多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

ミラノ・スカラ座のボックス席から

2023年11月16日 | 
はじめてオペラ劇場のボックス席に座った。場所はミラノのスカラ座、ただ安い席だったので、残念ながらほとんど舞台は見えなかった。でも劇場の雰囲気はわかった。またミラノ音楽院やホテル近辺を散策し、少しミラノの街の雰囲気も味わえた。 . . . 本文を読む
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昆布ロードと越中の売薬

2023年07月17日 | 
北海道から秋田、新潟、富山を経て敦賀から京都大坂に向かう北前船の物流ルートが中世からあったが、江戸初期にこれを拡大し、鳥取から下関に向かう西回り航路が開発された。さらに下関から薩摩・琉球を経由し中国本土に運ぶルートがあり、昆布ロードと呼ぶ。昆布ロードは富山の売薬と深いつながりがあるという不思議な話を聞き、関係書を読んだ。 . . . 本文を読む
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高岡時代の藤子不二雄

2023年06月18日 | 
高岡の小学校で出会った藤本弘と安孫子素雄は、37年間藤子不二雄の名で合作を続け、「オバケのQ太郎」「パーマン」などヒット作を生んだ。ただその間も単独の執筆作もあった。高岡を訪ね、富山時代の2人の足取りを探った。 . . . 本文を読む
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舞いあがれ! ラグビーのまち東大阪

2023年03月22日 | 
最終回間近の朝ドラ「舞いあがれ!」、舞台は東大阪の中小企業のねじメーカーだ。東大阪には一度もいったことがないので行ってみた。工業地区だけではなく、圧倒的に多いのは当然住宅地。府内で人口3位の市だから。もちろん観光地ではないが、予想外に観光スポットは多かった。 . . . 本文を読む
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寅さん映画の高梁、津山への旅

2022年04月21日 | 
岡山に旅をした。「男はつらいよ」の車寅次郎は啖呵売の仕事で旅していたので、北海道から沖縄まで全国どの県にもロケ地がある。岡山県では高梁と津山である。高梁は71年冬公開の第8作「寅次郎恋歌」(マドンナ貴子=池内淳子)と83年冬の第32作「口笛を吹く寅次郎」(朋子=竹下景子)、津山は95年の最終第48作「寅次郎紅の花」の舞台となった。高梁は博(前田吟)の実家がある場所で、8作では母の死、32作では父の . . . 本文を読む
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岡山時代の劇作家・脚本家 内田栄一

2022年04月15日 | 
藤田敏八監督の「妹」「スローなブギにしてくれ」、若松孝二監督の「水のないプール」などのシナリオを書いたのは内田栄一だ。内田の実家は岡山市内の商店街にある古書店で、高校を卒業するまで暮らした。内田の岡山での足跡をたどった。 . . . 本文を読む
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事故からもうすぐ10年、福島・浜通りのいま

2020年12月01日 | 
もうすぐ3.11から丸十年なので福島の浜通りを訪れた。除染土の中間処理場への運搬はまだ2/3、避難から戻れない人が3万5000人、双葉町のように人が住めない場所もある。いわゆる「復興」にはまだまだ時間がかかることがわかった。道は遠い。一方、いまも現地で雇用主としての東電の存在は大きく、一種の地場産業でもある。矛盾が存在する地域だ。 . . . 本文を読む
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古関裕而のふるさと、福島市

2020年11月20日 | 
朝の連続テレビ小説「エール」の終了が近い。終了間際に福島を訪れた。古関裕而がこの町で暮らしたのは18歳までだが、「ふるさとの山、川」は心に存在し続けた。 町のなかは「エール」一色だった。また夜の福島は飲食店が花盛りだった。 . . . 本文を読む
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水と空気が美しかった鳥取への旅

2019年10月02日 | 
山陰の鳥取に旅をした。有名な観光地としては鳥取砂丘くらいしかない県だが、米子、倉吉、鳥取と、落ち着いた古い城下町を歩いた。人もよく、水と空気が美しいよい土地、つまり豊かな土地のように思えた。「住みやすさ」ランキングでも高位に入っている。 . . . 本文を読む
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チキンラーメンの女房・安藤仁子、そして池田市

2019年01月10日 | 
朝ドラ「まんぷく」のヒロイン福子のモデル・安藤仁子展を大阪・池田のカップヌードルミュージアムでみた。池田は、住宅地のイメージが強いが、戦国からの城下町であると同時に商工業が盛んな古い町のようだった。 . . . 本文を読む
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旅人にやさしかった大洲、内子、そして松山

2018年09月21日 | 
大洲には「思ひ出倉庫」という驚くほどのコレクションの博物館、内子には有名な町並み保存地区があり、また松山も含め全体的に「旅人」に親切でホスピタリティあふれる地であることを実感した。 . . . 本文を読む
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神話の国・宮崎への旅

2016年02月23日 | 
宮崎県は、神武天皇を祀る宮崎神宮、高千穂や青島がある神話の県である。神宮には菊の紋のある扉があり、護国神社や自衛隊の募集案内所とも隣接し、天皇・軍隊・戦死者の結び付きが目で見てよくわかる町だった。 . . . 本文を読む
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