現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

金沢21世紀美術館 その3

2004-12-23 | アート感想@遠征
再び無料ゾーンの作品を観て回る。

「タレルの部屋」こと、ジェームズ・タレル《ブルー・プラネット・スカイ―2004》は、期待通り素晴らしかった。天井を四角く切り抜いたこの部屋はちょっと寒かったけど、空ってこんなに美しかったんだと実感。雲の微妙な動きが分かったり、たまにハトが横切ったりするのも面白い。そういえば、同じくタレルによる光の館(新潟・川西町)は来年1月3日より再開。

屋外のプロジェクト工房では、ヤノベケンジ《子供都市計画》の製作作業の真っ最中。作りかけの「トらやん」の顔が沢山あった。今回もヤノベ所長を拝見!(前回の拝見記事はこちら

ただ、ちょっと心残りだったのが、須田悦弘《雑草》とLCM(フェルナンド・ロメロ)《ラッピング》を見つけられなかったこと。どこにあったの??

それにしても、現代アートの美術館とは思えないほどお客さんが沢山入っていた。とりわけ家族連れのお客さんの多いこと!たぶん、遊園地に行くような感覚で美術館に来ているんだろうなあ。しかも、この美術館は市内の小学生を平日に無料招待しているようだし、彼らが大きくなったときが楽しみ(末恐ろしい?)。

あと、この美術館は、カフェレストラン、ミュージアムショップ、託児室、アートライブラリーなどの施設も充実していた。これらの施設はガラス越しに外からも見えて、敷居が低そうな感じ。

開館前は「税金でガラクタを買うのか!」などの批判が一部であったみたいだけど、目標の年間入館者数30万人をわずか2ヶ月でクリアしてしまった金沢21世紀美術館。今後の発展に期待!

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2 コメント

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いまさら・・・ (feltmountain)
2004-12-31 13:48:43
こんにちは。

寒いです・・・。



僕も須田さんの雑草は見つけられませんでした。噂によれば茶室のほうにあったとかなんとか・・・。



あとLCMのラッピングは屋外に12月完成予定となっていましたが、間に合わなかったのでしょうか。pizzさんが行かれた後に設置されたのかもしれませんね。

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今年もよろしくお願いします。 (pizz)
2005-01-01 17:16:17
《雑草》は茶室の近くにあったのでしょうか?

庭に生えて(?)いるとしたら、探すのはかなり難しそうですね。



茶室といえば、もうすぐ公開でしたね。

《ラッピング》ともども、次回のお楽しみです。

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