ごっつぁんです!

ぶらり気まま旅の日記です

四股名あれこれ

2008-01-30 15:36:10 | 相撲

初場所千秋楽の余韻もそろそろ冷めてくるころでしょうか。

でも、せっかく相撲で盛り上がりましたので、今日は力士の四股名について、あれやこれやと書いてみます。

「四股名」とは、ご存知のように力士の名前です。

多くの力士は、始めは本名の姓のままデビューして、そののちに親方などと相談して四股名を改名します。

今の幕内の代表的な力士の場合は、

  「古賀」→「魁皇」

  「廣嶋」→「千代大海」

  「杉野森」→「安美錦」

  「萩原」→「稀勢の里」

  「竹内」→「雅山」

  「澤井」→「豪栄道」

  「山本」→「豊真将」

  「加藤」→「高見盛」

という四股名改名の歴史があります。

それから、始めから本名そのままではなく、ちょっと味付けしてスタートする力士もいます。

「琴光喜」は「琴田宮」、「琴奨菊」は「琴菊次」と、本名の上に「琴」をつけてデビューしました。

こうして、すべての力士に四股名がありますが、この四股名というものを眺めていると、いろいろと面白いものを見つけることができます。

まずその前に、相撲の力士は何人いるかご存知ですか?

初場所初日の段階での番付では、幕内が横綱を筆頭に42人、十両が28人、幕下が120人、三段目が200人、序二段が246人、そして一番下の序ノ口が65人で、総勢701人です。

意外と多いでしょう。

幕下以下の力士は七日間しか相撲を取らないので、みんなが毎日取るわけではありませんが、だいたい180組ちょっとの取り組みが毎日朝から組まれています。

だから相撲は、一日たっぷり楽しめるんですよ。

おっと、脱線してしまいましたが、これだけの力士がいるんですから、四股名がダブらないようにするのも大変で、よくある名字だと、先に使われていて、別の四股名を付けざるをえない場合もあります。

今場所幕下優勝した「山本山」は、本名が「山本」ですが、すでにその四股名を使っている力士がいたので、「山本山」にしました。

ちなみに、みなさんお馴染みの海苔の「山本山」は、彼に期待を寄せているようで、活躍次第では懸賞も出すそうです。

あらあら、また脱線してしまいました。

ということで、この701人の四股名の中から、いくつか面白いものをご紹介しましょう。

まずは、普通によくある名字の代表的なものとして、

  「山本」「石原」「大森」「武田」「橋本」

  「佐藤」「野口」「渡邉」「三浦」「小島」

  「高橋」「前田」「嶋田」「斎藤」「山口」

  「池田」「佐々木」

などがあります。

あなたの名前はありましたか?

自分と同じ名前だと、応援したくなりますよね。

さて、その四股名から出身が分かりやすい力士もいます。

  「土佐の海(とさのうみ)」・・・高知県出身

  「把瑠都(ばると)」   ・・・エストニア出身

  「南乃島(みなみのしま)」・・・トンガ出身

  「豊後錦(ぶんごにしき)」・・・大分県出身

  「仲の国(なかのくに)」 ・・・中国出身

  「風斧山(かざふざん)」 ・・・カザフスタン出身

  「銀閣山(ぎんかくざん)」・・・京都府出身

  「能登ノ波(のとのなみ)」・・・石川県出身

  「伊勢司(いせつかさ)」 ・・・三重県出身

  「舛奄美(ますあまみ)」 ・・・鹿児島県出身

  「壱岐の嶋(いきのしま)」・・・長崎県出身

  「若戸大橋(わかとおおはし)」・・・福岡県出身

  {屋久ノ島(やくのしま)」・・・鹿児島県出身

昔は、出身地の地名などを四股名に入れる力士がもっと多かったようですが、今は分かりにくく難しい漢字を使うのが流行りですかね。

外国人力士は、本名というわけにはいかないので、わりとお国のイメージが分かりやすい四股名が多いですね。

では、一番短い四股名は?

  「李(り)」 幕下西38枚目・兵庫県出身・春日野部屋

漢字一字は他にもたくさんいますが、読み方も一字なのはまぎれもなく一番短い四股名です。

聞くところによると、呼び出しさんは非常に呼びにくいそうです。

とくに母音が「い」の四股名は呼び出し泣かせとか。

逆に一番長い四股名は?

これはたくさんいるので名前を挙げるのは割愛しますが、漢字は4文字、読み方で8文字というのが一番長いみたいですね。

自分で701人の名前を全部確認しての結果ですので、もしかするとそれ以上がいるかもしれませんのであしからず。

そのほか、変わった四股名もありますよ。

  「天一(てんいち)」 新潟県出身・北の湖部屋
    ※銀座の有名な天ぷら屋さんと関係あるのかな?

  「大露羅(おおろら)」 ロシア出身・北の湖部屋
    ※なんと名付け親はポール牧さんだとか

  「阿夢露(あむうる)」 ロシア出身・阿武松部屋
    ※「アムロ」ではありません

  「男女ノ里(みなのさと)」 茨城県出身・高砂部屋
    ※毎日、結びの一番のあとの弓取りを務めています

  「壽(ことぶき)」 鹿児島県出身・松ヶ根部屋
    ※めでた過ぎます

  「怒涛(どとう)」 福岡県出身・時津風部屋
    ※なんだか凄そうじゃありませんか?

  「大魔王(だいまおう)」 北海道出身・芝田山部屋
    ※ハクション? ピッコロ?

どうですか?

なかなか面白いでしょ。

力士にとって看板でもある四股名をネタにしてしまっては申し訳ないかもしれませんが、こういう面からも相撲に親しみを持てれば、それはそれでいいんじゃないですかね。

時代をさかのぼると、もっと面白い四股名もたくさんありますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

ではまた~


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
出会いました (若葉)
2008-01-31 04:13:59
わあ~ぷーちゃん。
私も力士について今、ちょうど書いたところです。
出会っちゃいました。この701人全部の力士の顔と名前を言える天才小学生に・・・
14日目、とってもよい勉強をさせてもらいました。
取り組みについてもかなり厳しかったです。
なにより声援の声のかけるタイミングが絶妙でした。
返信する
これはこれは (橋龍の母)
2008-01-31 10:06:23
面白いですね
うちの名字もありました

全然別の話ですが・・・
今朝はマッシュ様のメールが読まれてるのを聞き
その通りっ
と ラジオに向かい一人でしゃべりました(笑)
返信する
若葉さんへ (ぷ~ちゃん)
2008-01-31 12:24:12
おーっと、気が合いますね~(笑)
先ほど日記は読ませていただきました。
このコメントを入れたらまたお邪魔してコメント入れますね。
それにしても幕下以下の力士の顔と名前を一致させるのは大変ですよね。
写真は出回ってないし、七日間しか土俵には上がらないし。
その子は将来、元NHKの杉山さんみたいになるのかな~
返信する
橋龍の母さんへ (ぷ~ちゃん)
2008-01-31 12:28:33
おーっと、橋龍母さんのお名前もありましたか?
まさか「大魔王」では・・・(うそ!うそ!笑)

昨日のcoop事件はびっくりしました。
うちは共働きなので、coopや冷凍食品にはかなり依存しているもので。
あらためて在庫の食品をチェックして、はちみつとキムチがゴミ箱に投下されました。
もう残された道は自給自足しかないですかね~
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