現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

ミヅマアートギャラリー10周年記念展

2005-03-19 | アート感想@関東
中目黒のミヅマアートギャラリーに行ってきた。

ギャラリーの入っている藤屋ビルは外装工事中だった(写真)。少しはマシになるのかなあ?

―Since 1994― ミヅマアートギャラリー10周年記念展

会田誠、池松江美、宇治野宗輝、大塚聰、岡田裕子、鴻池朋子、コマイヌ、近藤聡乃、松蔭浩之……などなど、総勢30名以上の取り扱い作家による展覧会。それほど広くないギャラリーの壁には、縦横に所狭しと作品が並んでいた。さすがにこれだけ多いと小品中心で、値段も手ごろ。

今回気に入ったのは、池松江美(辛酸なめ子)と岡田裕子。

池松江美の作品は、4点組の絵画(マンガ)《紀宮様御成婚記念作品》と、立体《祝ご成婚一般参賀 forever》。《紀宮様御成婚記念作品》では、紀宮さまへの共感と羨望(?)がユーモアたっぷりに描かれていて面白い。《祝ご成婚一般参賀 forever》は神社風の模型で、手を叩くと音に反応して……!!思わず苦笑。

岡田裕子の作品は、都現代美術館で観た《Singin' in the pain》と《俺の生んだ子》の絵コンテ。絵コンテの横には本人のコメントもあって、《Singin' in the pain》の切腹で血が吹き出るシーンは、夫の会田誠のアドバイスによるもので、《俺の生んだ子》に出演していた医者は、ホンモノの医大の先生(ただし社会学)とのこと。道理で良くできてる訳だ。

3月19日まで、日・月・祝休廊。



明日はGEISAI#7を観に行く予定。