◆日本に「お試し留学」を…学生150人無料招待(読売新聞) - goo ニュース
この時期この状況下で、無料を謳って観光客だの留学だのと推進する。これはどう考えてもおかしい。異常である。決して正常なことではない。
(引用)
文部科学省は、日本への留学に関心のある外国人学生を2週間ほど無料招待し、東日本大震災の被災地などを訪れてもらう「お試し留学」を年度内にも実施する方針を固めた。
震災後、日本留学をキャンセルする外国人学生が続出しているため、日本離れを食い止めたい考えだ。
招待する学生数は150人を予定し、中東などの資源国や、原発問題に関心の高い欧米を中心に募集する方向だ。関連経費の1億円は、次期臨時国会に提出される2011年度第3次補正予算案に盛り込まれた。
滞在中には、被災地で復興に携わる自治体、漁協、商店街、非営利組織(NPO)などの人たちと意見交換したり、日本人大学生と交流したりするプログラムを用意。同省は、東京電力福島第一原子力発電所事故の収束に向けた取り組みが進み、安全面での問題がないことを外国人学生たちに知ってもらうことも期待している。
(引用終わり)
この記事を見て失笑したのは自分だけではないだろう。
文部科学省って「教育、科学技術、学術、文化、およびスポーツの振興を所管する」組織なのだが…仕事内容が「この程度」ではお粗末という他なかろう。そもそも仮に留学させたとしても、その結果が教育の復興だの日本国民の人材育成等に繋がるとは自分到底思えない。
追記して述べれば、日本の教育からしてとても褒められた内容でもなかろうに、外国人を贔屓して手招きすることを最優先事項に据えるこの文科省の体質に自分は呆れる。
目的からして記事曰く「日本留学をキャンセルする外国人学生が続出しているため、日本離れを食い止めたい」「東京電力福島第一原子力発電所事故の収束に向けた取り組みが進み、安全面での問題がないことを外国人学生たちに知ってもらうこと」である。その手段に一億の税金を使い、相手には無料でご招待を謳う。ここからしてまるで「安全でありません」と謳い、日本の低姿勢振りを披露しているように思えてならない。
ただ、この記事で自分が唯一歓迎したことがある。それは「文科省の体たらく振り」「文部科学省の外国人びいき」が明らかになったことである。
少なくとも、この記事を見て「文科省よくやった。グッジョブ」と思うことはまずありません。自分は日本を想い、日本の将来を憂う日本国民ですから。