現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

アーキラボ再訪

2005-01-25 | 建築
週末に出勤した分の振替休日で、朝から森美術館へ。

アーキラボ 建築・都市・アートの新たな実験展 1950-2005

前回、表面的にざっと観た印象はイマイチだった。しかし、ex-chamberのDADAさんから「じっくり観れば理解が深まる」とアドバイスをいただき、再訪することに。

今回は、パンフレットの解説を読みながら、じっくりと図面・スケッチ・模型を観ていった。すると、ただ眺めただけではわからなった作品同士の関連性がおぼろげながら見えてきて、建築のムーブメントのようなものを体感できた。この感覚は、アートを観て面白いという感覚とは別で、解けなかった問題が解けるようになったときの快感に近いのかも。

あと、パンフレットの解説番号が作品タイトルに付いてたのも良かった。前回はこれがなくて、解説を読むのを途中でやめてしまったんで……。

結局、最後まで観るのに3時間近くかかってしまった。これでも映像は一部しか観ていないので、きちんと観たら6時間以上かかるかも。また行く機会があったら、今度は映像を中心に観ようっと!

写真は美術館の入口付近。空気ベッドみたいなものは、グラハム・スティーブンスの《デザート・クラウド(砂漠の雲)》で、飛行船はピーター・クック(アーキグラム)の《操縦可能なインスタント・シティM3号》。

3月13日まで、会期中無休。

お腹が空いたので51階に下りて昼食(別記)、警備員にチケットを見せて再び52階へ。

ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅展

安藤忠雄による展示構成と、村上隆のコラボレーション目当てで入ったけど、スティーブン・スプラウスらとのコラボも面白かった。村上の屏風絵《I Love Monogram》もあり。

3月21日まで、会期中無休。

3階のアート&デザインストアでは、森万里子によるお茶セット《ティー・カプセル》が売られていた。オパールガラスなどの白と光沢がとっても繊細。限定50セットで294,000円(税込)。ちなみに茶道教授が監修。一方、お香セットの《インセント・カプセル》は、38,000円(税込)と手ごろ。

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5 コメント

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Unknown (DADA.)
2005-01-26 20:20:54
参考にしていただき、ありがとうございます!



アーキラボは、「感じて」楽しむというよりも「分かって」楽しむ展示ですよね。

で、建築に近い方々の感想を拝見するともっと具体的で、例えば展望台から眺める東京の景色に、アーキラボで観た建築のアイデアを重ね合わせたり、というふうにイメージが広がっていくようです。
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コメントありがとうございます。 (pizz)
2005-01-27 22:25:07
DADAさんのブログを読んで、「5時間以上も!」と驚いたのですが、再訪してその内容の濃さがようやく分かりました。



建築のバックグラウンドがある人は、もっと高い次元で展示を観ることができるんでしょうね。

私には展望台まで楽しむ余裕は残っていませんでした。(汗)

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みたいなー早く ()
2005-01-28 04:40:54
こんばんわ。今やっと記事が下記終わってふと気になってお邪魔しました。

アーキラボいったんですね、なんか最大の建築展みたいな事を謳っていたので、すごいいきたいなあ。2月の後半には東京に帰るのでその時にはいきたいな。



オペラシティも毎回面白い展示しますよね。ICCの方は音楽と映像も結構扱ってるので去年とかはかなりいってました。

しかし階段の数字が宮島達男って気付かなかった俺はいったい。。。

ヒルズでもあるしイベントでも結構みてきたのにオペラシティの所だけは「なんだこの数字」としかみてなかったです。。。苦笑



MOTもいきたい。。。東京はアートが充実してますね。

京都きてわかりました。
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ありがとうございます。。。 ()
2005-01-28 04:48:23
初めましてでした笑

rossa-blogさんとこから飛んできたみたいです。(どうやってきたか忘れた)

地元東京、京都在住の学生です。

よろしくおねがいします。
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はじめまして! (pizz)
2005-01-29 08:09:54
学さん、コメントありがとうございます。



アーキラボは、時間をかけてじっくり観るといいですよ。

ただ、週末は激しく混雑するので、できれば平日の昼間を狙ったほうがいいです。



MOTの展覧会は私のイチオシです。ぜひどうぞ!

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