photo life 秋田

秋田が分かる「かもしれない」ブログ

ケツジョリYEAH!

2019-02-02 | 藤里町


 秋田で開催される「世界選手権」といえば、FISフリースタイルスキーワールドカップ秋田たざわ湖大会が有名ですが、それよりも一足先に、毎年行われている大会があるのをご存知ですか?
 それが「けつじょり世界選手権」です!

 今年もお尻自慢の兵たちが世界各国から藤里町に集合しました。今年の参加人数は老若男女あわせて50人超でした。
 首都圏から参加された方もいらっしゃいましたが、県北のALTの先生方が多数参加していたこともあり国際色豊かなイベントとなりました。

 本番前に試走も行われました。中学生以上のラージヒル部門は4メートル超えが連発しそうな、なかなかのコース設計(´・ω・`)





第5回けつじょり世界選手権

 選手宣誓も終わり、大会開始です

 




















 あいにく午前のジャンプ部門のみの観戦となりましたが、毎年みなさんとても楽しそうな笑顔が印象的なイベントです。こちらをご覧の皆さんも来年は参加してみてはいかがでしょうか?


第33回紅葉自然観察会

2018-10-17 | 藤里町

 第33回紅葉自然観察会の様子をお伝えしようと思います。
 前日の駒ヶ岳登山から引き続き参加されている方もいれば、自然観察会のみ参加の方もいらっしゃいました。今日は田苗代湿原~岳岱自然観察教育林~太良橋とのこと。
 自然観察会は藤田公紀さんがメインガイドを務めました。


 快晴です。たぶん前日よりも良いくらい。朝は気温が下がって寒かったですが、出発の9時頃には温かくなっていました。


 昨日も通った道を再び走りますが、見落としていたポイントもチラホラ。この間の雨で山肌が崩れてしまったそうです。
 ほかにも、森林鉄道が通っていた時の橋なども教えてもらいました。
 太良鉱山には最盛期は250人(だったかな?)いたそうです。白神山地周辺では青森県側にあった鉱山には2000人いたそうです。


 この日も3班に分かれて行動しました。私は大森さんがガイドを務める2班。2班のメンバーは皆さん前日の登山も参加した面々でした。
 大森さんは、
道端の雑草は雑草と言わず、道草といいましょう。道草を覚えながらみちくさすれば、もっと野山が楽しくなる。とおっしゃっていました。


 フキノトウというと雪解けの春をイメージしますが、今から準備しているんだそうです。
 見分け方の分かる方々は感心しきりでしたが、私にはどれのことなのか・・・。


 この日は前日に続いて天気も良く、ツアーもたくさん計画されていたようです。ガイド協会の方々もフル稼働で、田苗代湿原だけでも何人と出会ったことやら。


 ユリの仲間だった気がします。秋というと赤い実が真っ先に思い浮かびますが、真っ黒。


 中が空洞になって、皮がギュッと巻き込みを見せている、典型的なラムズホーン。


 前日の筋肉痛など感じていないのか、足取り軽く進む2班メンバー。興味津々に話に耳を傾けていました。
 大森さんの山野の知識は豊富で、他の班の方々ははるか先に進んでいますが、私たちはじっくり山野草を見ながらです。




 大森さんがふたつの枝を鋏で切ってくれ、ちょっとかじってみてくださいと配り始めました。


 右がクロモジ(と、なんだったかな~)。ちょっと斑点みたいなのがついていました。ミントみたいな、爽やかな香りが。殺菌効果があるようです。


 湿原エリアに到着しました。昨日より天気がいい!
 キンコウカなども見ることができました。尾瀬には「アヤメ平」と呼ばれる場所があるそうですが、実は咲いているのはキンコウカなんだそうです。アヤメと似ているため間違ったみたいです。


 キノコもたくさん。


 山の植物は3年分のエネルギーを蓄えているそうで、これは来年咲いて


 こっちは再来年咲くそうです。


 この日もビデオカメラで熊撮影の方々がいらっしゃいました。双眼鏡片手に遠くの木々を見ていて、何かが動いたような気がするとのことでした!




 コシアブラ
 油を漉したから、コシアブラだそうです。


 田苗代湿原を発ち、岳岱へ。到着して間もなく昼ご飯となりました。食事中もたくさんの方が目の前を通り過ぎていきました。白神山地は今が旬ですね。


 食事後、約1時間半かけて教育林の中を散策します。
 400年ブナ~モリアオガエルの池~湧き水~千手ブナといったコース


 大森さんが持っているのはミゾソバという植物。
 葉っぱの形がウシに似ていることから別名、ウシノヒタイというそうです。
 ほかにも、ヌルヌルしたウナギも掴めそうなくらいザラザラした茎をもつ、その名も「ウナギツカミ」なんていう植物もありました(笑)


 ブナの葉っぱにも特徴があるそうで、


 葉っぱの縁のくぼんでいるところに側脈が伸び、縁まで達するのはブナだけなんだそうです(実際には縁の直前でちょっとカーブしてる)。


 フキを使ったコップの作り方も披露してもらいました。


 葉の裏に小さな粒々が付いているホシダ
 400年ブナにたどり着くまでも足元には見どころ満載でした。


 久しぶりに見た森の巨人、400年ブナ
 実は先日の強風で、ここから数十メートルの場所を突風が通過し、大木が軒並み倒れてしまったそうです。奇跡的に助かったのです。




 樹上にできたギャップに向かい、細い木々が左に曲がりながら伸びていました。


 もうしばらくは、この姿を見ることができそうです。


 モリアオガエルの池に向かう途中、大森さんが指さしたブナの木。幹を黒い線が縦に走っていました。


 ブナは幹に水分が集まるような姿をしているそうで、雨が降ると葉っぱについた水分が幹を伝って流れ下ちるそうです。なので、あの黒い線を樹幹流というそうです。




 岳岱は岩の上に成長した木々が多くみられますが、これは風雨などの浸食作用によって周りの地面が削り落ちて岩が露出してしまった結果なのだそうです。この辺りはもっと降水量が多かったことが分かっているそうです。
 また、多く見られる岩は噴石ではなく、山が崩れたことによるものだそうです。


 なんとなくですが、川か何かが流れていたかのように地面がくぼんでいる気がしないでも。


 表面にびっしりキノコが生えた幹も!


 湧き水の場所まで到着しました。成分を調べてもらったら最高の軟水だ!とお墨付きをもらったとのこと。冷たくておいしいです。






 湧き水の近くにはロープが張られた地点がありました。この辺りはブナの一生を観察できる貴重なエリア。




 幹に生えたコケ
 大森さんの身長の2倍近くのところから上にコケが見えますが


 あそこまで冬は積雪するためとのことでした。




 キノコがびっしり!


 ツキヨタケだったかな。毒キノコですね。


 切り株を利用したテーブルと、背もたれまでついた木のイス。こんなところでコーヒーとか飲んでたら気持ちいいだろうなぁ。


 倒木によってできたのか、林間ギャップから見える青空。


 途中で、ブナの実をいただきました。アーモンドみたいな感じでした。
 三角形をしていましたが、帰りのバスでの藤田さんの話だと、三辺がちょっと内側に湾曲していて、今年は栄養がちょっと足りないそうです。豊富だと三辺が外側に向かって膨らんでくるそうです。


 千手ブナ


 コブがたくさん生えた木


 シーサーとクマが見えますか?




 岳岱を後にしてから太良橋に向かいました。橋にはひらがなと漢字で両側にプレートが付けられていて、理由があるそうです。参加者全員で橋を歩いて渡ってみました。



 町

「太良橋」
 |
 | 橋
 |
「だいらばし」

 山

 漢字は、その方向に町などの集落があるんだとか。昔の人は山を抜けて町へ向かうときの目印にしていたそうです。
 橋の秘密を聞いてからバスに乗り込み、藤里館へと戻りました。到着すると、午後3時。セグウェイの体験やツェルトカフェなど、白神ウィーク関連のイベントにギリギリ間に合いました。

 ツェルトの説明を聞いた時、テントや寝袋は畳めば500mlペットボトル大の大きさになると教えてもらいました。思った以上にコンパクト!
 でも、スノーシューなど本格的な登山用品を揃えるとなると、どれも5万円前後するという・・・。


 白神山地の奥は落葉が始まっているようでしたが、里山はこれからが見ごろです。
 峨瓏の滝や田中の大イチョウ、不動の滝などなど、世界遺産25周年を体感してみてはいかがでしょうか。

第57回白神山地紅葉登山と、白神山地食祭 秋

2018-10-15 | 藤里町

 10/13~14にかけて、第57回白神山地紅葉登山&第33回紅葉自然観察会が開催されました。
 さらに、10/13の夜には「白神山地食祭 秋」も開催されました。
 今回は10/13の様子をお伝えします。が、膨大な数の写真になっております(^_^;)

 10/7より、秋の白神ウィークとしてイベントが開催されてきましたが、最後の土日は知床、小笠原、屋久島と全国の自然遺産が藤里町に勢ぞろいしました。
 岳岱や小岳、駒ヶ岳等々、各種ツアーで訪れた方々も多かったようです。
 この登山は回数も重ねられた定番のツアーとなっているようで、以前にも参加された方もいらっしゃったようです。この日の参加者は21名でした。


 今回の登山ルートは前回9月のルートとは逆に、黒石沢登山道から田苗代湿原を通り駒ヶ岳~前岳~樺岱へと下りるコースになります。
 湿原を越えてから登りが続き、山頂到着後は鎖場を下って、樺岱の新しいコースを通ってきます。
 この日、樺岱側では「ミス日本みどりの女神と歩く樺岱トレイル」が開催されていて、そちらに参加された方も多かったようです。


 今回は秋田白神ガイド協会の大森豊さんがメインを務め、秋林俊一さんと小山弘貴さんの3人で各班をまとめて行動しました。他に、辻純子さんと西村美樹さんがサポートガイドとして同行しました。


 大森さんは樹木や植物に詳しく、行きのバスの中からたくさんの話題に耳を傾けることができました。
 針葉樹と広葉樹では年輪の幅が広くなる向きが逆になるそうです。


 黒石沢登山口に到着。
 今年は先日の台風の影響もあってか、色づいた葉が落ちてしまったとのこと。例年なら手前の林の葉っぱで奥の山が見えないこともあるのですが、スカスカだそうです。さらに、強風で倒れてしまった樹木も多いとのこと。青森県側では、「マザーツリー」として有名だった大木も被害を受けたとか。


 とはいえ、紅葉真っ盛りの時期。見事に色づいていますね。惜しむらくは、釣瓶落し峠に向かうことができないこと。




 田苗代湿原に向かうまでの道は前日に降った雨で足元も少しぬかるんでいて、天気の割には気を付けながら進みました。






 オオカメノキだったかな。亀の甲羅に似たかたちの葉っぱなのだそうです。広葉樹はホントに葉っぱが大きい!




 樺岱コースよりも山頂には早く着くことができるようです。


 今年は木の実が豊作な年とのこと。さらに、田苗代湿原のニッコウキスゲも豊作だったそうです。


 参加者の中には、イタリア人の女性とスコットランド人の男性も参加されていました。海外からの取材のようです。
 

 湿原と湿原の間の道も葉っぱが赤く色づいていてきれいでした。








 湿原も一見するときれいなのですが、植生に悪影響を及ぼしているものもあるそうです。特に湿原といいながら水が少なくなり陸地化が進んでいるとのこと。


 この日の湿原にはビデオカメラで遠方を撮影していた方々もいらっしゃいました。どうやら熊の映像を狙っていたようです。






 このように裂けてしまった樹木も多くみられました。




 ここからいよいよ、本格的な登りのスタートです。




 山頂近くに到着したとき、奥に見える山々は十和田~八甲田方向とのこと。


 右側にカクッとくびれた場所がありますが、あそこが十和田湖のカルデラだそうです。山の上から見ると、距離感が圧縮されて近くに見えます。驚きますね。


 画面中央からやや左の奥に見える山が岩木山。ちょっと雲が多いけれど、山頂も顔を出してくれるかな?


 さっきの十和田湖のカルデラと聞いたポイントの奥にうっすら見えるのは八甲田の山々だそうです。


 樺岱コースとは違い、あれ?ついた。という感じの到着でした(^-^;)
 途中も草花の話を聞きながらゆっくり登ってきたし、思いのほか疲れていません。これならまた登れる?
 天気予報ほどの快晴とはいかなかったようですが、これも山の上だからなのかな。虫も少なく暑すぎず、登山しやすかったと思います。


 山頂では待ちに待ったランチタイムです。お湯を用意してカップラーメンやホットコーヒーを味わう方々も!保温できる水筒にお湯入れてくれば、私にもできるかな~?


 大森さんの解説で白神山地について学びました。青秋林道開発の反対運動はふたりから始まり、全国的に広がっていったそうです。


 足元の鎖場を越えて向かうは、あちらの樺岱。




 ロープを掴んで、後ろ向きで階段などをおりていきます。




 サポートガイドの方々が先に向かって用意していてくれたおかげで、危険な場所も安全に下りることができました。
 この後も道幅が狭く崩れそうになっているところもあったり、頭上の枝に気を付けたり。背が高いとくぐり抜けたつもりでもバッグが引っかかったりして大変です。




 左が日本海側ですが、山の稜線を挟んで緑の濃さに違いがあるように思いました。




 ツリガネタケのたくさん生えた幹をみつけました。
 こうなってしまうとキノコに養分を摂られて枯れてしまうそうです。


 立っている幹や足元に横たわる朽ちた枝を見てみると、どちらも傘が下を向いているという不思議。ガイドさんに教えてもらいましたが、なぜなのかまで聞いてこなかった・・・。
 

 笹の葉は光を通しにくいので周りの木々が大きくなりにくいんだそうです。


 先日の台風で倒れたのか、登山コースに横たわる大木。登山って障害物競走のようです。


 うまく枝に引っかかってる幹もありました。








 9月のときはこんな感じでしたね。まだ倒れずに頑張ってる。
 木は幹が空洞化すると皮をグッと内側に巻き込むようにして育つそうです。羊の角ににているからラムズホーンというそうです。


 新しく整備された樺岱トレイルコース。


 今までよりも遠回りになるようですが緩い傾斜で足元もフカフカ、歩きやすかったです。




 無事に樺岱登山口の到着しました。山に挨拶を行い、軽くストレッチをしてバスに乗り込みました。


 樺岱登山口周辺は杉の植林が計画的に行われてきたこともあり、所々の林間に空白部分が見られるそうです。
 道中の路面状況がガタガタするところが多く、ゆっくりと藤里館に到着し、この日は解散となりました。
 温泉で汗を流してから、夜の白神山地食祭に参加しました。チラシではマグロの解体ショーや駒踊り披露もあるそうです。
 藤里町の写真コンクールで知り合った方々も出席するということで、一緒のテーブルに参加させていただきました。


 開会してまもなく解体ショーがスタートです。


 八森沖で捕れたマグロだったようです。深浦町もマグロを町おこしにして、十二湖周辺でもマグロ丼を食べることができますよ!




 みなさんテーブルよりもこっちに釘付けでした。




 普通の魚は三枚におろしますが、マグロは五枚におろすんだそうです。このマグロは刺身や握りずしとしてテーブルに並びました。お腹いっぱいに食べたいくらい、すごくおいしかったですよ!


 マグロの他にも、藤琴川で採れたモズクガニの「ガニ汁」や、


 マイタケの天ぷらもいただくことができました。揚げたてのアツアツのサクサクを食べれちゃう贅沢なイベントですね。




 食事も進んだところで、会場では駒踊りがスタートしました。


 今回は志茂若さんが来てくださったようです。踊るにはスペースも限られるでしょうが、目の前で見ることができるのは祭り当日とは違った迫力も感じました。




 食事会の最後には豪華景品が並んだ抽選会が行われました。すると、隣のテーブルから3人の当選者が!
 お話を聞いてみると、東京から来たけど小笠原からではなく、知人どうしの旅行で偶然イベントを知って参加したとか。今後も白神山地に興味を持ってくれたらいいですね!

 次回は「第33回紅葉自然観察会」の様子をお伝えします。

第12回白神山地ウォーキングツアー~秋の白神を満喫する~

2018-09-23 | 藤里町

 9/23、藤里町で第12回白神山地ウォーキングツアーが開催されました。駒ヶ岳登山になります。
 参加者は18名でガイドさんはサポート含め計4名でした。


 今回のルートは、マップ下の樺台登山口から登り、前岳を経由して駒ヶ岳、帰りは田苗代湿原を経由して黒石沢林道へと下りる縦走登山です。
 難関は前岳~駒ヶ岳間にある「くさり場」足元もガレ場とのこと。
 さらに今回は、山頂からタカの渡りが見れないものかという個人的願望のために重量約2キロ、超望遠ズームと一眼レフの組み合わせも背負っていこうという、体力自慢の方がやるようなプラン。体重の重い私に乗り越えることができるのでしょうか?
 なお、道中の写真は首からぶら下げたコンデジです。


 道中の林道は小岳に向かうようにして進み、途中から分岐しました。小岳よりは乗車時間は短く、何よりマイクロバスです。
 ちなみに今回の最年少は小4の「りゅうのすけ」君。お母さんと参加したとのこと。秋田駒ヶ岳、鳥海山、太平山は登頂済という健脚どころか豪脚の持ち主。
 今回のガイドさんは、秋田白神ガイド協会会長、斎藤栄作美さん。白神といったら斎藤栄作美さん。根城相撲の行事も斎藤栄作美さん。道中も楽しいお話を聞きながらでした。
 白神山地を除く国内の自然遺産(知床、小笠原、屋久島)は国立公園に指定されており観光地化されているそうです。
  知床といったら、やっぱり流氷!
  3月ころの小笠原はクジラの繁殖で素晴らしい眺め。ただ、船酔いに気を付けて!
  屋久島といったら縄文杉。やはり見ると圧倒される
  富士山は2~3日かけてゆっくり登るのがおススメだけど、ぜひ北アルプスに行ってみてもらいたい  と熱く語ってくれました。
 山の日小岳登山に参加されていた方もいらっしゃいまして、当日のパンクの話などを思い出しました(笑)


 現在、樺台登山口では新しい登山道を整備しているとのこと。より緩やかにつづら折りに登っていくのかな。


 参加者は2班に分かれて列を作って登りました。私は1班の最後です。




 足元や目の前はキノコがたくさん!食べれるのかは分からないけれど、目を楽しませてくれました。


 大きく朽ちてしまった大木などもありました。


 朝から天気も良くて、木々の隙間から覗く青空がとてもきれいでした。


 最初は緩やかだった道のりも、次第に勾配がついてきます。前日まで降った雨の影響で足元も滑るところがあり、注意しながら進みます。


 とちの実だったかなぁ。料理しようとすると灰汁がすごいんだとか。


 休憩の合間には、様々な話を聞くことができました。
 これはクロモジといって、高級楊枝などに使われる植物だそうです。




 前岳山頂に到着しました。向こうに見えるのが駒ヶ岳。
 ここからは下って登り、難関のくさり場へと続きます。手袋の着用をチェックし前に進みました。


 稜線に出ると、はるか遠くに岩木山が見えました。


 視点を変えてみると、遠くには田代岳。田代岳に向かう道路は、途中にロケット実験場もあるため舗装されていて走りやすいそうです。




 山頂左下に見える灰色の部分がくさり場






 新設されたロープなどを掴みながら登るため、ここでポールはバッグに。


 コンデジを構えることもできませんでしたが、身体にぶつかって思いがけない1枚を撮影していたり。


 くさり場に到着です。前の参加者と距離を開けて慎重に進みました。






 ガレ場の次は木の階段!






 ポールを使えないからヘトヘト・・・。すぐ後ろを歩くガイドさんから励まされながら山頂を目指しました(-_-;)






 山頂までもうちょっと。心なしか足取りも軽くなったような?


 何とか駒ヶ岳山頂に到着しました!
 小岳よりもキツイ~❗️


 前岳で眺めたよりも岩木山がクッキリ見えました。
 ここで待ちに待ったお昼タイムです。当初の予定を過ぎていたことから時間は30分。食事後には白神山地について説明を聞くことができました。先日登った小岳も遠くに見えました。
 帰りのバスでの話ですが、今回の登山のちょっと前に、小岳山頂から朝日が昇る様子をビデオ撮影をされていたそうです。朝日に照らされ森に小岳の影がクッキリと浮かび上がるなど、最高の状況で撮影ができたようです。ふるさとCMに使用されるかもとのこと。
 実はこの時、小岳に共通の知人がいると知り合いであるサポートガイドさんから教えてもらいました。こちらを望遠鏡で眺めていたようですが見えたのかな~?


 記念写真を3枚撮影して下山開始です。


 下山コースは田苗代湿原まで下りっぱなし。ぬかるんでいるところも多く気を付けながら進みました。


 久しぶりの田苗代湿原。ニッコウキスゲを探しに来たのは何時だったかなぁ。






 ここで最後の勉強タイム
 斎藤栄作美さんから四季折々の風景写真を見せてもらうことができました。冬にはスノーモービルで来ることもあるそうですよ!


 ここから黒石沢林道登山口までは、あとちょっと。


 参加者全員、けがもなく無事に下山することができました。
 帰りのバスでも、いろんな知識を吸収することができました。
  橅は「きへんになし」と書くけれどお椀やしゃもじくらいにしか使い道がないから「橅」となった説
  でも、戦後の復興を支えたのはパルプ。その原材料として橅は重宝された。
  水分が多いので、建材に使うには長年かけて乾燥させる必要があり、お金持ちや神社仏閣などの建材によく使われた。特に、山形の山寺はほとんどが橅を使用している。
  今ではフローリングに使用されている そうです。
 藤里館に戻ったあとは、温泉ゆとりあに浸かってスッキリ。

 そして鷹の渡りに・・・と持って行ったカメラは結局使わず。2キロのダンベル担いで登った格好になりましたとさ(笑)
  再び登るときには、極力身軽に行こうと思います。スゴイ疲れたー!

 10/7~10/14の期間、藤里町では白神山地世界遺産登録25周年記念事業として、秋の白神ウィークが開催予定です。
 知床、小笠原、屋久島と国内の自然遺産が勢ぞろいしたイベントが開催される模様です。各地のグルメもあるそうです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

平成30年根城豊作相撲

2018-09-16 | 藤里町

 3連休の中日には、根城豊作相撲が行われました。私も数年ぶりに足を運んでみました。


 安室ちゃんの引退日であり、もしかしたら安室ちゃんも見に来てくれるかもしれない!という淡い期待をもちつつの選手宣誓でした(笑)


 粕毛地区で藤里町民と交流している秋田大学生も参加していたようです。


 一番右の方が青年団の団長さん。青年団も28歳までという決まりがあったと記憶していますが、実は今年の相撲が終わると団員がゼロになってしまうとのこと。
 今年は団長さんが八幡幣を自宅に持ち帰り、飾るまで行事が続くようです。力士の方もまわし姿で団長宅に向かうんだとか。そして座敷で祝宴!


 三種町や井川町のちびっこ力士も行事を盛り上げてくれました。


 また、恒例の親子相撲も見られたり。
















 本割の前には?しょっきり相撲もあって、今年は「かめはめ波」で相手を倒すという飛び道具が披露されたほかに、シャキーンポーズも出ました(笑)


午後になると勝ち抜き戦、団体戦、三役戦と見どころ目白押しです。




 勢いあまって、土俵下に転げ落ちる方もいらっしゃったり。酔ってフラフラなこともあり、観衆の笑いを誘っていました(笑)




 根城相撲は横綱がいないので、大関戦が千秋楽になります。






 今年も決着つかず、来年に持ち越しとなりました!




 一番右で踊っている方は、町長さん!

第3回 山の日記念~小岳登山~

2018-08-11 | 藤里町

 8/11は山の日ですね。白神山地の奥深くにある小岳登山の機会をいただいたので、参加しました。
 心配されていた台風の影響もなく、早朝にサッと雨が降ったくらいで天気は晴れ。午前7時頃の気温も25℃前後と気持ちのいい朝でした。
 藤里館前を7:30頃出発し、小岳登山口までクルマで約2時間の道のりです。そこから片道2時間の登山となります。
 今回は、秋田白神ガイド協会の佐藤浩二さんがメインガイドを務めました。申込定員15名に佐藤さん以外のガイドさん3名と報道2社などの20名前後です。さらに、山頂ではふるさとCM大賞の撮影メンバーが待っているそうです。


 クルマ4台に分乗して登山口に向かいましたが、道中からハプニング続きでした。大きなくぼみに前の車がハマってしまい、タイヤが浮いてしまいました。


 先日降った大雨が影響しているようです。


 登山口に到着です。
 入念にストレッチを行い、山登りの始まりです。上りは新登山道、下りは旧登山道ルートとのこと。


 トトロに出てきそうな木々のトンネルなどをくぐりました。


 よく見るとヤマブドウがたくさん!


 途中、休憩したところの看板にはクマによる痕跡がクッキリと。


 大きなキノコがありましたが、アカヤマドリというそうです。


 新登山道の見どころの一つ、多数のクマの爪痕が残っているブナ

第3回 山の日記念~小岳登山~①

 白神山地の中でも、これほど爪痕の多い木もないんだとか。ガイドさんの話からは、頭上に枝に折られた跡がないことから、エサを食べるためではなく、樹上で休むためではないかとのことでした。




 今回の最年少は小学6年生の二人でした。藤里町から三鷹に転向してしまった友人が遊びに来るから一緒に登山しようと参加したそうです。エゾゼミを見つけていました。


 至る所にクマの痕跡がありました。






 看板が激しく損傷していましたが、これもクマによるものだそうです。裏側には獣毛が付着していました。


 小岳に向かうカウンターを通過します。
 ここからは急な山道に変わりました。登山口から2時間が経過していました。山頂までラストスパートのようです。


 樹高の低い植物が目立つようになり、見通しも良くなりました。風も感じられるようになり気持ちよかったです。




 振り返ってみると、本当に森の奥の奥です。


 ブルーベリーの仲間のスノキの実だそうです。




 山頂近くには、所々に大きな岩石がありました。先端が二つに割れていて、二ッ森の稜線に似ているかも?


 出発から約2時間半、山頂に到着しました!
 天気は少し雲がかかっていましたが、暑すぎずに登りやすい天候になったのだと思います。


 ここでしばしの昼食タイム。大パノラマの中でみんなで食べるご飯は、特別美味しかったです。


 食後は、秋田白神ガイド協会会長である斎藤栄作美さんによる、白神山地のブナ林についての話を聞きました。
 小岳を挟んで西側は世界遺産に認定されたけれど、東側は認定されなかったそうです。違いは人の手が入っていたかどうかだったそうです。


 東側の森にはブロッコリー状の集まりが少なく、それは人の手が入ったためで


 一方、西側の森は


 一面がブロッコリー状だそうです。人の手が全く入っていないから、どこまで眺めても人工物もないそうです。
 西側(正面奥に見えるのが二ッ森)は青秋林道の開通が計画されたことがあったそうです。ですが、このまま開通してしまうと道路に沿ってブナ林が伐採されてしまい、藤里町民の生活のための水資源確保にも支障をきたしてしまう恐れがあったことから反対運動が活発になったそうです。
 その後、植物や動物等の有識者による現地調査の結果、白神山地は世界的にも貴重な森であることが確認され林道建設は消滅、平成5年、屋久島と共に日本初の自然遺産登録となったそうです。


 そんな白神山地を一望できる小岳の中でもベストスポットがここからなんだとか。
 参加者が山頂付近でご飯を食べているとき、ガイドさんはここから山並みを眺めながらご飯を食べていたようです。ズルイ!(笑)


 山頂で登頂の記念写真を撮影し、山を下ることとなりました。
 ドローンで上空から撮影されていたようで、みんなで手を振りながらの道のりでした。


 遠くに岩木山の裾野が見えました。雲がかかっていて山頂が見えないのが残念。


 帰りは斎藤栄作美さんの後ろに小学生が続き、いろんな話を聞きながら下ることができました。


 実は小岳はもっと高い山だったようですが、山崩れがあって谷を埋めてしまったようです。結果、谷が二つになったそうです。
 また、白神山地には駒ヶ岳を除き火山がなく、しかしその駒ヶ岳についても火口がどこにあるのかは不明だそうです。


 森林限界についても話を聞くことができました。小岳は標高がそんなに高い山ではないのですが、厳しい環境のためか、本来は標高の高い場所で見られるハイマツを確認することができる貴重な場所とのこと。山頂は本州最低標高のハイマツ群落だそうです。


 帰りの旧登山道の見どころ、千手ブナ
 この辺りは風が強いため、ブナの枝はなだらかに伸びるのではなく折れ曲がった形状をするそうです。


 また、朽ちて幹が大きく裂けたブナもありました。


 林間ギャップといい、折れた幹によって葉っぱのない空間が生じ、そこに向かって若いブナが我先にと枝を伸ばすそうです。
 
第3回 山の日記念~小岳登山~②

 山ベコの話などもきくことができました。


 旧登山道は新登山道に比べると起伏が激しいとのこと。膝が笑いながらも何とか無事に下山することができました。

 小岳登山は白神山地の中でも人気コースのようで、10月と11月にも紅葉、落葉後の景色を眺めながらの登山が計画されているようです。一面が金色になった世界などぜひ見てみたいですね!

さぁ、祭りの時だ

2017-12-16 | 藤里町

藤琴豊作踊り

第10回いきいき藤里観光写真コンクールの締め切りが近づいています。
今回は記念すべき第10回ということで公開講評会も計画されているようです。
また、応募枚数にも制限がなくなっているようです。
自慢の一枚を応募してみてはどうでしょうか。
私はネタがないからなぁ・・・。

肥料袋”けつじょり”世界選手権 藤里大会

2017-02-26 | 藤里町

 ジャンプの部














 タイムレースの部
















 1stラウンドのたざわ湖大会(2/25)とは連戦になる第2戦藤里大会
 今年も笑顔と歓声に包まれた世界大会となりました^^
 
 第3戦は3/5(日)鳥海荘です。興味のある方は今からお尻を磨いて?おきましょう(笑)