こんにちは。サンパウロは晴天です。
昨日のニュースでJALのサンパウロ便が正式に廃止になるようです。
以前は成田-サンパウロ間を週3便飛んでいましたが、JALの経営不振から今年の2月以降週2便で運行されていました。
公式な発表では9月末までは現行の週2便で運行し、10月以降は運休と言う事です。
しかし、支店も閉鎖されるようですから、事実上の撤退でしょう。
成田-サンパウロ便は32年間に渡って継続運行されてきました。
日本から遠く離れたブラジルに住む日本人・日系人にとっては日本とブラジルを繋ぐ象徴のような路線でした。
昨年から廃止の可能性が取りざたされるようになると、ブラジルの日系人社会では署名活動やロビー活動によりなんとか廃止を食い止めようと努力をしてきたようです。しかしその甲斐もなく運休となってしまいました。
ブラジルは2014年ワールドカップ、2016年のリオオリンピックを始め、これからますます経済が発展していく国であることは最早疑いようがありません。
それを見越してか中国や韓国などはナショナルフラッグによる乗り入れ便は増加傾向にあるようです。
なぜ日本だけが時代に逆行するような動きをするのか理解に苦しむ所です。
まるで元気の無い日本を象徴するかのようなJALの撤退ですね。
これから日本に帰るときにはどの便を選ぶか悩まなくてはなりません。