ごっつぁんです!

ぶらり気まま旅の日記です

稀勢の里、10勝5敗

2011-11-28 13:20:23 | 相撲
 

ようやくこのときが来ました。

中学を卒業して、すぐに入門し、

初土俵から5年目で三役に。

それから6年。

常に大関候補と期待され、注目され続けてきましたが、

なかなかあと一歩が届かず、

気がつけば、日馬富士や把瑠都、

そして琴奨菊までもが先に大関に。

そして迎えた今場所。

先場所の相撲内容や、11勝というノルマからすれば、

今までになく目標に手が届く可能性が高いと思われてましたが、

そこへ直前の親方の死。

心技体で一番大事だと言われる「心」の整理がつかないままに場所が始まってしまいました。

ですから周囲の目は、手のひらを返すかのように、

諦めムードが広がってましたが、

私とかみさんは、今場所で決めなければいつ決める!

との思いで十五日間を見守ってきました。

連敗しても諦めずに応援し続けました。

ですから、今回、大関昇進の機会が与えられたことを、

素直に喜びたいと思います。


でも、本当に大変なのはこれからです。

今までは、挑戦者として、負けてもそれは自分の問題でしたが、

これからはそうはいきません。

大関としての責任を背負っていかなければなりません。

本人も会見で言っているように、

まだまだ技術的にも精神的にも鍛えなければいけません。

それは今場所の土俵で見た通りです。

それでも、2ヶ月後には、新大関としての初場所がやってきます。

そこまでどうやって大関としての心技体を作り上げていくか。

稀勢の里にとっては、一番苦しい2ヶ月になるかもしれません。


地位が人を作る。

まさにその言葉の通りになることを願ってます。


そうそう、お祝いの言葉は、正式に決まってからにしましょうね。

 

稀勢の里、10勝4敗

2011-11-27 00:05:47 | 相撲
 

そうなんですよね。

やっぱりそれでしょう。

左おっつけ、右突き放し。

この形でつかんだチャンスなんですから、

これを貫き通せばいいんですよ。

それでダメなら諦められるじゃないですか。

いつも言ってるじゃないですか。

一番一番、自分の相撲を取るだけだと。

取り終わったあとの顔は、

じつに安心した顔をしてました。

それを見て、私も久しぶりにホッとしました。

とにかく明日は悔いの残らない相撲を取りましょう。

亡き親方のためでもなく、

我々のように応援している者のためでもなく、

なにより自分のために。

 

稀勢の里、9勝4敗

2011-11-26 01:24:04 | 相撲
 

立ち合いは、昨日ほど悪くなかったんですけどね。

ちゃんと1歩踏み込んでたし。

でも、把瑠都を相手に組みにいっちゃね。

おまけに胸が合っては勝負あり。

それでも、やっぱり簡単には負けなくなりましたね。

でも、負けは負け。

これであとのない4敗目。

そして明日は、注目の期待株の栃乃若。

さあ、どこまで稀勢の里の相撲が取れるか。

思いっきり開き直れればいいのですが。



と、稀勢の里ばっかり追いかけていたら、

いつのまにか、白鵬が優勝してました。

琴奨菊は思った通りに勝ち越しが山だったし。

一般的には面白くない場所ですね。

これで、十五日間、満員御礼なし?

 

稀勢の里、9勝3敗

2011-11-25 02:24:08 | 相撲
 

立ち合いが遅かろうと、

脇が甘過ぎようと、

腰が高かろうと、

いいんです、そんなことは!

大事なのは過程より結果。

今場所はとにかく、

11勝することだけに集中しましょうよ。

そのためにも、

ポイントは立ち合いですね。

ここ数日の立ち合いは最悪。

昨日だって、勝てたのが不思議なくらい。

そこを修正しないと、

残り四日間は厳しいぞ。

 

稀勢の里、8勝3敗

2011-11-23 23:43:40 | 相撲
 

相撲は立ち合いがすべて。

そんな相撲でしたね。

稀勢の里は万全の準備で先に手をつき、

白鵬を待ち受けてましたが、

白鵬が手をつくと見せかけて、

稀勢の里が立ちそうになり、

つきかけたもう片方の手を引っ込めた瞬間に、

ここぞとばかりに白鵬は立ちました。

あわてた稀勢の里は足がまったく前に出ず、

あとは後手後手のバタバタ。

ついに3敗目。

でもまだ3敗。

終わったわけではありません。

気持ちをきらずにガンバレ!

 


稀勢の里、8勝2敗

2011-11-23 13:02:09 | 相撲
 

相撲内容は、一昨日と同じ。

立ち合い遅れ、脇の甘さ、腰が高い。

それでも、昨日はようやく勝ち越しの白星を取りました。

あれだけバタバタしていても勝てたのは、

目標に向かう気持ちが切れていないから。

まずは第一関門をクリア。

これからは気持ちの勝負。

今日の白鵬に対しては、

また勝てるかもしれないなんて思っちゃダメ。

必ず勝てる!

負けるわけがない!

さあ、行くぞ!!!

 

稀勢の里、7勝2敗

2011-11-22 12:16:49 | 相撲
 

昨日の稀勢の里は、悪いところが全部出ましたね。

立ち合いの遅れ。

必要以上の強引な突き放し。

四つに組む前の脇の甘さ。

それでも、あれだけ日馬富士が十分だったのに、

1分近く粘れたのは、

今場所の稀勢の里の証しとでも言いましょうか。

ハッキリ言って厳しい状況です。

でも、厳しい状況ではありますが、

まだ終わったわけではありません。

とにかく11勝すればいいんです。

相撲内容は?

それはひとまず置いておきましょう。

だって、それを言ったら、今の大関陣はどうなんですか?

まだ大関同士の取り組みが組まれてもいないのに、

琴奨菊以外は、3敗、4敗ですよ。

まあ、これを言い出したら、愚痴っぽくなってしまいますので、

これくらいにしておきますが、

とにかく、11勝がノルマなんですから、

まずは11勝を目指しましょう。

そうでないと、話が始まりません。

残りの対戦相手は、

白鵬、把瑠都、琴奨菊、栃ノ心、臥牙丸、栃乃若 (予想です)

これを4勝2敗です。

ポイントは、栃乃若ですかね。

昨日も白鵬に対していい相撲を取ってましたからね。

今日の栃ノ心も1勝しかしてないだけに要注意かな。

まっ、とりあえず、一日一番を思いっきりです!

 

稀勢の里、7勝1敗

2011-11-21 12:14:07 | 相撲
 

やはり、今場所の稀勢の里は違います。

完全に立ち遅れて、

琴欧洲の突き押しに一気に土俵際まで追い込まれ、

相撲内容は完敗。

しかし、咄嗟の身のこなしで体を入れ替え、

逆転の突き落としで九死に一生を得ました。

何かを成功させるときは、

運が味方についてくれることがありますが、

昨日の稀勢の里の勝利は運によるものではなく、

反応よく体が動けているからこそ。

これから終盤に向けて、

もっと厳しい土俵が続きますが、

今の心技体のバランスを維持できれば大丈夫。

大丈夫!



さて、新大関の琴奨菊ですが、

8連勝はお見事。

素晴らしいの一言です。

相撲内容もとっても充実してます。

ただ、問題は今日から。

本人は、大関の勝ち越しは10勝だと言ってますが、

現実的には、8勝での勝ち越しで、

大関の地位は守られたわけで、

この安心感が心にスキを作らなければいいのですが。

ここまでくると、何勝とか言う数字ではなく、

千秋楽まで白鵬との優勝争いを続けることが、

大関としての責務。

新大関には酷かもしれませんが、

ほかの大関陣がこんな状況なので仕方ありません。

ただ、それを達成できたら、

一気に次のステップに進めますよ。

期待しましょう!

 

稀勢の里、6勝1敗

2011-11-20 10:25:35 | 相撲
 

稀勢の里は成長しましたね。

昔のような強引さがなくなりました。

おっつけきれなければ四つに組んで、

ぐっと引きつけ、腰を落とし、

じっくり寄り切る。

あの負けを引きずってる様子は見られません。

それとポイントは立ち合いの仕切りですね。

豪栄道に負けたときは、

先に手を付かれ、先手を取られましたが、

一昨日と昨日は逆に先手を取りました。

相撲は立ち合いで勝負が決まるとは、

まさにこのこと。

ただ、上に上がるためには、

先手を取られても相手の流れに乗らず、

自分の相撲を取り戻すことも大事。

今の横綱と大関陣には、

それが出来る人と出来ない人が、

はっきりしてますが・・・

 

稀勢の里、5勝1敗

2011-11-19 00:42:35 | 相撲
 

やっぱり、相撲は立ち合いですね。

昨日は、豪栄道に先に手を着かれて、

すべてが後手に回ってしまいましたが、

今日は先に手を着き、鶴竜を待つ形に。

あとはもう、ひたすら攻める。

左からのおっつけも見事にはまりました。

これが稀勢の里の相撲ですよ。

連敗しませんでしたね~

こりゃあ、本物ですかね~

いいですね~

いい感じですね~

ほっとしたところで明日も要注意ですね~

なんか、毎日が要注意ですね~

そりゃあそうだ、

毎日が真剣勝負なんだから。

さあ、あと九日だ!

 

稀勢の里、4勝1敗

2011-11-18 12:32:19 | 相撲
 

負けたくない豪栄道と、負けられない稀勢の里。

「気合い」と「プレッシャー」の戦いは、

「気合い」に軍配が上がりました。

さらに、立ち合いの豪栄道の張り手に、

稀勢の里は冷静さを失いましたね。

三日目までとは、まるで別人のよう。

そろそろ、精神的な疲れがピークに達してきてますかね。

場所前から、いっぱいいっぱいで来てましたから、

よくここまでもったというところでしょうか・・・

しかし、これで終わるわけにはいきません!

とにかく、何があろうと、今場所は勝負の場所です。

難しいかもしれませんが、

今日が初日だと思って、気持ちを切り替えて、

再出発しなくてはいけません。

それにしては、今日の相手はかなり厳しいですが・・・

いやいや、そんなことは言っていられません!

絶好調の鶴竜だって人の子。

ちょっとした気の緩みだってあるはず。

まあ、そんな相手のことは考えずに、

まっすぐ当たって、左からおっつけ、右は突き放し。

とにかく、自分の相撲を取りましょう。

まだまだ、場所はこれからです!

 

稀勢の里、4勝0敗

2011-11-17 09:26:32 | 相撲
 

昨日の稀勢の里は、

豊真将の異常なまでの突っかけに調子を狂わされたのか、

立ち合いが中途半端で、思わず張り差しに。

昔の悪い癖が出てしまったかと思いましたが、

そこから攻め急ぐことなく、

落ち着いて、腰も割れて、豊真将をしっかり捕まえて、

そのまま土俵の外へ寄り切りました。

今場所はここが違いますね。

こここそが安心感を持てるポイントです。

これなら11勝どころか、優勝だって十分に考えられます。

え? 褒めすぎですか?

いいんです!

今場所はどんどん褒めていきましょうよ。

今は勢いが大事なんですから。

でも、今日の豪栄道は要注意ですよ。

とにかく相撲が上手いですからね。

勝負がつくまでは油断禁物です。

三日目の白鵬のようにね。


それよりも、豊真将が心配です。

いつもなら、あんな突っかけ方をしたら、

申し訳なさそうな顔をするのに、

昨日は心ここにあらずという目つきでした。

土俵に集中できていないのがはっきり分かりました。

よっぽど腰が痛いのでしょうか。

初日からまったく相撲が取れていませんし、

負け方も豊真将らしくありません。

地元場所での新三役で、

かなり気持ちが入っていたでしょうから、

自分の相撲が取れない悔しさやら情けなさやらが、

昨日の土俵に表れていたように思えます。

なんとか立ち直ってもらいたいです。


残りの全勝力士たちは文句なしです。

 

稀勢の里、3勝0敗

2011-11-16 12:12:41 | 相撲
 

稀勢の里は安定感が出てきましたね。

危なっかしさがありません。

大阪場所くらいまでは、見ていてハラハラしてましたが、

それがなくなりました。

ただ、油断は禁物。

勝って兜の緒を締めよ。

昨日も、難敵・豊ノ島にたいして、

落ち着いていい相撲が取れましたが、

唯一、立ち合いすぐに右上手を取りに行ったのは、

どうだったのでしょうか。

ここにきて、左おっつけ、右突き放しが、

稀勢の里の形になりつつありますが、

昨日こそ、それが効果を発揮できる相手で、

中に入られるとうるさい豊ノ島に、

いきなり廻しを取りに行くのはいかがなものか。

まあ、その辺を修正しながら、

自分の相撲を固めていけばいいんですけどね。


そして、昨日の「この一番」は、結びの白鵬と豪栄道。

豪栄道の捨て身の下手投げに、両者同時に落ちて行きましたが、

このときの白鵬が凄かったです。

左手が土俵に着きそうになるも、豪栄道の体が落ちるのが早いと見ると、

とっさに左手を引っ込めて、体をねじるようにして、

豪栄道が先に落ちていくのをしっかりと確認してました。

あの反応はお見事。

横綱の強さの真髄を垣間見た気がしました。

十五日間、ぶっ通しで完璧な相撲なんて取れるわけがなく、

一日や二日はこんな取り口になる日もあります。

そのときにどうしのげるかが勝負の分かれ目。

白鵬、今場所も調子が良さそうです。


横綱、新大関、両関脇が三連勝。

さあ、これから益々面白くなりますよ!


国技館だったら見に行ったのにな~

 

稀勢の里、2勝0敗

2011-11-15 09:25:38 | 相撲
 

昨日は、立ち合いで何をしてくるか分からない阿覧を相手に、

頭を下げ過ぎず、相手をよく見て立ち合いました。

それでも、攻め込まれることなく、脇をしめ、腰を割って、

前へ前へと圧力をかけて、一方的に突き出したところは、

ここ数場所の成長が見られます。

昨日は、土俵下でもいつもの顔でしたね。

そうそう、そうでなくちゃ!

親方もきっと言ってますよ。

「俺のことなんか忘れて、土俵に集中しろ!」

ってね。


さあ、今日は前半戦の山です。

相手は、二大関を破って、心身ともに絶好調な豊ノ島。

中学時代からのライバルの琴奨菊が大関になり、

かなり気合を入れて福岡に乗り込んできました。

その思いはこの二日間の相撲に表れてます。

そのためにも稀勢の里は絶対に負けてはいけない相手。

お互いに次のステージを目指す負けられないもの同士の一番。

両者にとって、今場所のポイントになる一番かもしれません。


その一歩先を行く琴奨菊も、

新大関としては上出来な二日間ですね。


今場所も日本人力士たちが熱いです!

 

稀勢の里、1勝0敗

2011-11-14 12:06:32 | 相撲
 

稀勢の里よ、よくやった。

周りからのプレッシャーは半端なく、

場所直前の調整も万全でなく、

対戦成績も五分で決して得意な相手ではなく、

同部屋の関取衆はみな負けてしまい、

何よりも土俵に集中しきれない状況で、

よくぞ落ち着いて前に出る相撲を取りきった。

取り組み後、土俵下で亡き親方に白星の報告をするかのように、

天を仰いでいたときの潤んだ瞳に、

こちらも思わず胸が熱くなった。

普段、滅多に喜怒哀楽を表に出さない君が、

土俵下であのような姿を見せるのは、

よっぽどのことだろう。

でも、いつまでも悲しんでいるわけにはいかない。

これから厳しい毎日が続くが、

君には、やらなければならないことがある。

親方のことは、一旦、胸の奥にしまって、

今日からは土俵に、そして目の前の相手に集中しよう。

また、十三日後に、親方に嬉しい報告が出来るように・・・