大阪万博後に生まれた国内外の若手美術作家7名による野外美術展。1970年代に生まれた彼らは、ちょうど私と同じ世代。以前、青山のスパイラルで行われていたプロポーザル展の記事はこちら。
アジア諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン1の入口にあるのは、さとうりさの《player alien》(写真)。カワイイ姿をした高さ6メートルの立体作品だが、胸のパーツが欠け、前方に落ちている。こちらのページでさとうりさ本人が書いているように、人間が持っている何かを無くし、欠けてしまうことへの恐れや不安に対して、「人間は欠けているところがあっても構わないんだよ。」というのがこの作品に込められたメッセージ。作品の穏やかな表情と相まって、思わず目頭が熱くなってしまった。
北・中・南アメリカのパビリオンが並ぶグローバル・コモン2の国連館前にあるのは、名和晃平の《PixCell-Sacred Beast》。名和は様々な物体の表面に透明ビーズをびっしりと貼り付けた《PixCell-…》シリーズを展開していて、この作品はその巨大版。透明なボールがびっしり貼り付いた巨大なトラと錦鯉は圧巻だったけど、やっぱり普通の大きさの作品の方が名和らしい繊細さがあっていいかも。
ヨーロッパ諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン3のイタリア館裏にあるのは、ハン・ジン=スーの《THE TREE OF A PUBLIC GARDEN》。照明塔に無数の人間のピクトグラムが吊り下がっているけど、遠目にはただの飾りにしか見えず、ちょっと損している感じ。
こちらもヨーロッパ諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン4の入口付近にあるのは、イヴァナ・ファルコーニの《Guardian Angels》。巨大な小人の立体作品で、スケール感が面白い。でも、雨の日の休憩場所前で人はまばら。
アフリカ諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン5のアフリカ共同館裏の壁にあるのは、澤田知子の《FACE》。世界各国の民族に変装したセルフポートレート作品で、ある意味万博にふさわしいけど、見逃してしまいそうな場所にあるのが残念。澤田本人は外見のコンプレックスからセルフポートレートを始めたそうだけど、見慣れるとカワイイかも。
西ゲート付近の西調整池の対岸にあるのは、テア・マキパーの《World of Plenty》。動物や人間が集う幸福な風景を表現した巨大な写真作品だけど、池の向こう岸にあって近くで観られないのが残念。
オセアニア&東南アジア諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン6の中央にあるのは、フェデリコ・エレーロの《World Map》。2つのじゃぶじゃぶ池の底面に、サイズの違う4つの世界地図が色鮮やかに描かれている。さすがに雨降る寒い日に遊ぶ子供はいなかったけど、真夏になると大勢の子供たちが世界を舞台に遊ぶんだろうなあ(笑)。
アジア諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン1の入口にあるのは、さとうりさの《player alien》(写真)。カワイイ姿をした高さ6メートルの立体作品だが、胸のパーツが欠け、前方に落ちている。こちらのページでさとうりさ本人が書いているように、人間が持っている何かを無くし、欠けてしまうことへの恐れや不安に対して、「人間は欠けているところがあっても構わないんだよ。」というのがこの作品に込められたメッセージ。作品の穏やかな表情と相まって、思わず目頭が熱くなってしまった。
北・中・南アメリカのパビリオンが並ぶグローバル・コモン2の国連館前にあるのは、名和晃平の《PixCell-Sacred Beast》。名和は様々な物体の表面に透明ビーズをびっしりと貼り付けた《PixCell-…》シリーズを展開していて、この作品はその巨大版。透明なボールがびっしり貼り付いた巨大なトラと錦鯉は圧巻だったけど、やっぱり普通の大きさの作品の方が名和らしい繊細さがあっていいかも。
ヨーロッパ諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン3のイタリア館裏にあるのは、ハン・ジン=スーの《THE TREE OF A PUBLIC GARDEN》。照明塔に無数の人間のピクトグラムが吊り下がっているけど、遠目にはただの飾りにしか見えず、ちょっと損している感じ。
こちらもヨーロッパ諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン4の入口付近にあるのは、イヴァナ・ファルコーニの《Guardian Angels》。巨大な小人の立体作品で、スケール感が面白い。でも、雨の日の休憩場所前で人はまばら。
アフリカ諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン5のアフリカ共同館裏の壁にあるのは、澤田知子の《FACE》。世界各国の民族に変装したセルフポートレート作品で、ある意味万博にふさわしいけど、見逃してしまいそうな場所にあるのが残念。澤田本人は外見のコンプレックスからセルフポートレートを始めたそうだけど、見慣れるとカワイイかも。
西ゲート付近の西調整池の対岸にあるのは、テア・マキパーの《World of Plenty》。動物や人間が集う幸福な風景を表現した巨大な写真作品だけど、池の向こう岸にあって近くで観られないのが残念。
オセアニア&東南アジア諸国のパビリオンが並ぶグローバル・コモン6の中央にあるのは、フェデリコ・エレーロの《World Map》。2つのじゃぶじゃぶ池の底面に、サイズの違う4つの世界地図が色鮮やかに描かれている。さすがに雨降る寒い日に遊ぶ子供はいなかったけど、真夏になると大勢の子供たちが世界を舞台に遊ぶんだろうなあ(笑)。