べた記事読んでる？ これこそ大事じゃ？？

毎度 焼津名物 炎の弾丸男！！でござる。

トヨタの08年春採用、11％増の3508人に・16年ぶり高水準

日興株の上場維持を決定・東証「不正会計、組織的といえず」

　これは本日の日経新聞の一面の一部の記事である。

　我輩ほぼ毎朝市場のセリと朝食の合間のたった１０分ほどで日経新聞を中心に業界新聞、業界情報誌などをさーーーっと目を通す。

　ご覧のように一面記事となるのは日本一利益を上げているトヨタ自動車の雇用動向に、日本経済の根幹を成す金融関連の日興上場維持のニュースで、確かにどちらも現在の日本の経済において注目すべきニュースなのであろうが、
こと鮪屋の一般ピープルである我輩にとってはブラウン管の向こうの出来事でひょっとしたら「華麗なる一族」を見るのとあまり変わらないのかも知れない。（少し言い過ぎかぁ？）

　そんな一般ピープルの我輩が一面をデカデカと飾った記事よりも興味を引かれた記事はものの5ｃｍ四方に詰め込まれた

　　　　　倒産件数　2月５．５％増　　
                     というたった１２０文字ほどのべた記事！
  ※べた記事とは一段見出しで、活字がべったり詰まった感じの小さな記事。
内容は  
  2月の負債額1千万円以上の企業倒産数が１，００２件　（前年比５．５％増）
　負債額２８９５億１千万円　（前年比０．３％増）　　　　　　
  ２ヶ月連続で前年同月を上回っている。

景気回復イケイケどんどん！！の記事に対して、明日はわが身、とても人事でない身につまされるような記事。

確かに中小零細企業が束になったってトヨタ自動車のように２兆円もの利益を出してたーーっぷり税金を納めることが出来ない。
しかし日本国民１億２千万人の間違いなく過半数以上はこちらのべた記事のほうが身近で大切なように思えるのだが。

　この取り扱いの差はなんだぁ？

　因みにネットの３月１２日経済のニュース一覧にもこの記事は影も形もありません。

　最近メディアのあり方についていろいろ言われるようになってきた。
　世論誘導に多大な影響力がある各メディアも何だかんだ言ったって、スポンサー企業などから多くのお金をもらってこそ成り立つことが出来る。
　
　そんなで結構偏った報道が問題になったり、以前にも問題になったが、ＮＨＫなど政府が関与していたようなこともあった。

　そういえば先日の日曜日の朝に麻生外務大臣が民放の番組(←これ面白いから観なかった人は是非どうぞ。朝っぱらから麻生節）にでていたが、キャスターの誘導的（こんな発言をさせたい！）な質問に対してボロクソ言って蹴散らしたり、女性キャスターが肩をゆすって含み笑いをするような返答をしていた。

　実は最近「新聞はべた記事にこそ大事！」なんて誰かが書いていたのを読んでから、今までなら見もしないようなべた記事に意識的に目をやるようにしている。

　本来なら本日のこの記事も読むどころか目にも触れずページを捲ってしまったのだろうが・・・

　日本の行方を方向付けるようなことは一面や大見出しの記事が多いのだろうが是非皆さんもべた記事に注目してみてくだされ！
ひょっとしたらぞーーーっとするような恐ろしいはなしや、超～ラッキーでとっておきな話題が書かれていたりするかもよ！

？？？（汗）考えてみたら我輩のくだらないブログだって２０００文字を越えて書いているのに、取上げた大事なべた記事はたったの１２０文字だよ！（汗）
さらに言えばスポンサーさんの１ページ一面の広告があったり。

おいおいおい、日経さんそれでいいのか？？

 因みに日経さんの社是には
　　　　中正公平、
　　　　わが国民生活の基礎たる経済の
         平和的民主的発展を期す
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と記されております。

　さらに行動規範などもありますので参考にどうぞ！

では・・・