続・エヌ氏の私設法学部社会学科

無理、矛盾、不条理、不公平、牽強付会、我田引水、頽廃、犯罪、戦争。
世間とは斯くも住み難き処なりや?

事故が起こらないことを前提としている事故対策に何の意味がある?

2011-04-27 | 社会学講座
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 つくづく思った。
 わが国の事故対策は、諸外国と違い、「事故が起こらない」ことを前提としている事故対策なのだと。

*静岡県浜岡原発。
 東南海地震震源地の真上にある。

*新潟県柏崎刈羽原発。
 フォッサマグナ真っ只中にある。

*愛媛県伊方原発。
 中央構造線(巨大活断層)のすぐ側にある。
 東南海地震の津波に対して無防備な上、原子炉は福島より脆弱。

*2011年4月26日付け新聞記事(要旨)
 福島の事故を受け、各電力会社は、バックアップ用発電機や電源車を配備した。
 が、それらでは発電能力が足りず、計器等は動かせても、原子炉を冷却安定停止状態にすることはできないことが判明した。

 各電力会社は、「原発は絶対に安全です」と言ってきたが、この世に「絶対」などということなど、あろうはずがない。

 いや・・・ひとつだけ「絶対」があった。

「『絶対』という言葉を、絶対に信じてはいけない」

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