被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【En】 自立とは何か

2014-03-10 12:58:13 | 日記
3月4日と5日に、石巻でいつもお世話になっている方々にご挨拶に行き、お話を伺ってきました。私達は、東北をサポートする上で、たくさんの方のご協力とより広い視点を持とうとすることを大切にしています。

まもなく震災から4年目を迎えます。
被災地は「支援を受ける」段階から「自立する」段階へ移る時だと言われます。
では、「自立」とは何でしょうか?

今回、お話を聞かせて頂いた方に、「自立とは何とお考えになられるのか」を伺ってみました。
「主体的に(当事者意識を持って)自分で考え、できることをする。」
と、このようなことを言っておりました。

Enにおいてもその基本的な考え方は同じです。
「主体的に考え、行動し、より良く改善していくこと」

学習支援においても、高校生に一番伝えたいことは「数式を解く力でも単語の覚え方」でもなく「自ら学ぶ力」です。教えてもらえるから学ぶのではなく、学びたいから学ぶという姿勢。これは、一人一人が、向き合わなければならない時に、しっかり向き合うために必要なことだと思っています。

また、大学生のリーダーシップ育成についても同様の考えのもと進めてきました。彼らは今高校生にとって何が必要なのか主体的に考え、様々なアイディアを出しそれを形にしてくれました。その結果、昨年度よりも質の良い環境を提供できたと思っております。

でも、決して「自立」という言葉だけが踊って欲しくないものです。「今その方々に必要なこと」と「自立に必要なこと」の見極めが必要な時期なのかもしれません。

まだ、本当に何かを必要としている方はいらっしゃるはずなので決してその方々が置き去りにならないように、今後も関心を持っていきたいものですね。