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米テスラ,逆境に直面 EV大量生産苦戦

2018年05月20日 00時38分01秒 | 日記

 

毎日新聞によると、EVのテスラがモデル3で人気を集めたが量産出来ずに苦戦しているという。イーロン・CEOがマスクが軌道に乗っていないのに、株価時価総額が巨大になったのをいいことにか、宇宙開発にまで手を出したことに依るのでは?このまま消えゆくことはないだろうが、二兎追うもの何とやらの二の舞だろう。

米電気自動車(EV)メーカー、テスラの本社=米西部カリフォルニア州

米電気自動車(EV)メーカー、テスラが逆境に直面している。走行能力とデザインの良さで人気を集め、将来性を期待されて、自動車大手をしのぐ時価総額を誇るようになったが、思うように生産台数を伸ばせず、株価が急落。最近は幹部の退職も相次いでいる。


 歯車を狂わせたのが、昨夏に発売した小型セダン「モデル3」の生産問題だ。それまでは高級モデルの少量生産だったが、モデル3では価格を3万5000ドル(約390万円)からと低めに設定。生産台数も大幅に増やして量産メーカーへの脱皮を目指した。

 EVはガソリン車に比べ組み立てが容易とされるが、テスラは慣れない大量生産にてこずり、昨年末までに達成するはずだった1週間当たり5000台の生産目標に届かない状態が続いている。

 3月にはようやく週2000台超に達したものの、今月2日に発表した2018年1~3月期決算は生産の遅れが響き、最終(当期)損失が7億955万ドル(約790億円)となり、過去最大の赤字を記録した。年後半は生産台数の引き上げで黒字化を見込むが、期待が先行した分だけ投資家の失望は大きく、株価は昨秋に比べ3割近く下落した。

 米メディアによると、販売や財務、蓄電池技術の担当幹部らが次々に退職。最近になって米政府の事故調査に対応する技術者が自動運転開発のライバルであるグーグルの子会社ウェイモに転じたほか、技術担当副社長が長期休養を取るなど、混乱が深まりかねない情勢だ。

 イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は14日、従業員に「抜本的な組織再編を行う」と表明した。社内の意思疎通を向上させる一方、生産体制の整備は自らが主導し、この難局を乗り切る構え。ロイター通信によると、今月26~31日に生産をいったん止め、工程の見直しを行う方針で、その成否が今後の行方を左右しそうだ。


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