多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

特徴のない南新宿「奥の湯」

2008年10月21日 | 居酒屋・銭湯紹介
小田急線南新宿のすぐ隣に一軒の銭湯がある。東京で一番駅に近い銭湯といわれる。
少し耳の遠いおじいさんと若夫婦(といっても50歳くらい)がやっている。
この銭湯の建物は1962年建築とのことなので46年の歴史を持つ。そのわりには屋根が薄く外見はモダンな感じがする。戦前から同じ場所で風呂屋を営業していたらしいが経営者が代わったため昔のことはわからないそうだ。

46年前の建造にしてはモダンにみえる外観

駅の左手が「奥の湯」。入り口は裏側にある
この銭湯に通い始めて9年になる。いままでこのブログに掲載しなかったのは、別に隠しておきたい銭湯だったからというわけではない。じつのところ書くべき特徴がない店なのだ。壁画があるわけでもなく、風呂も2槽のみでひとつは熱くて水深90センチと深く、ひとつは普通のジャグジー付き。カランの数も23なので小さくも大きくもない。強いていえば、脱衣室にコインランドリー(ただし洗濯機のみ)が3台あるのが珍しいかもしれない。
とはいってもフツーの客は体と髪を洗い、体が暖まればニーズを満たすので何の問題もないのだが・・・。もちろん、設備にせよ客あしらいにせよ、とくに気付く欠点もない。

銭湯に貼ってあるポスターというと、公衆浴場組合以外では警察・消防など官公庁のものくらいだ。ところがここには「手打そば おくむら」の手書きポスターが貼ってある。しかもかなり長い期間だ。聞いてみると、ご主人の弟さんが経営している店とのこと。新装開店したときのポスターなのでもう13,14年前のものだそうだ。
パソコン検索すると、交通の便はよくないがなかなか評判のよい店のようだ。

近所にはタップダンススタジオや神道夢想流の杖道の道場、室内のゴルフスクールがある。また代々木ゼミが近いからか、有名大学の校名をメニューにした定食屋「しょうが亭」がある。たとえば、東京大学(ひれかつ)780円、立教大学(チキンカツ)630円、法政大学(ハンバーグ)580円といった具合だ。最も高いのは学習院大学、日本大学、白百合女子大学などの880円。高い理由はしょうが焼きと唐揚げ、チキンハンバーグとエビフライなどおかずが2品になるからだ。
また参宮橋方向に歩くと、囲碁の林海峰・名誉天元の自宅や歌手の小椋佳さんの事務所がある。

住所   東京都渋谷区代々木1-51-1
電話   03-3370-3065
営業時間 16:00~24:00
定休日  土曜
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