厚労省が国民の健康を向上させる施策をわかりやすく説明した施策をはっぴょぷしていたとは知らなかった。それは「健康日本21」に関わる取り組みの一環として制定された、「健康づくりのための身体活動基準2013」では、以下のように示されています。
<18~64 歳の場合>
強度が 3 メッツ以上の身体活動を 23 メッツ・時/週 行う。具体的には、歩行又はそれと同等以上の強度の身体活動を毎日 60 分行う。
<65 歳以上の場合>
強度を問わず、身体活動を 10 メッツ・時/週 行う。具体的には、横になったままや座ったままにならなければどんな動きでもよいので、身体活動を毎日 40 分行う。
これらは、「生活習慣病予防や生活機能低下に科学的に効果がある」と考えられる身体活動をよく検討した上での基準です。(※9)
「メッツ」とは、身体活動の基準のひとつであり、1分間に体重当たり3.5mL の酸素を消費すること(3.5mL/kg/min)。例えば「台所の手伝い」だと3メッツ、「散歩」は3.5メッツ、面白いものだと「キスをする」のは1.3メッツに相当します(※10)。
(厚生労働省:健康づくりのための運動指針 2006 より抜粋)
毎日10分長く歩くだけでも生活習慣病予防に
しかし、ここで「毎日60分以上の運動は無理だな…」と感じてしまった人も、中にはいるでしょう。厚生労働省はそれも見越して、次の指針を立てています。
<全年齢層における身体活動の考え方>
現在の身体活動量を、少しでも増やす。例えば、今より毎日10分ずつ長く歩くようにする。
こちらも、科学的根拠に基づいています。
26つの研究について、身体活動量と生活習慣病、生活機能低下のリスクなどの関係を解析したところ、身体活動量が1メッツ・時/週増加するごとに、リスクが 0.8%減少することが明らかになりました。(※11)
これは、「健康づくりのための身体活動基準 2013」によると、1日の身体活動量の2~3分の増加によって0.8%、5分で1.6%、10分 で3.2%のリスク低減が期待できると解釈できるとあります。
つまり、1日10分長く歩くだけでも、科学的に健康に効果があるわけです。
これは、嬉しい意外ではないでしょうか。
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