ごっつぁんです!

ぶらり気まま旅の日記です

運も実力のうち

2008-01-21 12:25:44 | 相撲

さて、初場所も中日を折り返し、全勝の白鵬と、1敗の朝青龍の一騎打ちとなってきたようですね。

でも、この二人の差は、星ひとつの差よりも大きく思えます。

白鵬は、前半戦は少々慌てる部分があり、とても万全とは言えませんでしたが、日を重ねるごとにどんどんと落ち着いてきて、昨日の琴奨菊戦の立ち合いなどは、自分の間合いを崩すことなく、熱くなりながらも冷静に相手を見て、横綱らしい相撲を取りました。

ただ、いつものように右からの張り差しにいったのが気に入りませんが・・・

一方、朝青龍は、相変わらずバタバタした相撲ばかり。

昨日は、相手が栃乃洋だったので甘く見たのか、張り差しにいかなかったもので、思わぬ苦戦を強いられてました。

それでも最後はきっちりと勝つところは、身体能力の高さですね。

栃乃洋はノーマークのはずなので、取り組み前に「もしかしたら?」と思いましたが、そうは問屋が卸しませんでした。

とはいえ、これから後半戦に向けて、二場所欠場と、普段からの稽古不足、そして何よりも相撲に対する姿勢のツケが回ってくることでしょう。

そうでないと困ります。


昨日も書きましたが、いつ休場してもおかしくなかった千代大海が、豪栄道との取り組みの日に休場を決めたということは、彼の運の良さを物語っています。

今場所は相撲内容は悪くないものの、上位陣のスピードと圧力に翻ろうされ、1勝しかしていなかった豪栄道にとって、この不戦勝は大きいです。

通常、番付の上がり下がりは、勝ち負けの差だけ動くと言われています。

たとえば、前頭三枚目で6勝9敗だと、次の場所は前頭六枚目に降格するというように。

でも、きっちりと算数的に決められるわけではなく、結局は番付編成会議であーだこーだと話し合われて決められているようです。

とにもかくにも、1つでも白星を重ねておくことは大事なことです。

運も実力のうちといいますが、豪栄道には持って生まれた何かがあるかもしれませんね。


それにしても、琴奨菊の怪我は残念でした。

初日に朝青龍に負けて黒星スタートとなったものの、二日目から徐々に調子を取り戻し、七日目まで6勝1敗と優勝争いに絡んでいたのに、ここで休場するのは本人も悔しいでしょう。

右ひざじん帯損傷と右足首ねんざでは、休場はいたし方ありません。

でも、佐渡ヶ嶽親方は再出場もあるかもしれないと言っているそうですが、無理しないで欲しいですね。

将来のある有望な力士なんですから。

無理させると琴欧洲みたいになっちゃうよ、佐渡ヶ嶽親方!


さて、本日の注目の一番は、朝青龍に安馬。

モンゴル人としての誇りにかけて、そして、来場所の大関取りへの足がかりとして、安馬にとっては絶対に負けられない一番です。

それと、結びの白鵬は、若の里に要注意ですよ。

なんといっても、かつては大関候補ナンバーワンの実力者ですから、気を抜くと一気に持っていかれますよ。