もう2ヶ月前のことになる。
2ヶ月経ったから書けるのかもしれない。
4月末から、事情があって壬生娘家族と2ヶ月間、同居。
当然 食事時はただでさえ狭い キッチン、食卓は大混雑。
しかしながら メアリーもいて
両親がいた時も 壬生娘家族も通いで晩御飯はほぼ一緒だった。
瞬間最大9人家族だねと言っていたこともあった。
時間差で食べていたのである。
それで何とか 手狭さを乗り越えてきた。
築60年以上の部分と50年以上の部分が合わさって
何回も増改築を繰り返した我が家。
はっきり行って 大家族向き台所じゃない。
そこで 夫は
改造計画を立てだした。
この棚は捨てて。
冷蔵庫はこっちにやって、
ごく普通の長方形のテーブルを
なんと 細長いカウンターテーブルにすると。
台所を主に使う人の勝手はそっちのけ。
えっ?細長いテーブル?
みんなカウンターみたいに並ぶの?
給仕はラーメン屋さんみたいに横から? 子どもがいるのに危ないわ。
ラーメン屋なら正面から出せるけど
我が家は壁に向かってのカウンターしかできない。
それに そんなサイズ 市販になくて特注だわよ。
それに テーブルの脚にキャスターをつけるって?
危ない、子どもが押して、汁物がこぼれてやけどよ。
どうやら ホームセンターで材料を買ってきて作るつもりらしい。
えっ? 白木の板を買って なにか塗って、脚をつけるの?
できるの?
紙と鉛筆と長尺のメジャーがそこらへんに転がっているのが
常態化してきた。
あのね 物理的に狭いのだから。
どんなに配置換えても無理。
どんどん捨てて シンプルにするのはある程度歓迎だけど。
溜め込む性格は 夫の方が勝っている。
壬生娘のマンション工事が済んだら帰るのだから。
あとはまた夫婦ふたりの食事よ。
そこのところを言いたいのだが
何かとりつかれたように行動する夫。
「何も言わないの?」娘
「今 言っても 何でも僕の事反対する 悪い妻になる」私
しばらく様子をみることに。
週休二日といえども なにかと予定がはいっている夫。
それに60歳を超えると一日は体力回復か温存日に充てないと。
やっぱり 進んでいないようだ。
改造計画はまだ 紙の上の手書き状態。
何が必要か、買い物リストもできていない。
私は必要なら お金は出すわよと言ってある。
(たぶん 実現しないと思うから)
それから 1ヶ月弱。
計画は頓挫したようだ。
下駄箱の上に手書き設計書が放置してある。
もうそろそろ 言ってもいい頃だろう。
「まだ 考えてくれてたの?
娘家族は しばらくしたらまた実家からでるのよ
後は夫婦だけよ。もうやめたら?」
手短に ズバッ!
それから 何事もなかったかのごとく
計画書はどこかに捨てられた。
(メジャーは私が片づけたけれど)
たぶん夫は、しなくてもよいのだと 安堵したと思う。
めでたし めでたし。
私も悪者にならなかった。
長期の黙認も必要だわ。
台所、もっとシンプルにしたいけれど
夫なりのこだわりもあると思うし
現状で過ごします。
今週はレッスンがないので 夫と2人 向かい合ってごはん食べますわ。
カウンターじゃなくてよかった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます