現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

古郡弘展

2005-01-12 | アート感想@関東
外出ついでに、京橋のINAXギャラリーへ。

古郡弘展 ―森の鎮魂―

私が初めて観た古郡弘の作品は、越後妻有アートトリエンナーレ2003の《盆景-II》(写真)。広大な棚田の上段に、土と藁の巨大な構造物がドドーンと出現し、あまりの存在感に呆然と立ち尽くし、心が大いに揺さぶられたのが記憶に新しい。

エレベータを9階で降りると、裁断された新聞紙と藁で飾られた壁がロビーに出現!期待は最高潮に達し、いざ展示室へ!

展示室の中は、清々しく、神々しい空間であった。まるで山奥で偶然神社に迷い込んだときのような感覚。(作品の描写はひねずしさんのブログ参照。)

ただ、天井が2.5m程度とちょっと低いのが残念。もっと高ければなあ。

置いてあった資料によると、金津創作の森でも、全長196m(!)の土壁で池を囲んだ《あり!あか!おう!》を発表していたとのこと。これは観てみたかった!残念!

1月27日まで、日曜・祝日休廊。