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PICO's BLOG~きままな日記帖~

還暦+αな年代、気持ちはいつも現役世代 
なんでもチャレンジ、そんなPICOの備忘録
   

村はずれのお堂

2015年03月23日 16時19分51秒 | 寺社めぐり

仕事の帰り道にある、このお堂、以前にも書いたが

中々中を見ることができなかった、今日帰り道、お堂の

扉が開いていた。

村はずれの地蔵堂

近くのお婆さんやお母さんが8人、掃除をしてお参りして

おしゃべりに花が咲いていた。

きっとここに集まるのは、このおしゃべりがすきなんだなぁと

思った。家のこと、亭主のこと、子供、孫のことと話しの

輪が広がっていく。

そんな他愛ない話を少し聞いていた、他愛ないんだが、なぜか

ほっとする時間でもある。きっと昔はこうして隣近所との関係を

作ってきたのであろう。そして助け合う精神、譲り合う精神が育まれて

きたのであろうか。

このお堂には地蔵菩薩が祀ってあった。

ずっとここに居て村人を守ってきたのであろう、

きっと楽しいおしゃべりタイムであろう

先日のお彼岸の

中日での説教では繋がり、家族の繋がり、地域社会との繋がりが

大事で「おかげさん」の気持ちが重要だと寺の住職は言われていた。

そうなんですね。基本は家族、それが崩壊しないようにしておかないと

とても社会、地域、しいては国家、世界まで広がらない。

 

~搾取の世紀から譲り合いの世紀へ~

と金田一秀穂さんの言葉

 

 

 

 


お彼岸の中日

2015年03月21日 21時33分55秒 | 寺社めぐり

今日はお彼岸の中日、昨日に引き続き寺院を巡った。

自宅近くの臨済宗妙心寺派の太平禅寺に。

山号を長松山と言う。檀家の方が多くお参りに来られていた。

説教は瑞浪のお寺の方が見えていた、同じ妙心寺派のお坊さんの

ようだ。

 

 

昼からは東観音寺へ。

このお寺は多くの重要文化財を保有されている、いつか拝見したい

ものだ。ここでもお彼岸の行事が開催されていた。

本堂や多宝塔、阿弥陀如来坐像などは必見です。

 

国指定重要文化財に指定されている多宝塔

 

暑さ寒さも彼岸までと言われる、春本番になるかな

今日は愛知県でソメイヨシノの開花が宣言された、例年より

早いとか。

 

 

 


扶桑山 大鷲院

2015年03月20日 17時50分55秒 | 寺社めぐり

曇り空の朝、今朝は自宅前の小学校では卒業式が

行われている。

前から出かけてみたかった豊田市、足助のはずれ、扶桑山

大鷲院は曹洞宗の古刹です。豊田市から飯田街道を北に

向かって20数キロ行くとある。

二層の山門は立派で、一昨年訪れた栃木県大田原市の雲巌寺の

山門にそっくりだった。禅宗のお寺の山門は総じて二層の山門がある。

扶桑山 大鷲院の山門

椿の花 一輪

霧がかかって幻想的

山門をくぐって本堂までの道には人生訓の碑が立っている。そして

大きな高い石垣は昔、この地方を襲った豪富で村人の救済のため、

和尚が石垣づくりをおこない、その日当を、米ではらって多くの

民を救った遺産とのこと。

静かな境内には人影もなく、山の下の方から小学生の元気な

声が聞こえてきるだけだ。

本堂よこの山道を登って行くと魔崖仏 弘法大師88体、

坂東・秩父33観音像60余体が裏山の全山を覆う岩肌に彫られています。

こんな魔崖仏がたくさん彫られている

役の行者(小角)の像か?

この山は大和(奈良)大峰山を写したとのことで修験道場として

山伏などが厳しい修行をする行場であった。

一時間余りの山道は霧にかかって幻想的でもあった。

山城を思わせる立派な石垣

山門の扁額は山岡鉄舟の筆 正法

 

 

 

来月は高野山と奈良、三重の寺院を巡る。

 


写経 写仏

2015年02月24日 16時43分17秒 | 寺社めぐり

昨日は暖かく3月下旬の陽気であった。

今日は昨日に比べれば少し肌寒いが、それでも春めいてきました。

そんな今日は月一回の写経・写仏の日で法蔵院にて

描いてきました。

今日は大日如来像を写して色塗りをした。

金剛印を結んだ如来は凛々しいです。

法蔵院は浄土宗のお寺で掛けてある法然上人の画像も

一枚写真に撮らせていただいた。

写経・写仏が終わると和尚さんとみんなでお茶とお茶菓子を

いただいて談笑、この時間がいいです。

一枚起請文

 

 

明日は庭仕事かな・・・

 


滝山寺鬼まつり

2015年02月22日 00時04分30秒 | 寺社めぐり

 長刀お礼振り

旧暦の1月7日に近い日におこなわれる岡崎の

滝山寺鬼まつりに行ってきた。この滝山寺には昨年秋にも

お邪魔して宝物を見させていただいた、十一面観音立像を

はじめ聖観音菩薩と梵天、帝釈天像をじっくり見た。

境内の大松明

 庭まつり(田遊祭)

 

今回は鬼まつりで寺伝によれば

天下泰平・五穀豊穣を祈るもので、旧暦の正月元旦から始まる修正会の

結願日にあたる旧暦正月7日目の晩 (現在は旧暦正月7日に近い土曜日)

に催されます。このまつりの起源は、源頼朝の祈願から始まったといわれ、

徳川三代将軍以後は幕府の行事ともなりました。

夕方三時ごろから大松明・ 12人衆登山行列始まり、長刀お礼振り、

鬼塚供養(豆まき)がおこなわれ、鬼塚には昔、身を浄めずに祭りで鬼面を

かぶったために、面が取れなくなって悶死した山伏を埋めたという伝説があります。

またこの時、山伏が父面・母面をかぶったまま埋められたため、現在 、

この2面が存在しないとも伝えられます。

大松明が舞台にあがり本堂裏で個々の松明に火がつけられる

 

 

その後、田植えなどの農作業の過程を詞と所作で表現し、田植え歌も歌う、

庭まつり(田遊祭)があり、いよいよメインイベントである、

鬼まつりが始まる。

運慶作と伝えられる祖父面、祖母面、孫面をかぶった鬼が登場し、

大たいまつを持った数十人の人々が乱舞するかのように従います。

暗闇の中にたいまつの火がゆらめく様は勇壮で、まつりは最高潮に達します。

祖父鬼

そして喧騒な祭りは終わって寂しさが残った。

人々は返す波のように家路に急ぐ。

 

もうそこまで春、勇壮なまつりであった。

 

 動画観れるかな。

you tube 鬼まつり

 

 

 

 

 

 

 

 

 


鬼祭り

2015年02月11日 21時39分02秒 | 寺社めぐり

今日は昨日と打って変わっていい天気、気温もぐんぐん上昇し

10度を上回った。そんな11日は昨日に引き続き安久美神社で鬼祭り

本番の催しがあった。

女の奉納舞い

 

赤鬼

 

長い歴史のあるこの巫鬼祭りは、午後からクライマックスの赤鬼と天狗のからかいと

いう奇妙な出し物がある。境内中央の道を本殿前まで鬼と天狗が

ユーモラスにからかいながら踊る?しぐさが愉快だ。

その前には五穀豊穣の儀式な本殿内では巫女さんの舞いがあり、

一年、十二ヶ月の弓矢を射る儀式などいろいろな儀式が

進められる。

天狗

たんきり飴の粉で一面真っ白になる

稚児

 

多くの方がそれらを鑑賞、そして終わりに近づくと氏子が白い

粉を塗したたんきり飴を一斉のばら撒く、それを拾う観衆と

その白い粉を体に被ることによる無病息災を得る現世利益を

求める人で大いに賑わう。

黒鬼

粉で真っ白になった人たち

奇祭だ。

神社境内の周辺には多くの屋台も出て、祝日のひと時を楽しむ

人でいっぱいだった。

飴3個拾った、粉も被った、いい年になりそうだ。

 


普門寺

2014年12月06日 16時22分19秒 | 寺社めぐり
めちゃ寒い朝、地元の名刹 普門寺に行ってきました。

駐車場に車を停めて山門をくぐり本堂へ、まずは先日も赤岩寺の
不動明王とは趣が違う普門寺の明王を見仏、一旦門を出て左手に行き
急坂と石段を登ると観音堂がある、ちょっと紅葉の盛りは過ぎたが
絵になる。
今日は御開帳で、聖観世音菩薩立像が凛々しく立っておられる。
仏像は性はないのですが、とっても優しく立っておられ、女性の
ようです。











観音堂










観音堂ではガラス工芸(星座)も展示されていて外陣を暗闇を
幻想的に演出されていました。
お堂を出て左となりの大師堂を参拝し石段を下ると
途中に石仏が日差しを浴びて綺麗だった。





少し下ると右手奥に収蔵庫がある、ここも今日はご開帳です。
正面にどんと鎮座されておあれるのは阿弥陀如来坐像と釈迦如来坐像
その脇には四天王(多聞天、増長天、広目天、持国天)
どちらの如来もふくよかな顔立ちです、寺伝をじっくり読ませて
もらい、時に仏像を見、御寺を後にしました。

釈迦如来坐像


阿弥陀如来坐像








普門寺 真言宗高野山金剛峯寺派
仏像写真は普門寺許可を得て記載しています。


そうだ、京都行こう

2014年11月30日 22時06分46秒 | 寺社めぐり
先週末、仏教美術友の会主催の見仏旅行に行ってきました。

恒例の見仏旅は京都の六波羅蜜寺、三十三間堂と智積院の
三寺です。

7時過ぎに豊橋を出発、一路京都へ。
途中トイレ休憩を草津SAでとり、京都に入った。
まずは六波羅密寺、ここは御存知、平家一族が一大勢力を
表した平安中期、広大な敷地に一族が軒を連ねた場所です。
その中心的な場所にあるのが六波羅蜜寺です。

ここには念仏を主体とした宗教を起こした空也上人像が
安置されており、四国八十八ヶ所49番札所、浄土寺にも
同じ空也上人像があります。






じっくり見て、次は三十三間堂へ、その前に昼食です、京料理
をちょっぴり食べました。見た目はすごく美味しそうです。


で三十三間堂へ、ここは4回目です。何といっても、あの1000体の
千手観音菩薩立像と本尊の菩薩像は圧巻です。創建当時は堂内も
仏像も煌びやかで、まさに浄土を思わせていたんでしょう。
平清盛の金力と後白河法皇の権力争いから生まれたと言っても
過言ではない象徴的な寺院です。











そして最後はこの三十三間堂の隣りの智積院です。
まずは庭園の紅葉は素晴らしいです、あまり有名でないのか
余り人はいませんでしたのでゆっくり見ることができました。
長谷川等伯の有名な襖絵を所蔵されており、狩野永徳との
ライバル的存在の等伯の絵画が必見です。







刈谷オアシス
紅葉の時期でもあり渋滞が予想されたが、思ったよりスムーズに
行けました、また天気も風もなく暖かい一日、国宝級の仏像や
襖絵、紅葉と秋の京都を満喫してきました。

寺院めぐり

2014年11月23日 18時15分43秒 | 寺社めぐり
三連休の中日、天気も良いので、近場のお寺に行ってきました。

まずは赤岩寺(真言宗)の愛染明王にお会いしてきました。
真っ赤な顔をして憤怒の形相は、衆生の欲を断ち切るよう
顔色を変えて導いてくれています。

*真言宗は弘法大師空海が開いた密教宗派で、四国遍路や世界遺産にも登録
 されている高野山はお遍路さんにとては、まさに聖地です。
 四国歩き遍路の記録は 趣味人に記載してあります。2010年3月から5月、
延べ50日、1500kmの旅です。


赤岩寺の山門




仁王像






愛染明王像
愛染明王は、その名のとおり愛情に縁が深いほとけとして知られる。
人々の愛欲を否定するのでなく、その欲が持つエネルギーを悟りへの
力や向上心振る向ける「煩悩即菩提」という密教的な考え方を体現した明王です。








ほかにも馬頭観音像や阿弥陀如来像、六地蔵菩薩、胎蔵界大日如来像など
多くの仏を観ることができました。

明王堂の本尊、愛染明王は頭に獅子を乗せ、金模様の鉢巻をし、
右手最上の手には蓮の花、中手は槍、下手は三鈷杵を。
左手最上の手は何も持たず、祈る人の要望を受けて持つためにあけて
いるとか。中生は弓、下手は鐘を持っておられる。

庫裏でお茶をいただきながら和尚さんのお話しや、若い女性方、三人と
楽しくお話しさせていただいた。





帰路にちょっと寄り道して、毎月一回、坐禅をしている正宗寺(臨済宗
妙心寺派)に。
たまたま紅葉とお茶会の会を開催されていおり、本堂にあがらせて
もらった。

正宗寺の山門


参道の大杉


本堂


鐘楼


四季桜ともみじ



まったく茶道の心得などないんですが、呈茶券を買ってしまって
いただくことに。

茶会の主人と主賓、その他と言う格式なのか、わかりませんが
座っていると順番に茶菓子が廻ってきて、かえしに一つ乗せ、
次の方へ菓子器を。
主人と主賓の会話からお茶が運ばれる、次は私の番、、、、
どうしようと見よう見真似でいただく。
緊張のせいか、お茶の味は覚えていないが、足の痛さだけが残った。



掛け軸も掛けられ











庭には四季桜ともみじがコラボしてて秋の風情を醸し出していた。

赤岩寺、正宗寺と晩秋のひととき、いい時間を持った。







滝山寺

2014年11月21日 08時43分46秒 | 寺社めぐり
ここ滝山寺は、源頼朝を弔うために造立された、聖観音菩薩立像が
有名ですが、私は、本堂に祀られている十一面観音菩薩立像が好きで
出かけてみました。





境内から遠く離れた三門(山門とは書かない)の仁王像は今でも
ぐっと睨む顔つきで悪を寄せ付けない。そこから少し行くと
左手に石段があり家康を祀った東照宮と本堂がある。





東照宮はどこも煌びやかだ

本堂には本尊の薬師如来や、脇侍の日光、月光菩薩立像をはじめ
不動明王、毘沙門天立像、仏界を守護する十二神将が建ち並んでいます。

三門

しかし外陣からはビニール幕で覆われていてしっかり拝観することは
出来なかった、年明けの鬼祭りのときには幕が取り除かれるようなので
その時、また観たいものです。

本堂

一番観たかった十一面観音菩薩立像は宝物館に安置あれているので
和尚さんの解説とともにじっくりと鑑賞してきました。
十一面観音の本尊よりお前立の小さな目のお像が何とも優しい顔を
されている。
もう堪らない御顔である。こいちらの像のほうが重文に指定されて
いてもおかしくない造りである。
寺伝などを聴きながらメインの聖観音菩薩立像と帝釈天像と梵天像と
御対面、後補されているので表面が綺麗な分、趣が無いが、鎌倉仏師
運慶とその子湛慶の作である。また聖観音菩薩の胎内には頼朝の歯と
髪(らしきもの)がX線カメラで写しだされて話題にとなった観音様で
ある。

十一面観音菩薩立像





聖観音菩薩と梵天、帝釈天像







仏像写真は滝山寺より許可を受けています




本堂と紅葉