきてもらって出している。
うちには汚れる作業で来てくれているのに、
履いている靴は(サラリーマンが履く)黒の通勤靴だ。
たぶんこれ一足しか持っていない気がする・・・。

今日も朝すこし来てなにか作業をしてくれたがすぐに帰っていった。母は留守だった。
午後母が帰宅したあと、再びやって来たが、母は体調が悪く、居留守を使い、
「人が来ても出掛けていると言って」というので
ターボウさんにもそう伝えると
「今日、お母さんから1万円借りる約束をしていた」という。
ピンときたが、でも今さら引っ込みがつかないので、謝って帰ってもらった。

戻ると、母が「ターボウにお金を貸してあげればよかったのに。いまから持っていって」
と言うので、急いでターボウさんの自転車を追いかけて、渡してきた。
ものすごく嬉しそうにペコペコお礼を言うので、嘘をついたこちらが悪い気になりました。

なんでも、「年金で返すので1万円貸して」とよく言われるのだそうだ。
最近も同じことがあり、1万円貸したら、その中から5千円を
父の御仏前として包んでくれていたという!(もうすぐ父の命日、初盆)
ターボウさんがいい人なのは会ってまだ数日だけど、十分わかりました。

しかし、一日1,000円とはいえ、毎日来られると、3万円だ。
わが家にとっては少なくない支出です。
でも来なくなるとなると、それはそれで、なんだか心が痛む...。う~ん...

(差し入れに買ってきたパン)


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