ブラジルって??

ブラジルに赴任することになったサラリーマンによるお気楽ブログ

禁煙条例

2009-04-14 03:27:23 | 日常生活

こんにちは、サンパウロは雨です。

先週、サンパウロ州議会は禁煙法案を可決しました。
これは閉鎖された公共の空間での喫煙を全面的に禁止するものです。
例えばショッピングセンターや飲食店、ホテル、職場、マンションの共用部分、タクシー等不特定多数が利用する全ての施設に及びます。

喫煙可能なのは個人の住宅内、自家用車内及び道路などのオープンスペースです。
レストランも外部のテラス等では喫煙可能なようです。

そもそもは受動喫煙の防止が目的のようです。
ブラジルは世界でも有数の喫煙大国。そのため呼吸器系の疾患が多く、特に子供に受動喫煙の健康被害が及んでいることから今回の条例が議会に提出されたようです。

今まであった喫煙スペースや喫煙席での喫煙も認められなくなるため、愛煙家にとっては大変です。
今まではレストランに入ると禁煙席か喫煙席か聞かれていましたが、条例が施行されればすべて禁煙ですから聞かれることもなくなります(笑)。

面白いのはこの条例に違反した場合、違反者とともに施設管理者にも最高320万レアル(約1億5千万円)の罰金が科されるほか、営業許可の取り消し等の行政処分もあるようです。
要は吸っているのを注意せず見逃した人も罰金の対象となるということです。

当然ながら飲食業界は大反発です。
昨年レイ・セッカ(世界一厳しい飲酒運転禁止令)が発令されたときも飲食店は大打撃を受けました。
今回も痛手を受けるのは必至で、議決当日議会前でデモを行っていたようです。

このまま行けば7月から施行されることになります。
レイ・セッカに続く厳しい禁煙条例により、バール(酒場)はジューススタンドになってしまうのでは…(笑)。

それにしてもブラジルでは昨日までOKだったものが突如としてダメになることが多いのです。
レイ・セッカもそうですが、ゆるゆるの制度やザル法から急に厳しい法令が作られ厳しい取締りが行われる。
そんな状況は赴任してから何度目でしょうか(笑)。
こんなこともブラジル・リスクの一つと言えるかも知れません。

追伸:花粉症が治りました。週末にゴルフをしたら花粉を感じなくなりました。
運動したためなのか、時間の経過により花粉が排出されたのか定かではありませんが…。
当分は苦しみから解放されそうです(笑)。


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