ごっつぁんです!

ぶらり気まま旅の日記です

違和感

2008-01-31 23:49:06 | 相撲

まずは、毎日新聞のこの記事から。

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大相撲の時津風部屋の力士急死問題で、暴行に加わったとされ、昨年11月の九州場所から全休している兄弟子3人(同部屋)の春場所番付が初場所の地位で据え置かれることになった。30日の番付編成会議で決まった。日本相撲協会審判部によると「捜査に全面協力することによる救済措置」としている。広報部によると、全休した力士の番付を留め置く前例はほとんどなく、異例の対応となった。

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さあ、みなさんはどう思われますか?

斉藤くんが亡くなった事件に関与したとされ、事情調査などをされ、相撲が取れる状況ではないと休場していたのが、「捜査に全面協力していたから」と判断されたわけです。

違和感を感じるのは私だけでしょうか。

乱暴な言い方をすれば、この3人は斉藤くん死亡事件の容疑者で、逮捕寸前の立場なんです。

それを、警察の捜査に協力していたと言うんです。

もともと、時津風部屋に対する協会のスタンスはいい加減すぎます。

私は、前の時津風親方がクビになった段階で、部屋を閉じるべきだったと思っています。

伝統とかなんだとかは関係ありません。

そんなことをしたら、ほかの関係のない力士たちがかわいそうと言われるかもしれませんが、あの部屋の中に関係のない人はいないはずです。

だって、一つ屋根の下で、一緒に稽古して、一緒にご飯を食べて、一緒に生活してるんですよ。

斉藤くんが暴行を受けていたことを知らなかったなんて言わせません。

みんなが知っていたはずで、その段階で関与していたことになります。

もし本当に知らなかったとすれば、同じ部屋にいながら、他人のことはまったく無関心だったわけで、それはそれで問題です。

ようするに、あの部屋は相撲部屋としては成り立っていなかったんです。

ですから、一度部屋は閉めて、それからやる気があるなら、時津海が立ち上げ直せばいいんです。

本当の意味でのゼロからの出直しをするべきなのに、親方だけがスルッと代わって、新しいスタートとしていることに、私は引っかかっています。


相撲中継のときは、いろいろな親方が交代で解説します。

そこで気をつけて聞いていると分かりますが、だいたいの親方は、アナウンサーに自分の部屋の力士のことについて質問されると、

「・・・だと思います」

と答えます。

でも、親方と弟子との関係が密接な部屋の親方、たとえば豊真将の師匠の錣山親方はそういうとき、

「・・・です」

と、自信を持って言い切ります。

聞いていて、豊真将のことを知り尽くしていることがよく分かります。

そして、厳しさの中に培われた信頼関係を、ひしひしと感じます。

親方ってそういうもんなんじゃないでしょうか。

そういう親方がいて、はじめて相撲部屋と呼べるんじゃないでしょうか。

私の子供がもし相撲取りになりたいといったら、そういう部屋に預けたいと思います。

きっと、斉藤くんの親御さんも同じ気持ちだったと思います。

今、このニュースを聞いて、どう思われているのか、それを考えると胸が詰まります。


ちなみに、本日、日本相撲協会の役員選挙の立候補受け付けが締め切られ、理事、監事とも立候補者は定員と同数で、無投票当選が決まったそうです。

理事選は3期続けての無投票当選で、理事、監事ともに無投票当選も2期連続だったとか。

そして、明日の新理事会での北の湖理事長の4選も確実だそうです。

相撲界が変わるには、まだまだ時間がかかりそうです。


四股名あれこれ

2008-01-30 15:36:10 | 相撲

初場所千秋楽の余韻もそろそろ冷めてくるころでしょうか。

でも、せっかく相撲で盛り上がりましたので、今日は力士の四股名について、あれやこれやと書いてみます。

「四股名」とは、ご存知のように力士の名前です。

多くの力士は、始めは本名の姓のままデビューして、そののちに親方などと相談して四股名を改名します。

今の幕内の代表的な力士の場合は、

  「古賀」→「魁皇」

  「廣嶋」→「千代大海」

  「杉野森」→「安美錦」

  「萩原」→「稀勢の里」

  「竹内」→「雅山」

  「澤井」→「豪栄道」

  「山本」→「豊真将」

  「加藤」→「高見盛」

という四股名改名の歴史があります。

それから、始めから本名そのままではなく、ちょっと味付けしてスタートする力士もいます。

「琴光喜」は「琴田宮」、「琴奨菊」は「琴菊次」と、本名の上に「琴」をつけてデビューしました。

こうして、すべての力士に四股名がありますが、この四股名というものを眺めていると、いろいろと面白いものを見つけることができます。

まずその前に、相撲の力士は何人いるかご存知ですか?

初場所初日の段階での番付では、幕内が横綱を筆頭に42人、十両が28人、幕下が120人、三段目が200人、序二段が246人、そして一番下の序ノ口が65人で、総勢701人です。

意外と多いでしょう。

幕下以下の力士は七日間しか相撲を取らないので、みんなが毎日取るわけではありませんが、だいたい180組ちょっとの取り組みが毎日朝から組まれています。

だから相撲は、一日たっぷり楽しめるんですよ。

おっと、脱線してしまいましたが、これだけの力士がいるんですから、四股名がダブらないようにするのも大変で、よくある名字だと、先に使われていて、別の四股名を付けざるをえない場合もあります。

今場所幕下優勝した「山本山」は、本名が「山本」ですが、すでにその四股名を使っている力士がいたので、「山本山」にしました。

ちなみに、みなさんお馴染みの海苔の「山本山」は、彼に期待を寄せているようで、活躍次第では懸賞も出すそうです。

あらあら、また脱線してしまいました。

ということで、この701人の四股名の中から、いくつか面白いものをご紹介しましょう。

まずは、普通によくある名字の代表的なものとして、

  「山本」「石原」「大森」「武田」「橋本」

  「佐藤」「野口」「渡邉」「三浦」「小島」

  「高橋」「前田」「嶋田」「斎藤」「山口」

  「池田」「佐々木」

などがあります。

あなたの名前はありましたか?

自分と同じ名前だと、応援したくなりますよね。

さて、その四股名から出身が分かりやすい力士もいます。

  「土佐の海(とさのうみ)」・・・高知県出身

  「把瑠都(ばると)」   ・・・エストニア出身

  「南乃島(みなみのしま)」・・・トンガ出身

  「豊後錦(ぶんごにしき)」・・・大分県出身

  「仲の国(なかのくに)」 ・・・中国出身

  「風斧山(かざふざん)」 ・・・カザフスタン出身

  「銀閣山(ぎんかくざん)」・・・京都府出身

  「能登ノ波(のとのなみ)」・・・石川県出身

  「伊勢司(いせつかさ)」 ・・・三重県出身

  「舛奄美(ますあまみ)」 ・・・鹿児島県出身

  「壱岐の嶋(いきのしま)」・・・長崎県出身

  「若戸大橋(わかとおおはし)」・・・福岡県出身

  {屋久ノ島(やくのしま)」・・・鹿児島県出身

昔は、出身地の地名などを四股名に入れる力士がもっと多かったようですが、今は分かりにくく難しい漢字を使うのが流行りですかね。

外国人力士は、本名というわけにはいかないので、わりとお国のイメージが分かりやすい四股名が多いですね。

では、一番短い四股名は?

  「李(り)」 幕下西38枚目・兵庫県出身・春日野部屋

漢字一字は他にもたくさんいますが、読み方も一字なのはまぎれもなく一番短い四股名です。

聞くところによると、呼び出しさんは非常に呼びにくいそうです。

とくに母音が「い」の四股名は呼び出し泣かせとか。

逆に一番長い四股名は?

これはたくさんいるので名前を挙げるのは割愛しますが、漢字は4文字、読み方で8文字というのが一番長いみたいですね。

自分で701人の名前を全部確認しての結果ですので、もしかするとそれ以上がいるかもしれませんのであしからず。

そのほか、変わった四股名もありますよ。

  「天一(てんいち)」 新潟県出身・北の湖部屋
    ※銀座の有名な天ぷら屋さんと関係あるのかな?

  「大露羅(おおろら)」 ロシア出身・北の湖部屋
    ※なんと名付け親はポール牧さんだとか

  「阿夢露(あむうる)」 ロシア出身・阿武松部屋
    ※「アムロ」ではありません

  「男女ノ里(みなのさと)」 茨城県出身・高砂部屋
    ※毎日、結びの一番のあとの弓取りを務めています

  「壽(ことぶき)」 鹿児島県出身・松ヶ根部屋
    ※めでた過ぎます

  「怒涛(どとう)」 福岡県出身・時津風部屋
    ※なんだか凄そうじゃありませんか?

  「大魔王(だいまおう)」 北海道出身・芝田山部屋
    ※ハクション? ピッコロ?

どうですか?

なかなか面白いでしょ。

力士にとって看板でもある四股名をネタにしてしまっては申し訳ないかもしれませんが、こういう面からも相撲に親しみを持てれば、それはそれでいいんじゃないですかね。

時代をさかのぼると、もっと面白い四股名もたくさんありますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

ではまた~


大相撲、これからの課題

2008-01-28 12:19:27 | 相撲

私は、これほど、相撲を見終わったあとで、心の底から「よかった・・・、本当によかった・・・」と胸を撫で下ろしたことはありません。

それは、実際に相撲を取った白鵬も同じ気持ちでしょう。

いやいや、これほどまでに、「負けてはいけない」という状況に追い込まれた白鵬のプレッシャーは、想像することすらできません。

そのすべてが、あの懇親の左上手投げに込められていました。


力と力が激突した横綱同士の熱戦に、見ているこちらも拳を握りしめ、身を乗り出してテレビに釘付けになりました。

しかし、この相撲を、「相撲史に残る名勝負!」と称することに、私は疑問を抱かずにはいられません。

名勝負というものは、結果に関係なく、内容が生み出す言葉です。

どちらが勝ったかではなく、「いい相撲だったね~」と言えるものです。

しかし、昨日の結びの一番は違います。

たしかに力の入った見応えのある勝負でした。

でも、この一番は内容はもとより結果が大事だったんです。

白鵬は負けてはいけなかったんです。

朝青龍が勝つことは許されなかったんです。

もし、朝青龍が勝っていたら、相撲界の置かれる状況は、今とはまったく違うものになっていたことでしょう。

だからこそ、相撲界のためにも、白鵬は勝たなければならなかったんです。


この初場所は、例年にも増して客が入り、国技館の中も外も、異様な盛り上がりを見せました。

それはすべて、朝青龍効果です。

良いとか悪いとかではなく、それが現実です。

そして、協会からも横審からも、朝青龍に対して「復活」という言葉が聞かれます。

みんなが、朝青龍が戻ってきたことを認め、土俵で力強い相撲を見せてくれることに期待すらしているような空気に包まれています。

まさに、喉元過ぎれば熱さを忘れる。

朝青龍が相撲界に対して、そして、相撲ファンに対して、なにをしたのかなど、もう忘れられています。

朝青龍は、きっと、優勝できると思っていたんでしょうね。

二場所休場したからといって、自分はちゃんとトレーニングを続けていたんだから、土俵勘なんてものは何日かすればすぐに取り戻せる。

その計算が狂ったんですから、さぞかし悔しいでしょう。

ですから、来場所は何が何でも優勝を狙ってきます。

来場所もまた、朝青龍を中心に盛り上がるんでしょうね。

しかし、私の、「朝青龍は土俵に上がる資格のない人」という考えは変わりません。


白鵬は、唯一の弱点と言われていた気持ちの弱さを乗り越え、これで真の横綱になりました。

しかし、これほどまでに白鵬にプレッシャーをかけさせてしまった責任の一端は、大関、関脇、小結の三役陣にあります。

結局、朝青龍に土をつけたのは、白鵬と前頭筆頭の稀勢の里だけでした。

誰もが自分のことだけで精一杯で、勝ち越すのがやっとの状況では、朝青龍の壁となるのは無理というものです。

これが今後の相撲界の一番の課題です。

横綱とそれ以下との力の差がつきすぎているため、優勝争いとなると、横綱が強ければ独走で、混戦になるときは横綱が調子を落としているか、休場していないときという図式が定着してしまってます。

大関が3人もいて、誰も両横綱に勝てないようでは、それはもう大関とは呼べません。

そんな事実上の大関不在が続いていたせいで、朝青龍の強さに頼らざるを得ず、勝手な行動を見て見ぬ振りをしながら、今日の状況を招いてしまいました。

そこへ、白鵬という救世主が現れてくれましたが、その白鵬にこれから先も頼りっぱなしになるわけにはいきません。

横綱を頂点とした力の三角形を取り戻すためには、これからを期待されている、安馬、稀勢の里、琴奨菊、豊真将、豪栄道、把瑠都、栃煌山などが一日も早く、横綱の壁となってくれることを願うばかりです。


16日から13日間続けて書いてきましたが、こんな日記にお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました。

最後のまとめも、なんだか支離滅裂な文章になってしまいましたが、毎日毎日、数多くの取り組みに対する自分なりの考えを綴りながら、あらためて自分は相撲が好きなんだということを感じました。

相撲に少しでも興味のある方は、ぜひ、国技館まで足を運んでみてください。

きっと、相撲の見方が変わるはずです。

では、また来場所もよろしくお願いいたします。

相撲界を左右する千秋楽

2008-01-27 14:01:07 | 相撲

昨日は、夕食後にかみさんと二人で、久しぶりに近所の日帰り温泉に行ってきました。

やっぱり露天風呂は、寒い冬にかぎりますな~

いや~、疲れがとれましたわ~

うちから5分のところに、こんな癒しの場所があって、幸せやわ~


さて、昨日もいろいろと見所満載の取り組みが繰り広げられましたが、一番面白かったのは、朝赤龍の足取りですかね。

見事とも言える立ち合い直後の座り込みでした。

さすがモンゴル勢は、いろいろとやってくれます。


それと、今日も一言言いたいのが豪栄道。

相手は7敗の露鵬なんですから、注文相撲(立ち合いで変化したりする相撲)は十分に頭に入れなければならないのに、まともに当たって、まとも叩き込まれました。

まっ、今場所は勉強の場所なんですから、勝った相撲も負けた相撲も、場所後にもう一度見直して、よ~く反省してもらいたいですね。

この経験は、きっと将来の糧になりますよ。


さあ、いよいよ千秋楽は両横綱の相星決戦となりました。

これはもう、どっちが有利とか言うよりも、時間いっぱいの最後の仕切りの段階で、「勝つ!」という気持ちの強い方が、賜杯を手にすることになるでしょう。

白鵬が勝てば、とりあえずは安心ですが、朝青龍が優勝となると、これはもういろいろと考えなければなりません。

それはまたそのときにでも。


あっ、そうそう、十両の優勝争いは、3敗で栃ノ心がトップで、そのあとを4敗で白馬と玉鷲が追う形になってます。

北桜は残念でしたが、今日勝てば10勝5敗で来場所は十両三枚目くらいまで上がりますので、五月場所の返り入幕も見えてきます。

頑張って欲しいですね~

さあ、十両の土俵入りが始まりました!

ではまたのちほど。


気持ちの問題ですね

2008-01-26 01:18:01 | 相撲

昨日はちょっと長く書き過ぎましたので、今日は控えめに。

まずは今日も十両の状況から。

昨日は成績上位の力士が不振でして、3敗には栃の心だけが残り、4敗に境澤、北桜、白馬、玉鷲の4人が並んでいます。

北桜は、そろそろスタミナが厳しくなってきてますが、あと二日間、頑張って!

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豊真将は、本当に心配です。

足がまったく前に出ません。

前に出ないというよりも、むしろ下がってしまってます。

左足首にテーピングをしていますが、よっぽど悪いんでしょうか。

豊真将は西前頭七枚目で、今のところ3勝10敗。

もしこのまま負け続けると、3勝12敗となってしまい、来場所は幕尻の十六枚目か、もしかすると十両落ちも考えられます。

なんとかあと1勝して欲しいですね。

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稀勢の里と旭天鵬。

右四つがっぷりになってしまったのが、稀勢の里にとっては悪かったですね。

やっぱり、得意の四つというのは大事なんですね。

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豪栄道は何をやってるんでしょうか!

踏み込みは浅いし、当たりは弱いし、すぐに叩くし、土俵際の粘りはないし。

まさか、相手は怪我をしているから、楽に勝てるとでも思ったんじゃないでしょうね。

今場所、最低の相撲でした。

気持ちが切れちゃったのかな~?

残り二日は負けてもいいから、思い切りのいい相撲を取ってもらいたいです。

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いつも言ってますが、どうして琴欧洲はああいう小さい相撲を取るんでしょうか。

あんなに低く当たったって、しょうがないでしょう。

大関に上がったころの、懐の深い相撲を思い出してもらいたいものです。

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そして、いよいよ来ました、朝青龍に琴光喜。

琴光喜は惜しかったですね~!

朝青龍の張り差しを許さず、うまく二本を差して、先手先手で攻めたものの、最後の詰めが甘く、結局、逆転の下手投げを食らってしまいました。

これはもう気持ちの問題ですね。

琴光喜は、対朝青龍戦がついに28連敗になってしまいました。

ワースト記録は、北の湖が栃光に勝ち続けた29連勝ですので、来場所負けるとワーストタイに並びます。

記録を作るかどうかは、琴光喜次第ですね。

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白鵬は立ち合い失敗して左四つになってしまいましたが、なんとか巻き替えて右四つにしてからは落ち着いて寄り切りました。

まあ、魁皇はスタミナ切れでしたけど、でもよく頑張りました。

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さて、今日の私の注目の一番は、豪栄道に露鵬ですね。

7敗とあとがない露鵬に対して、豪栄道がどこまで自分らしい相撲を取れるか。

昨日のような相撲を取ったら、一気にもって行かれますよ。

優勝争いにはまったく無関係な取り組みですが、しっかりと見ておきたい一番です。


あらら、結局、また長くなっちゃいました・・・


勝てばそれでいいのか・・・

2008-01-25 01:16:44 | 相撲

さて、まずは十両の優勝争いの状況から。

昨日お知らせした3敗の6人のうち、残ったのは北桜と栃ノ心だけになりました。

こうなると、優勝ラインは4敗まで下げてもいいかもしれません。

そうすると、優勝争いは、境澤、保志光、白馬、白乃波、北太樹、玉鷲を加えた8人になります。

これはもう、誰が優勝するかなんて分かりません。

でもやっぱり、北桜に優勝して欲しいな~!

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その中の境澤が、昨日は幕内で相撲を取りました。

幕内に休場力士が出ると、十両の上位力士が日替わりで幕内に上がります。

相手は、境澤よりもはるかに小さい嘉風。

取り直しとなった一番は、嘉風の前後左右への揺さぶりに、境澤がかわしきれずに最後は寄り切られて負けました。

境澤は、体がとても柔らかく、相手の攻撃をうまくかわしますが、それだけでは幕内では通用しません。

上を目指すなら、もっと立ち合いを厳しく、前に出る相撲を心がけないといけませんね。

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若ノ鵬は、なかなかダイナミックな相撲を取りましたね。

まるで、琴欧洲や把瑠都のようでした。

ああいう体に合った大きな相撲が取れるなら、なにも飛ばなくたっていいのに。

ちゃんとした相撲を覚えたら、ちょっと怖い存在になるかもしれませんね。

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普天王はどうしちゃいましたかね~

やっぱり珍しく褒めたのがいけませんでしたかね~

勝ち越した途端に、相撲内容がガラッと変わっちゃいました。

たまには根性見せろ!

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豪栄道と豊真将は、予想通りの結果となりましたが、ちょっと気に入らないのが、豪栄道の張り差しです。

張り差しは必要なかったでしょう。

というか、豪栄道には、今場所はどの相手にも、勝ち負けにこだわらず、とにかく真っ向からぶつかって欲しかったです。

それだけの力を持っているんですから。

くれぐれも、誰かさんたちのように、自信がないときは張り差しでなんていう悪い癖がつかないように気をつけて欲しいですね。

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さあ、琴奨菊が戻ってきましたが・・・

いや、立ち合い変化したくなる気持ちは分かりますよ。

怪我が治ったわけではないし、でも、どうしても白星は欲しいし。

何よりも、立ち合い変化は反則ではありませんしね。

でも、それでいいんですかね。

勝つことは大事ですが、勝てばそれでいいんですかね。

どうなんですかね・・・

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そして、そのあとの稀勢の里と安馬の一番も・・・

安馬は普段から注文相撲を否定しているだけに残念でした。

あたる瞬間に下を向いてしまった稀勢の里にも非はありますが、できれば、左四つを狙いにくる稀勢の里を、安馬が横に回って出し投げで体勢を崩すといった展開を見てみたかったですね。

どうなんですかね・・・

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魁皇は強かったですね~!

先場所、引退を覚悟したとは思えないほど、いい動きをしています。

なによりも足が前に出ているのがいいです。

あれならめったに前に落ちませんからね。

このままだと、両横綱との対戦もかなり楽しみですね。

な~んて褒めると、急に調子を崩しちゃうので、この辺にしておきましょう。

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さて、今日の注目の一番は、やはり両横綱の二番でしょう。

まずは、朝青龍に琴光喜。

琴光喜は、対朝青龍戦が27連敗。

大関になって、まずやらなければならないのが、この連敗を止めることでしたが、朝青龍が謹慎になり二場所お預けになってました。

地獄から抜け出せるか、それとも連敗街道を突き進むか。

そして、結びは白鵬に魁皇。

こちらは、白鵬がいかに魁皇の右上手を封じるかがポイントですね。

さあ、優勝を左右する二番の結果はいかに?


頑張れ、36歳!

2008-01-24 12:25:09 | 相撲

昨日は久しぶりに本格的な雪になりましたね。

今朝もまだ、芝の上にはうっすらと残ってました。

東京はちょっと雪が降っただけで大騒ぎ。

北国の方は、さぞかし呆れているのでは。

まっ、ひと冬に一回くらいはいいでしょう。

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さて、昨日の注目の一番は、稀勢の里が、「魁皇を倒すにはこうしなさい!」と言わんばかりのお手本のような相撲で快勝し、 勝ち越しを決めました。

稀勢の里は、立ち合い素早く右上手を引くと、すぐに左手で魁皇の右手の二の腕あたりを押さえ、そのまま上手を引きつけながらがぶり寄るようにして一気に
寄り切り。

七日目あたりから調子を上げてきた魁皇も、得意の右手を封じられては、力を出し切れません。

魁皇は立ち合いで、やや右を向く形で左差しを狙っていったのもよくなかったですね。

今場所の稀勢の里は、無駄に気負わない落ち着きと力強さが、とてもいいバランスで噛み合っているように見えます。

前にも書きましたが、昔のように時間いっぱいでお尻をプルプルさせる動作が少ないんです。

あのプルプルが激しければ激しいほど、気合いが空回りして負けていたんですから。

小結の出島はすでに負け越しているので、来場所の三役復帰は確実です。

今場所の調子よさが本物ならば、今年はかなり期待できそうですね。

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中日の白鵬戦で怪我をして休場していた琴奨菊が、今日から土俵に戻ってきます。

たしかに小結という位置で6勝までいっていたので、なんとかあと2勝という気持ちも分かります。

でも、目先の勝ち越しよりも、三年後、五年後を見据えたほうがいいと思うんですけどね。

佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)は、自分もひざの怪我ではずいぶんと苦労したはずなので、そのへんは十分に分かっているはずですが。

まあ、本当に怪我が治っているなら、それでいいんですけど・・・

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あまり話題になっていませんが、十両の優勝争いが大変なことになっています。

十一日目が終わって、トップは3敗で、境澤、保志光、北桜、北太樹、栃ノ心、玉鷲の6人。

この中では、二場所連続優勝を狙う境澤が有力かと思いますが、グルジア出身の栃ノ心も不気味な存在です。

でも、私としては、ぜひとも北桜に優勝して欲しい!

頑張れ、36歳!

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さて、今日の注目の一番は、安馬に稀勢の里。

安馬はとにかく離れて取らないと、四つに組んだら勝ち目はありません。

白鵬のときのような立ち合いができればいいんですけどね。

今場所の調子からすれば、断然、稀勢の里が有利ですが、安馬は来場所に大関取りをつなげるためには、もうひとつも負けられない崖っぷちです。

さあ、結果はいかに?


本当は、今日の大一番は、豊真将と豪栄道にしたかったのですが、今場所の豊真将の調子ではちょっと・・・

豊真将の再起を願わずにはいられません。

苦手意識か・・・

2008-01-23 12:34:00 | 相撲

我が家で居酒屋気分!

寒い冬には、やっぱり熱燗が一番ですな~

BGMには「舟唄」をお願いします♪


さて、調子が上がってきていたかのように思えてた白鵬がついに1敗を喫してしまいました。

立ち合いの張り差しがあだとなり、予想通りに安馬に横につかれて、あっけなく上手投げを喰い土俵の外へ。

これで白鵬は安馬に3連敗。

横綱として、同じ力士に3連敗というのはいただけません。

昨日は、取り組み前から気持ちで負けていたのかもしれませんね。

一方、それを見ていた朝青龍は、今場所一番とも思える万全の相撲で1敗をキープ。

ここぞというときの集中力は、たいしたものです。

これで優勝争いは、1敗同士の両横綱対決になってきましたが、ここから千秋楽に向けては、精神力の勝負になるでしょう。

しかし、それは白鵬にとって、もっとも弱い部分です。

ですから、白鵬が優勝するためには、朝青龍の精神力に打ち勝つだけの、東の正横綱としてのプライドに託すしかありません。

白鵬~、根性見せてくれよ~!


それと、角界一のチャラ男くんこと普天王が早くも勝ち越しました。

インタビューもヘラヘラしてましたね~

でも、今場所の相撲内容は、まったくチャラチャラしてません。

いつもの、押し込まれると腰が伸びきってしまう悪い癖も出ていませんし、昨日の黒海の立ち合い変化で落ちなかったのも見事でした。

体がよく動いている証拠ですね。

自身のブログのコメント数も、いつもより多いようです。

さあ、このまま勝ち越しで気を抜かないで、優勝争いに食い込む気持ちで、しっかりとやって欲しいです。


さて、今日の注目の一番は、魁皇と稀勢の里。

勝ったほうが勝ち越しですが、お互いに調子がいいだけに、面白い一番になりそうです。

もし魁皇が右上手を取ったら、稀勢の里はどう攻めるか。

左四つがっぷりでのかけ引きも見てみたいですね。




これぞ相撲!

2008-01-22 15:08:58 | 相撲

昨日の魁皇と豪栄道の取り組みは、実に気持ちのいい一番でした。

豪栄道は、2勝6敗という成績からすれば、立ち合いで注文をつけて、先手を取りたいところを、自分の力を試すかのように、大関に対して真正面からぶつかっていきました。

そして、それを受け止めた魁皇は、豪栄道の動きを冷静に見極め、押して、小手に振って、押してと前後に揺さぶりながら、最後はしっかりと寄り切り。

意気のいい新鋭の挑戦を、ベテランのうまみがねじ伏せた、いい相撲でした。

最近は、立ち合いでジャンプしたり、やたらと叩き込んだりと、「勝つ」という結果だけしか見ない相撲ばかりが目立つ中、勝ち負けの前に、お互いの持てる力を存分にぶつけ合う、まさに「相撲道」を見たような気がします。

こういう相撲を取っていてくれれば、相撲は落ちることはありません。

また、相撲が好きになりました。


さて、今日の注目の一番は、白鵬と安馬。

安馬は昨日、惜しかったですが、今日もまた厳しい相撲になりそうです。

白鵬は、安馬を倒して10連勝になると、さらに勢いがつきますね。

安馬はうまく横に揺さぶれるといいですね~


運も実力のうち

2008-01-21 12:25:44 | 相撲

さて、初場所も中日を折り返し、全勝の白鵬と、1敗の朝青龍の一騎打ちとなってきたようですね。

でも、この二人の差は、星ひとつの差よりも大きく思えます。

白鵬は、前半戦は少々慌てる部分があり、とても万全とは言えませんでしたが、日を重ねるごとにどんどんと落ち着いてきて、昨日の琴奨菊戦の立ち合いなどは、自分の間合いを崩すことなく、熱くなりながらも冷静に相手を見て、横綱らしい相撲を取りました。

ただ、いつものように右からの張り差しにいったのが気に入りませんが・・・

一方、朝青龍は、相変わらずバタバタした相撲ばかり。

昨日は、相手が栃乃洋だったので甘く見たのか、張り差しにいかなかったもので、思わぬ苦戦を強いられてました。

それでも最後はきっちりと勝つところは、身体能力の高さですね。

栃乃洋はノーマークのはずなので、取り組み前に「もしかしたら?」と思いましたが、そうは問屋が卸しませんでした。

とはいえ、これから後半戦に向けて、二場所欠場と、普段からの稽古不足、そして何よりも相撲に対する姿勢のツケが回ってくることでしょう。

そうでないと困ります。


昨日も書きましたが、いつ休場してもおかしくなかった千代大海が、豪栄道との取り組みの日に休場を決めたということは、彼の運の良さを物語っています。

今場所は相撲内容は悪くないものの、上位陣のスピードと圧力に翻ろうされ、1勝しかしていなかった豪栄道にとって、この不戦勝は大きいです。

通常、番付の上がり下がりは、勝ち負けの差だけ動くと言われています。

たとえば、前頭三枚目で6勝9敗だと、次の場所は前頭六枚目に降格するというように。

でも、きっちりと算数的に決められるわけではなく、結局は番付編成会議であーだこーだと話し合われて決められているようです。

とにもかくにも、1つでも白星を重ねておくことは大事なことです。

運も実力のうちといいますが、豪栄道には持って生まれた何かがあるかもしれませんね。


それにしても、琴奨菊の怪我は残念でした。

初日に朝青龍に負けて黒星スタートとなったものの、二日目から徐々に調子を取り戻し、七日目まで6勝1敗と優勝争いに絡んでいたのに、ここで休場するのは本人も悔しいでしょう。

右ひざじん帯損傷と右足首ねんざでは、休場はいたし方ありません。

でも、佐渡ヶ嶽親方は再出場もあるかもしれないと言っているそうですが、無理しないで欲しいですね。

将来のある有望な力士なんですから。

無理させると琴欧洲みたいになっちゃうよ、佐渡ヶ嶽親方!


さて、本日の注目の一番は、朝青龍に安馬。

モンゴル人としての誇りにかけて、そして、来場所の大関取りへの足がかりとして、安馬にとっては絶対に負けられない一番です。

それと、結びの白鵬は、若の里に要注意ですよ。

なんといっても、かつては大関候補ナンバーワンの実力者ですから、気を抜くと一気に持っていかれますよ。




ライバル

2008-01-20 14:15:34 | 相撲

昨日、千代大海が時天空に送り出しで負け7連敗となり、今日から休場することになりました。

今日は不戦敗で8連敗になり、来場所は11回目のカド番となります。

本人は休むつもりはなかったようですが、九重親方(元横綱千代の富士)が「毎日無残な相撲を見せるわけにはいかない。早く治療して春場所に向けて調整させる」と休場を決断させたようです。

決断させるのが遅かったように思えますが、とにかく今はきちんと怪我を治すことに専念して欲しいです。

来場所、出場するにしても、目標は勝ち越しでは困りますよ。

大関なんですからね。


さて、昨日は、将来の千秋楽結びの一番を想像させる素敵な取り組みがありました。

稀勢の里と豪栄道。

お互いに昭和61年生まれの21歳。

ちなみに、生まれ年は違いますが、同じ学年に栃煌山がいます。

この注目の一番は、神のいたずらか、それともご褒美か、取り直しとなりました。

一番目は、豪栄道がもろ差しになって一気に攻めたものの、物言いがつき同体で取り直し。

軍配は豪栄道でしたので、稀勢の里にとってはラッキーと言われてますが、スローで見る限り、豪栄道の左手が先に落ちているようでしたので、ラッキーだったのは豪栄道のほうかもしれません。

いずれにしても、相撲内容は稀勢の里が完敗でした。

そこで、取り直しとなった二番目は、一番目の相撲をまったく逆にしたような展開になり、今度は稀勢の里が一気にがぶり寄りで攻めきり、豪栄道を土俵に外へ。

これでこの日は1勝1敗ということになりましたが、成績の上では稀勢の里に白星がつきました。

同じ年ということで、お互いに「こいつにだけは!」と、負けたくないという意識が強いようで、花道を下がる豪栄道の悔しさを隠し切れない顔が、よかったですね~

何の世界でも、よきライバルがあってこそ、成長があるというもの。

かつての、若貴曙のように、切磋琢磨しあって、将来の相撲界を引っ張っていって欲しいですね。


さて、今日の注目の一番は、白鵬に琴奨菊。

白鵬も徐々に調子が出てきましたし、琴奨菊も気持ちが乗っています。

白鵬が全勝を守るか、琴奨菊が優勝争いをもつれさすか。

琴奨菊がもろ差しになれれば面白くなります。


大関として今やるべきことは・・・

2008-01-19 01:37:22 | 相撲

かみさんがわざわざ空けてくれた棚に、コレクションが着々と並んでいってます。


さて、千代大海が昨日も負けて、これで初日から6連敗。

先場所十四日目の白鵬戦で傷めた右ひじのサポーターが痛々しい。

この六日間は、いつもの突っ張りがまったく出せずに、相撲を取れないままに土俵を割ってしまってます。

四日目に負けたあと、記者に対して「休まない。休む理由がない。」と言ったそうです。

休む理由がない?

私に言わせれば、じゃあ、土俵に上がる理由はあるのか?

まさか、参加することに意義があるなんて言うんじゃないだろうな。

いまどき、オリンピックだって、そんなの死語だ。

角界の上から二番目の立場にある大関が、毎日毎日、下位のものに負ける姿を見せられる我々の身にもなってほしい。

大関にとって、土俵を勤めるということは、土俵に上がることだけではなく、それなりの内容と結果が求められます。

最近の大関は、簡単に負けすぎます。

昔は、大関が前頭に負けたりしたら、それだけで騒がれたものですが、今はそれが日常的になってしまってます。

だって、大関が4人もいるのに、全員が負ける日があるくらいですから。

今の大関陣には、もっと負けることに対して羞恥心を持ってもらいたいです。

極端に言えば、平幕に負けたら引退を考えるくらいのプライドを持ってもらいたい。

千代大海は、まだまだ、上を目指して、我々を楽しませてくれる気力が残っているのなら、今やるべきことは、早く休んで怪我を治すことです。

もし、今場所で引退するつもりならば、今日にでも土俵を降りてください。

それが、ファンや他の力士たちに対しての、大関としてのケジメです。

いずれにしても、このまま土俵に上がる理由はどこにも見当たりません。

厳しいことを言いましたが、私は、千代大海が大好きです。

ですから、早く怪我を治して、もう一度花を咲かせてもらいたいと願っています。


さあ、今日の注目の一番は、稀勢の里と豪栄道。

お互いに昨日は納得のいかない負け方をしただけに、今日はどちらが自分の相撲を取れるかが楽しみです。

この二人も喧嘩四つ(※)なので、勝負は差し手争いですね。

どちらも負けられませんよ~


(※)喧嘩四つとは、お互いの得意の四つが、右と左、左と右というように違うことを言います。

   右四つは右手、左四つは左手が差し手になるので、同じ側の腕同士で差し手争いになります。

   逆に四つが同じことを相四つ(あいよつ)と言います。



なくて七癖といいますが・・・

2008-01-18 00:25:22 | 相撲

カツさ~ん、やっぱり張ってきましたね~

こうも連日、横綱の立ち合いが読めると面白いですね~

もう癖になっちゃってるんでしょうね、張り差しが。

でも、昨日の豪栄道は、朝青龍のときと違って、一応、自分の形まで持っていきましたから、ある意味、惜しかったです。

一昨日の完敗を引きずっていないところが、大物の証しですね。

今場所は、両横綱ともに通用しませんでしたが、今年中には一矢を報いることができそうです。

そのためにも、今日以降は星を落とせません。


豊ノ島も惜しかったですね~

もろ差しになったときは、「おおっ!」と思いましたが、悔しいかな、あそこであっさり土俵を割らないのが朝青龍です。

だてに21回も優勝していません。

でも、いつもの朝青龍の強さが出ていないのは明らかです。

勝つなら今なんですけどね~


稀勢の里が、とてもいい感じです。

先場所までのような気合の空回りがありません。

時間いっぱいまでは、顔を真っ赤にしてテンション上げまくってますが、立ち合い直前になると、すぅーっと落ち着きを取り戻しているように見えます。

気合が入り過ぎているときは、お尻をプルプル振り回してますが、今場所はそれほどでもありません。

これが本物かどうかは、今日の白鵬戦で見極めましょう。


豊真将は、どうしちゃったんですかね~

昨日はなんとか勝てましたけど、まるで豊真将らしさがありません。

もともと前に出て攻める相撲ではありませんが、それにしても受け身過ぎます。

その受け身もまったく粘りがなく、簡単に前に落ちる姿は、見ていて信じられません。

どこかが悪いのは間違いないと思いますが、外見では怪我しているようでもなく、とにかく心配です。


それにしても腹が立つのが、若ノ鵬です。

昨日もまた、今場所2度目の八艘跳びですよ。

195センチ、154キロの体で、八艘跳びですよ。

それも、横にではなく、まっすぐ前に飛び上がって、何がしたかったんでしょう。

飛び箱のつもりだったんでしょうか。

お前は、池谷直樹か!と、突っ込まずにはいられません。

まったく相撲を馬鹿にするのも、いい加減にして欲しいです。

間垣親方は、どう考えているんでしょうか。


さあ、今日から中盤戦。

結び前には、白鵬と稀勢の里という好取組があります。

朝青龍に続いて横綱を撃破できるか。

今場所の優勝争いを左右する一番になりそうです。


負けて覚える相撲かな

2008-01-17 12:21:05 | 相撲

昨晩は東京に初雪が降ったようで、今朝の青梅もこんな感じでした。

深谷はまったく降りませんでしたけど、やっぱりこっちのほうが寒いんですね~


さて、昨日の注目の一番、朝青龍vs豪栄道。

これからの相撲界を背負っていくべき力士と期待しているだけに厳しいことを言いますが、あれじゃあ勝てるわけがありません。

調子の上がらない朝青龍が、わざわざ出稽古に行ってまでその実力を肌で感じたかった豪栄道に対して、早過ぎるほどの立ち合いで右張り差しから先手を取りに来るのは当然の戦法。

それをまともに受けては、あのような結果になってしまうのは致し方ありません。

張り差しに来るということは、右の脇が開くということですから、あごをぐっと引いて、相手が張ってきたところを先に左前みつを取ってしまえば、勝機はあったはずです。

もしくは、もろ手突きで張り手をかわし、相手の上体を起こしたあとに、もろ差しで一気に寄り切るというのも面白かったかもしれません。

まっ、でも、そんなことは百も承知だったでしょうが、土俵下に座ってからの、あの緊張ぶりを見ていると、どんな作戦も、すべて真っ白になっちゃったんでしょうね。

これが土俵経験の差なんでしょう。

豪栄道はまだ21歳。

こういう取り組みをひとつずつ重ねていって、どんどん強くなっていって欲しいですね。

さあ、今日はもうひとりの横綱・白鵬です。

白鵬もまだまだ本調子ではないので、何が起こるかわかりませんよ。

ポイントは、どちらが先に左廻しを取るかですね。

いや、白鵬は廻しを取らずに、あえて離れて戦うかな?

こうやって、取り組み前ギリギリまで、どんな相撲になるか想像するのが楽しいんですよね~(笑)




相撲への想い

2008-01-16 12:28:59 | 相撲

大相撲初場所も三日目が終わり、早くも三役以上での勝ちっぱなしが、横綱の白鵬と関脇の安美錦だけという、いつもながらの状況になってます。

そんな中、勝っても負けても、紙面を飾るのは朝青龍。

今朝のスポーツ報知やスポニチなどは、取り組み後、花道に下がるときに、西のタマリ席に座っていた横審の内館委員をにらみつけたというのが一面でした。

昨日のトップニュースがそれですか???

井上康生の結婚より、そっちが大事???

まあ、どっちもどっちですが・・・

これはもう相撲の記事ではありません。

というか、ニュース記事と呼ぶこと自体が恥ずかしい・・・

まあ、現代のマスコミは数字が命なので、いかに視聴率や部数を上げるかで、狙った獲物を持ち上げたり突き落としたりと、内容よりも派手さが勝負なんでしょうね。

ホリエモンや亀田一家のときもそうでしたから。


そんなことより、お騒がせな朝青龍に対して、「横綱としての品格」というものが問いただされてますが、私は彼の品格を問題にはしていません。

たしかに品格に欠けていますが、それを語りだすと、話は朝青龍に留まらず、白鵬にしろ、ほかの力士にしろ、文句を言い出したらキリがないので、それはまた別のときに。

話を戻しまして、記者をにらみつけたり、若い衆を投げ飛ばしたりなどは、朝青龍に限らず、かつての名横綱と呼ばれた人たちも、みなやってきたことだと思います。

決してそれを肯定はしませんが、厳しい相撲界の頂点に立ち、綱を守り抜くためには、四六時中、優等生ではいられないでしょう。

それよりも私が許せないのは、朝青龍が巡業を安易に休んだことと、今でもそれをまったく反省していないことです。

普段の稽古を休むのは、結局最後に損をするのは自分ですので、とやかく言いません。

しかし、巡業を休むというのは話が違います。

何年に一度あるかどうかの地方巡業を楽しみにして、体育館の床に敷かれたビニールシートにガムテープで区切りをしただけの桝席に、本場所と同じだけの高額なチケットを買って見に来てくれるファンへの裏切り行為です。

ちなみに、桝席は1桝4人で45000円で、これにお弁当や飲み物などを合わせると、ちょっとした温泉旅館の一泊分に相当します。

入院するほどの重症ならともかく、モンゴルに帰ってサッカーができるくらいなら、土俵入りをするだけでも、巡業には参加すべきなんです。

本場所同様に大切な地方巡業をないがしろにし、謝罪することなくモンゴルへ逃げて行った朝青龍に、土俵に上がる資格はありません。

当然、それを指導できない高砂親方も、部屋を持つ資格はないと思っています。

横審の内館牧子さんが「私の中では引退した人」とおっしゃってますが、私も同感です。

(以前、内館さんはあまり好きではありませんでしたが、少し前の東北大学相撲部の特集番組を見て、イメージが変わりました)

ですから、今場所、朝青龍と対戦する力士は、「自分が相撲界を守るんだ」という使命感を持って、ぜひとも勝ってもらいたい。

いや、勝たなければならないんです。

それだけに、二日目の稀勢の里の勝利は心の底から嬉しかったです。

大関に手が届きそうで届かず、三役から陥落したものの、今場所は前頭筆頭まで戻ってきた稀勢の里。

いつも顔を真っ赤にして、気合に満ち溢れ、それが空回りすることもしばしば。

若干21歳の若武者は、今年は何かをやってくれそうです。


私たち(かみさんも同様です)は相撲を格闘技だとは思いません。

私たちにとって、相撲は「相撲道」です。

じゃあ、相撲道ってなんだ?と突っ込まれても、きちんと説明できませんが、理屈じゃないんですよね。

土俵の上での勝負のみならず、力士たちの人柄や、親方と弟子との結びつき、礼に始まり礼に終わる姿勢など、すべてを含めた「相撲」という世界が好きなんです。


さて、今日の注目の一番は、なんと言っても結びの朝青龍vs豪栄道。

豪栄道はこの三日間で1勝2敗と星は上がってませんが、相撲内容は悪くありません。

とくに昨日の琴光喜戦は、左前廻しを取ってからの一気の攻めは見事でした。

一方、朝青龍は以前のような強さがまったくなく、勝った相撲も張り差しや、フライング気味の立ち合いや、強引な投げ技でかろうじて勝った相撲ばかり。

仕切りの最中や、時間いっぱいになってからの所作も、いつもと違ってぎこちないです。

今年、もっとも飛躍を期待されている豪栄道が挑む初めての朝青龍戦。

今場所最高の好取組ですね。

どういう展開になるか楽しみです!!!