【映画】マーベルズ…そんなに面白くない？という気持ちと、MCU待ってましたの気持ちがせめぎ合う塩梅

2023-11-29 21:47:00 | 映画

本日は、2023年11月29日（水曜日）

です。

以下は、映画鑑賞記録です

「マーベルズ」🐈
監督　：ニア・ダコスタ
出演　：ブリー・ラーソン、テヨナ・パリス、イマン・ヴェラーニ
制作年：2023年
制作国：アメリカ合衆国🇺🇸
原題　：The Marvels

2023年11月11日（土曜日）

…急遽、休日出勤となった事による怒り💢を抑えるため…その日の午後から「T・ジョイリーバーウォーク北九州」シアター3、15:45からの回、字幕版（席はK-11、K-12）で妻と一緒に鑑賞しました。

概要
マーベル・シネマティック・ユニバース（以下MCU）の33作目（フェーズ5の3作目）で、2019年の「キャプテン・マーベル」の2作目で、2021年の「Disney＋」ドラマ「ワンダヴィジョン」、2022年の「Disney＋」ドラマ「ミズ・マーベル」の続編。
かつてサノス打倒のために共闘したヒーローたちのチーム“アベンジャーズ”中でも、最強の力を持つキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァース（ブリー・ラーソン）、彼女は宇宙の自由と平和のために力を尽くしていたが、クリー人の多くからは“破壊者”として忌み嫌われていた。キャプテン・マーベルに恨みを持つクリー人の一人ダー・ベン（ザウイ・アシュトン）は、ある無人の惑星で、宇宙にジャンプポイントを作り出せる能力を持つ“バングル”を探し出すが、対であるはずのバングルは、片方しか見つからなかった。
ドラマ「ミズ・マーベル」のラスト、地球に住みバングルの能力を使ってミズ・マーベルとしてヒーロー活動している少女カマラ・カーン（イマン・ヴェラーニ）は、バングルの影響で宇宙のどこかに飛ばされてしまう。代わりにカマラの家には、キャロル・ダンヴァースが転送されてしまう。
同じ時、元S.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリー（サミュエル・L・ジャクソン）が率いている宇宙ステーションS.A.B.E.R.で船外活動していたモニカ・ランバー（テヨナ・パリス）も転移させられる。モニカの宇宙服の中には、カマラ・カーンがいた。

感想
まず、ここで起こっている事象は、終始意味がわからない

マルチバースの話を取り入れたMCUは以前から辻褄など合わないのだけど、今回は説明不足が甚だしい…気がする。

光のエネルギーと、ジンの世界から来たはずのバングルの影響で…光に触れた、キャロル・ダンヴァース、モニカ・ランボー、でバングルの持ち主のカマラ・カーンが、入れ替わってしまうという事象が発生（意味不明…お陰で地球に寄り付かなかったキャロル・ダンヴァースに再び会えたが）
かつてのMCUだったらしてくれたはずの詳しい説明は無い

バングルも影響の一つなら、ダー・ベンも巻き込まれそうなものだけど、そうはならない。
説明不足にせよ、私の理解不足にせよ、とにかくわかりづらい設定を、まず飲み込まないといけない。

ここで関与してくるニック・フューリーも根拠なく、したり顔。
おもろ無いけど、とりあえずシリアスだった「シークレット・インベージョン」の影を残すこともなく、コミカルな役回りをし続けることも、意味がわからない

で、あとは、なんか入れ替わり能力を駆使したチーム組んで、いくつかの特徴的な惑星を巡って…それらをちゃんと救うことのなく…

敵は、単純計算でサノスより強い事になりそうな、ポッと出の女性クリー人。
バングルの能力が凄くて、（多分）ロナンの槌🔨を持っている彼女のことは許容し、それとキャロル・ダンヴァースが互角とかなら、なんとか分かるのだけど、
なんかちょっと変な体質のモニカ・ランボー、カマラ・カーンが、スーパーマンばりのキャプテンマーベルの横で普通に戦えるってのは、バランスが良くない。
ソーとハルクが反則技だから、使い勝手を苦慮し続けた…それでも盛り上がる要素に昇華させたフェイズ3までの脚本のような緻密さは、もうMCUには無いらしい。

で、最後には、なんか別次元との間に開いたとかで、それを閉じるために根性論を使用。
この別次元との扉が開く理屈もわからなければ

、閉じる理屈もわからない

とにかく、これがこの宇宙の法則だから許容しろといった脚本。

うーん

MCUは、肥大化して、生半可な脚本では手に追えなくなっているんだなぁ

…と、再認識させられた次第。

「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」の顔が違うマルチバースも
「ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス」の顔が同じマルチバースも
「ロキ」の時間軸も
「ホワット・イフ...？」のifな時間軸も
これらまとまりのない世界観に加え、今回の雑な別次元への繋がりも追加💦
…ついでに言えば「シー・ハルク：ザ・アトーニー」と「シークレット・インベージョン」がグチャグチャにしてしまった世界観も…
全部が納得いくところに集約されて、感動に転化される日は来るのでしょうか

…お願いします（できれば）ルッソ兄弟

他には…

あの猫🐈は、かなり安全な生き物に路線変更なのね。

で、ケイト・ビショップ🏹に会って、ヤング・アベンジャーズを示唆して（ここはまぁ良い

）
X-MENと無理やり繋がって…
と、いろいろビックリはさせられたけど、先行きが不安になる展開。
…とにかく頑張って、もとのMCUぐらいのクオリティを成り立てて欲しいところです。
（個人的に、広げていくべきは、マルチバースではなく「エターナルズ」の領域に踏み込まないといけなくなるアベンジャーズとか、「シャン・チー／テン・リングスの伝説」の魔界みたいなところの正体とかだと思うのだけど…そっち方向は、今の所蔑ろよね）

はいはい…
MCUフェイズ3までの原理主義者がとやかく言うのは月並みだから、ここいらでやめます。
フェイズ4後期に比べたら、結構持ち直したじゃないか

この「マーベルズ」は…
MCUは、そもそも期待値のハードルが高すぎるのよ…多分💦
…と、以下は良かったところ中心で💦

MCU全体の事は置いといて、
関連作品「ミズ・マーベル」とだけ考えれば…愉快な映画ではあります。
カマラ・カーンが、憧れのキャロル・ダンヴァースや、ニック・フューリーと共闘

カマラ・カーン視点は、我々ファンの視点と重なり、それだけで愉快な部分

…あの愉快なムスリム家族🕌に巻き込まれる、真面目MCU勢だったりもついでに愉快

…ただ、ヒーローとしての無力さを“雑に”覚える成長譚は、蛇足。
カマラ・カーンのペースに巻き込まれて、はしゃぐ宇宙最強のヒーローと、最も簡単に数十年の確執を解く「ワンダヴィジョン」の脇役。
否定的ではない意味で女性がはしゃいでいるのが楽しい映画

ディズニーアニメのパロディのような、ミュージカルからの「梨泰院クラス」とのダンスシーンも、穿った見方しなければ愉快で楽しい部分でした

今回は、字幕版で観たけど、今後観る水樹奈々の吹替版にも期待です。

あとは、再鑑賞したあと、何か思うところが合えば、ブログに書きます

点数は４点（５点満点中）…MCU加点含む
MCU…きっと次は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3」ぐらい面白いのを観せてくれるって期待しております

…あ、新スーツカッコ悪かったですね。

…あ、あと3人並ぶと、ブリー・ラーソンのスタイルの良さが目立ちます。

蛇足
私が何年か前に買った翻訳アメコミで、この映画と同タイトルの「マーベルズ」というのがあるけど、映画とは全く関係ないのでご注意。

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ピロＥＫ脱オタ宣言！…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

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