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Petrol Bug's

――――― THE SUNBEAM FROM THE FAR EAST ―――――

Sneezing

2013-04-07 | Weblog
さて…先日やっと形になったマイビームだが…。クシャンクシャンとくしゃみをする。か…花粉症…?はじめはそれでも何とかなっていたのだが…ついにアイドリングを高めにしないと停車時ストールするようになった。これは…あれですね…。暖まってひどくなるところと言い…二次エアですね…。ヘッドとシリンダーの合わせ面は共に面研済み。となるとやはりキャブか…。ということでキャブを新品交換しに学校へ。

新品キャブ自体は、いつだったかスピゴット部に銅箔を巻いて誤摩化した折に発注済み。熊本の薔薇族サイクルズ…もといトラヴィスに問い合わせたところ、AMAL公式データでは旧キャブは実はLION用で口径が1"。本来このモデル用は15/16"なのだという。しかし再製作可能なのは、スピゴット部の径が旧キャブよりも若干大きいもののみ。スリーブをいれて使用するのだが…。…うん、ついてきたスリーブが入りません。すんなり行くとは思ってなかったさ。原因はスリーブ自体ではなく、たぶんスピゴットが厚いメッキで若干オーバーサイズのようだ。その日は大人しく帰宅し、後日アルミスリーブを自作。ああ、このへん写真撮らなかったなあ。



…でだ。キャブ側にジャストサイズかつスピゴット側には軽圧入のビシッとしたスリーブを製作し、念のためブルーハマタイトも薄く塗布。二次エア対策万全で組んだはずだが…。どうにもおかしい。エンジンの掛かりが悪く、セッティングも決まらない。何より点火プラグがまったく焼けません。フロート調整はしたし、メインジェットは以前と同じ145番(新品についてきたのは140番)。おかしいなあ?とジェットの番手を上げていく。170番辺りできつね色になり、180番で黒く焼けた。しかし…やはりエンジンの掛かりが悪く、アイドリングも安定しない。以前ほどではないが、くしゃみもする。うう~ん?



甚だ気が進まないのだが、仕方ないのでパーツクリーナーを吹いて二次エアをチェック。スピゴット部キャブ側ヘッド側共に問題なし。しかしヘッドとシリンダーの境目が…す…吸ってますね…。締め付けトルクは十分なはずだし、銅ガスケットの厚みも0.8mmと十分。ここでN講師が、銅ガスケットのサイズがヘッドとシリンダーのインロウにぴったり過ぎで、歪んで浮いているのでは?という仮説を立てる。ああ、確かにぴったり作ったしな…と思い、開けて確認。しかしインロウに対しては若干クリアランスがあり、干渉している様子はない。黒い液ガス塗って閉めてみるか…と諦めていたら、校長が「銅ガスケットの幅が広過ぎて面圧がかかりづらいんじゃないの?」とひと言。…慧眼とはこのことです。確かにここの銅ガスケットは幅16mmくらいある。言われてみればこれを4本の頼りないスタッドで締めるのだから、もう少し幅が狭い方が面圧が掛かりやすく密着度は高まるだろう。銅ガスケットの外周を大体6mmくらいグラインダーで削って焼き鈍し、念には念を入れて液ガスも薄く塗布してエンジンを閉じる。果たして効果は…



…ありました。エンジンは安定したし、パーツクリーナーチェックも問題ない。二次エアがなくなったことでセッティングも変わるかな…と思ったが、そこは変わらず。ぐるっと走ってプラグを確認すると、ほどよく焼けています。考えてみれば、昔二次エアを激しく吸っていたときも、プラグは黒いままだった。やっぱりメインは大きくなる方向でいいのかな?やれやれ…そんな右往左往で結局また1週間も入院してしまった。セッティングも詰め切れてないので、これでしばらく走りつつ、微調整は必要だろう。なんだかんだやっていたら冬を逃してもう春です。暑くなる前にちょこちょこ距離を稼ぎたいものです。



あ、ガレージに棚(右奥)を作りました。昔学生時分に作った棚は、それはもう酷いものだったんですけども、今回はかなりぴしっと出来た。これもバイクのあれこれで作業を学んだ余録ですかね。段取り、順序、工具が大事だと再認識。



おまけ。サイクルスタンドオンリー車に必須の角材スタンド。余った塗料で塗装してラバーを貼り、シャレオツにしてみた。これないといつか絶対腰イワす。
 

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