15 日に福島市で医師などの専門家が1巡目の検査結果に関するとりまとめに向けた会議を開き、原発事故からがんが見つかるまでの期間が短いことや、外部被ばく の線量がチェルノブイリの事故と比べてはるかに少ないことなどから、「放射線の影響とは考えにくい」とする見解が示されました。一方、委員の中からは「原 発事故から数年間の内部被ばくの線量を推計したうえで慎重に判断すべき」とする意見も出されました。
会議のあと、検討委員会の星北斗座長は「検査や治療で子どもや保護者には負担をかけているが、被ばく線量の評価を含めて、放射線の影響の有無を長期的に検証していく」と述べ、今後も検査を継続して長期的に検証する必要があるとの見解を示しました。