ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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【映画】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(鑑賞記録194)…情報整理映画としてもアクション映画としても完璧に近い1本、単独映画としてはやや情報過多・本筋二の次感少々(杞憂かも)

2020-08-30 17:49:32 | 映画・DVD
昨日、2020年8月29日(土曜日)の午前中「ビッグ・アイズ」の記事をアップして、その旨をTwitterにアップしTwitterを確認していたら…

『チャドウィック・ボーズマン死去』というショッキングなツイートが多く流れていて…

で少し気持ちを落ち着けた後、
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を再鑑賞し、ブラックパンサーの雄姿を再確認。
感想も当ブログにアップすることにいたしました。
(なんとなく感想が纏まりづらい映画で、今まで放置していました)
「ブラックパンサー」の再鑑賞、2回目アップでも良かったのだけど、ブラックパンサーは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の方がカッコいいんだよね

では…



「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
監督 :アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演 :クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン
制作年:2016年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Captain America: Civil War



2016年5月1日(日曜日)「Tジョイリバーウォーク北九州」で字幕版を鑑賞。
初鑑賞当時に書いた「コードネーム U.N.C.L.E.」の記事を観る限り、夜(レイトショーかで行ったみたい。映画館鑑賞の時は「時間」「シアター番号」「座席」を記録しておくようするのだけど、この時の記録はない。
やはり2016年は忙しく💦色々な事が追いついていない💦💦
その後はソフト(Blu-ray)を購入して数回鑑賞。
去年か今年かはだけど山口方面に散髪💈兼ドライブに行く際にも流しっぱなしにしていた記憶もあり。
割とリピート率の高い映画。

そして、チャドウィック・ボーズマンの訃報を聞いた2020年8月29日(土曜日)の午後にも観ました。



概要
アメコミの「キャプテン・アメリカ」を主人公にした映画で、マーベルコミックのヒーローが2勢力に分かれて戦う「シビル・ウォー」を題材にした映画。
映画「キャプテン・アメリカ」シリーズの3作目かつ、マーベルシネマティックユニバース(以下MCU)の13作目(フェーズ3の1作目)。
ソコヴィアでウルトロンと戦った「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」から約1年後、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で逃走し、今はテロリストとなっているヒドラの残党ブロック・ラムロウ(フランク・グリロ)のテロ計画を阻止するため、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)が率いるアベンジャーズは、ナイジェリアのラゴスに出動する。ラムロウを追い詰めたスティーブだったが、ラムロウの口から出た、ウィンター・ソルジャー、またはバッキーことジェームズ・ブキャナン・バーンズ(セバスチャン・スタン)の名前に気を取られた間に、ラムロウはスティーブを巻き込もうと自爆、この爆破を封じ込め市民を守ろうと、テレキネシスで爆破を封じ込めたアベンジャーズの一人ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)だったが、最後まで耐えきれず市民に犠牲が出てしまう。
アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、研究者を支援する基金を発表した会場で、ソコヴィアで犠牲となった青年の母親から「息子はあなたに殺された」と怒りの感情をぶつけられる。
集合したスティーブ、トニーら、アベンジャーズの前に、「インクレディブル・ハルク」の事件の後、アメリカ国務長官になっていたサディアス・ロス(ウィリアム・ハート)が現れ、アベンジャーズの活動を勝手な自警団ではなく国際連合の管理下に置くことを規定した“ソコヴィア協定”への署名を求めてくる。これに賛同したトニーらと反対に、スティーブらは署名を拒否する。



感想
この映画は(私にとって)もちろん面白いのだが…
MCUファンで無い人にはどうなんだろう

前作「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」は、MCUの設定が頭に入っていなくても、万人がそこそこ以上に楽しめる、一般的なフォーマットに則ったアクション映画で、それ故MCU世界への思い入れを廃した場合、MCUの中で一番面白い映画になっていると思っているのですが…

一方、この「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は、MCUの呪縛に捉われざるを得ない作品で、
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の続編というよりも…
「アベンジャーズ」全体(MCU全体)の続編。
そのための状況の整理に(とても上手くまとめて繋いでいるとはいえ)上映時間の多くを費やし、追われている感も否めません。

物語の主題は…

ソコヴィアでの戦いで生まれた悲劇の顛末…
その中で、敵であるヘルムート・ジモだけが、正確に辿り着いているバッキーとハワード・スターク夫妻との関連😢
そこから生み出されざるを得なかった、キャプテンとトニーの確執
😢

なんだけど、そこの描写は(高いレベルに何とかまとめいるとはいえ)

…ジモがアベンジャーズをあそこまで恨む理由の説明が不足。
…キャプテンがバッキーとスターク夫妻のことをどうやってか知った経緯が(サスペンスたろうとし、かつテンポよくしたかったのだろうけど)そんなにちゃんと描かれていないから違和感。
…その知った秘密をトニーに早期に正確に伝えないのも違和感。ペギー・カーターの葬儀でシャロン・カーターの弔辞聞いた後のキャプテンなら尚更だと思うのだけど…タイミングなかったってことかな(ちゃんと言おうとするシーン盛り込んだら、キャプテンがC-3POみたいになるシーンが何度も生まれてしまうとか😅)
…最後の問答無用に怒って話聞かないトニーにも違和感、親のこととはいえ相手はキャプテンなのに💦、トニーの今まで観てきた性格ともややズレるような💦

とか、感じてしまう点も多少💦💦
もちろん、ファン相手と考えれば、それらの補完情報は映画本編外にも山程あるんだけどね😅


一方、ユニバースを描くのには周到で…

ブラックパンサー=ティ・チャラの背景は、感情移入できるほどに深く描かれているし
スパイダーマン🕷も同様に、こういうキャラですよ…(過去作品より若くてイケるメイおばさんまで登場させて)十分に分かる描写をしていたり、
(ポストクレジット2つも、この2キャラクターのものだったしね)
と、この映画のストーリーだけをしっかり観たい人からしたら、もしかしたら雑音が多いのかもしれません
ただ…MCUは、この時点で既に凄くなりすぎていて、ファン以外の人(興味がない人)なんて観ていないにも関わらず興行収入を見込めるコンテンツなのかも知れませんね😅
(だとすれば、ここまで記載した私がマイナスかもと懸念している事項は、杞憂かもね😅)


もちろん私は満足した映画なので、ここからは良い点です

まずはアクション

前半のアクションは(ワンダを除き)生身の人間同士のアクション映画です。
最初のラムロウ一味と、キャプテンのチームの戦いは、特にキャプテンとナターシャが凄くて、普通の予算の映画ならここがクライマックスでも良いぐらいのもの
コミック然としたシーン…万能フリスビーとか、高所から凄く痛い感じで落下したのに「いててて」ぐらいのキャプテンとか😅と、生身アクションの融合が素晴らしく

次にはバッキーを逃すため、ビル階段でのドイツGSG9との攻防。
キャプテンが悪人では無い相手を絶対に、死なせないように(でも大怪我だろうな😅)戦うシーンも盛り上がるし
(余談ですが、宇宙人と戦える能力者と同等の能力の容疑者を逮捕にいけと言われた特殊部隊員の気持ちってどんななんでしょうね😅)
(再鑑賞時)ビルを飛び移るシーンは、トム・クルーズを思い出しました。あっちと違ってガチでは無いでしょうが😅
そこから先は、ブラックパンサーが参戦して、コミック風味が上がっちゃうんだけど移行は自然です。
自然に“走る超人”と車を混ぜ込んだカーチェイスシーンに移行します
この映画ではここが一番カッコいいかな。
初出しのブラックパンサーの事を一気に認めることになるシーンです。
映画「ブラックパンサー」を含めても、ここが一番かっこいいブラックパンサーを観れると私は思っています
このシーンの最後には…
キャプテン・アメリカ🇺🇸
ウィンター・ソルジャー
ブラックパンサー
そして、ウォーマシン🇺🇸
…と、MCUキャラのデザイン上、渋くてカッコいい連中が大集合(ファルコン🦅がやや余計😅)
ルッソ兄弟って分かっているな…となります。

で次は洗脳状態のバッキーを追うシーン。
アーマーの無いトニーも参戦して、ブラック・ウィドウ、シャロン・カーター、ティ・チャラ、キャプテンが、またもや立体的に戦います。
トニーが顔面打たれたときにビックリしてメガネ👓に感心します。
ここでもブラックパンサーの株が上がります
(劇場鑑賞時には「ブラックパンサー」の単独映画が楽しみでたまらない状態に陥らせられました)

ルッソ兄弟だか、スタッフだかのアクションシーンの特徴は、立体的な事なんですかね
いずれもいい感じです

前半の生身感の強いアクションが素晴らしすぎて、後半の空港での超人バトルは逆にイマイチとか思ってしまう弊害もあります。
(バッキーとサムのセリフでもそれを揶揄していますね…分かってやっているんでしょう😅)
この映画はアクションシーン故、特に前半がオススメです。


アクション以外では、記事前半で懸念としたMCU一連作品としての繋ぎ部分。
ファンからすれば、この部分は殆ど全てが嬉しい作りものです
過去のクロスオーバー作品「アベンジャーズ」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」はここがイマイチでした(今考えれば、あの程度がジョス・ウェドンの程度なのでしょう)

ロス将軍(国務長官)の再登場で、ここまで切り捨てられている感のあった「インクレディブル・ハルク」との再接続。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
で起こったはずの負の遺産の回収。

「アントマン」「ブラックパンサー」「スパイダーマン:ホームカミング」への接続。
そして今観ると分かる
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
「アベンジャーズ/エンドゲーム」
ついでに「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」への伏線の数々。

と盛り沢山ですが、破綻させません

本来「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」がやるべきだった積み残しの処理…「アイアンマン3」でスーツを作るのを止めたはずのトニーが、再びスーツまた作り始めてることの理由とかまでやってくれていました
これは他人の残務処理なのですが、ファンが求めていた部分です

ルッソ兄弟は、映画の全体的な面白さと、マニアの気持ちで細かいとこまで補完した映画を両立できる手腕を持っていて、この次の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、更にレベルが上がります
やはり天才であり秀才という感じでしょうか、とにかく感心させられます


なんか、ダラダラと長くなってしまいましたし💦
チャドウィック・ボーズマン追悼というには、彼のことにはあまり触れない記事ですが、このあたりで締めます。


点数は5点強(5点満点中)です。
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の方が単品映画として上、
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」の方が熱量が大きい…
ので、それらよりは低い点数にしましたが、ファンとして満足できる映画です。



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最後に…

MCU世界の重要な一角を作ってくれたチャドウィック・ボーズマンのご冥福を心寄りお祈りします。



Wakanda Forever



では、このあたりで



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