朝、出かけるときに、財布にお金を足してくれというものですから
足しました。
済んで、洋装といえども着替えの私たち。
そのままの主人。
どうやら、ゆうさくさん母、ひろこママがお相手をしていてくれたのか
主人は行方不明にならずにいっしょに帰途につけそうでした。
ここで 舞子ホテルのこと。
はじめての場所で、なにも予備知識も持たずに行きました。
大正時代の海運業の金持ちが迎賓館として贅を尽くして建てた洋館。
中は和風。
昨夜からの雨に、中庭がしっとりと美しい。
周囲の庭もきれいで、お天気さえよければ外で写真を撮るはずでしたが。
帰りは、着替えの部屋から一番近い出口を案内され、
竹林や庭をすこし遊歩道みたいな道で散策しながら
ゲストをお見送りした入り口の脇へでました。
そこには午後の式で、晴れたので正面玄関前で写真を撮るらしく
新郎新婦が出てくるのを待っていた他の組の友人たちが
ライスシャワーかフラワーシャワーで待機なのかきれいに並んでいました。
さて 車に着きました。
荷物を積もうとしたら
ひろこママが、
「さっきまで一緒に話しながら来たんだけど
角を、曲がって振り返ったらいなくて、
パパさん、あそこに並んでいますよ」と、呆れ顔で教えてくれた。
そう 待機中の他家の列の一番前にいるのです。
もういいわ。 置いて帰りたい。
電車の駅はすぐそこ。
方向さえ間違わなければ 飾磨には必ず着く。
寝過ごして終点の姫路まで行っても特急で一駅。
財布にお金も足したし。
一人で帰れば?!
あとで聞くと、壬生娘もそう思ったらしい。
他家の最前列から 主人を引き剥がし
やっとこさ車に乗せた。
ワンボックスの最後尾。
真ん中の列の 孫が嫌がる。
どうやら 主人は孫の足をそれまでにも
おぼつかない足取りでふんづけたらしい。
こまった じいさんだ。
帰りました。
他の先生はレッスンをしているし
朝、早かったので父の食事、2食分を置いたまま出かけております。
たぶん大丈夫だろうけど、
もしもどこかで こけてたら・・と
私は勝手口開けてすぐに父の様子を見に走り、
主人はそのまま寝ました。 もう寝てくれたんでいいよ。
これって しらふの時に一言 新婦の父のあるべく姿を注意すべき??
無理、無理、言ったってうるさい妻になるだけよ。
聞く耳ないし。
それに もう身内の結婚式はないでしょうに。
壬生娘の助言で 言うのはやめました。
2年まえ ひろこママ、次男のつーくんの式には
私は、両親の介護のため欠席。
主人は壬生娘夫婦と行きましたが
そのときは それほどではなかったらしい。
当時 一歳になっていなかった孫の子守もあったし、
往復、電車だったし。
私がいると 安心して飲んでるんだな。