外は雨。近くのリストランテでたっぷり開演時間後までゆっくりして重役出勤。
天気予報通り雨が上がったので、午後10時18分開演。
なぜこんなことをするかというと、公演キャンセルしたら、数千人分のチケット払い戻しになるので大損害が出るということで、チケットには「小雨決行」と書いてあります。11時半までは開演待ちするという説も。1音でもオケが鳴らしたら、払い戻しはしないそうです。
この日のパフォーマーのMVPは指揮者のダニエル・オーレンで、第2幕からは遠慮なしに、オケが付いてきて欲しいところは「ジャジャジャーン」とか「ギャー」とか「ゲー」とかがなりたてながら振ってました。わたしは前から4列目だったので、結構指揮振りを笑いながら見ていました。
リューのマリア・アグレスタはすばらしかった。アレーナが静まりかえっていました。
この舞台は、ゼッフィレッリのスカラ座・MET共同制作の豪華絢爛な名舞台を、横長のアレーナの舞台にあわせて拡大して人数を3倍くらい載せたものです。衣装は和田エミ。
細かい演出まで、ほとんど一緒です。ただ大きく違うのが、METだと女性の着物の長い袖を振って優美な群舞になっているのですが、ここは屋外であることを勘案してか、布を持ってやってるんですよね。これが妙に目立つなあと・・・
まあ、鉄板演目なので大受けしていましたが、きのうのバティストーニがいかに見事だったかということを再確認できた演奏でした。
第1幕、第2幕を続けて演奏して、翌日0時40分終演。偶然というのは恐ろしいものでw、出口で加藤浩子さんと遭遇。 ブラ広場のカフェで飲んだので帰りは2時過ぎに・・・
加藤さんのレポート
野外オペラで雨に降られると~ヴェローナ音楽祭「トゥーランドット」