こんにちは。サンパウロは晴天です。
とある幹部から会社を辞めたいとの申し出がありました。
ブラジルでは会社を辞めたり解雇したりは日常茶飯事（笑）なのですが。
理由を問い合わせると家族の問題のようです。
彼の住まいはサンパウロからちょっと離れたところにあり、通勤は出来ません。
そのため単身でアパートに住んでいたのです。
所謂単身赴任ですが、距離的には２５０Kmほどなので急用で帰ろうと思えば帰れる距離です。
一般的にブラジルでは単身赴任はありえません。
家族と離れて暮らすことは奥さんが許しません（笑）。
そんなわけで、彼もこれ以上単身赴任が続くようなら離婚すると言われたようです。
彼としても悩んだ挙句、家族の下に帰ることを選んだようです。
そうすると問題なのは仕事です。
仕事がなければ家族を養えませんから（笑）。
しかしブラジル人的にはまずは家族の下に帰り、それから仕事を探すということみたいです。
そういえば、他の国をみても単身赴任が多い国は無いような気がします。
単身赴任が当たり前のようになっている日本が特殊なのでしょう。
そう考えると、ブラジルに単身赴任してきている日本人駐在員はブラジル人からは奇異な目で見られているのでしょうか？
でもブラジル人も日本にデカセギに行く人の中には単身者もいるとは思いますが。
それでも行かなきゃならない事情もあるのでしょう。
仕事を取るか、家庭を取るか。
ブラジル人は間違いなく家庭を取ります。
