MUSICAな毎日

まったりとした日々を送るMUSICAな毎日をいろいろと。

日本、そして日本人へ

2012-10-16 22:17:24 | Weblog
20110516逝去された児玉清さん。
本日は月命日。

なにげに大好きな方であったので
さすがに亡くなられたって聞いてから数日間、ショックではありました。

1年5ヶ月が過ぎ。

読了した本、「すべては今日から」 より。

 僕は現在の日本の国に住む事がとても恐ろしく悲しい。
(中略)高度な教育を受け、学識経験豊かなはずの会社の指導者が、
全人類をも危うくするような事を率先して許していたと言う愚かさに身震いする。
人間の知恵はどこへ行ってしまったのか?
その他、銀行のトップにたつ経営陣のお粗末さ、一流企業と言われる会社のリーダーたちにも観られる倫理観の欠如、
法を取り締まる肝心要の警察の度重なる不祥事
(中略)後を絶たない政治家の国際的失言や国の危機管理の情無さ、
エリート官僚の汚職といったように、がっかり度は加速度をつけるばかり。
世の中のすべてのことに対するあまりの常識的な知恵のなさに絶望感にさえ捉われる。
人は、いや日本の指導者たちは何も過去から学ばないのか。
国際間で相変わらず孤立感を深めつつある日本という国の行く末を思うと不安でたまらないのだ。
         (文芸春秋 2000年2月臨時号)  214ページ

 便利さという名のもとに科学によって人間はどんどん怠け者になっていく。
さらにエレクトロニクスによる映像文化の革命的な進歩は、人間の心を表面的な愉悦で虜にし、安易な受け身人間にそだてていく。
しかも最悪なのは人間から肝心要の想像力と思考力を奪い取ってしまう事だ。
画像は決定的ともいえるもので、その先に想像力の広がる余地は誠に少ない。
 一方、読書に寄る活字から広がる想像力にはリミットがなく、バラエティにとんだ発想が派生的に自然に生まれてくるのだ。
         (voice 2000年7月号)     217ページ


 地球温暖化と囁かれる異常気象は、単なる地球の周期的に繰り返される変化であり、
二酸化炭素の増加によるものではないと言う記事だ。
とすれば、温暖化を喧伝するその目的は、そして、その恐怖は別のところにあるのではないか。
誰か本当のことを教えてほしいものだ。
         (日経新聞夕刊 2006年7月7日) 219ページ

 
もっと切り抜きたいところではあるけれど
・・・今日はこの辺にしといたるわ(笑)←吉本的な言い方。大阪の人間のデフォ!

児玉さんっ!!
かっこよすぎます。

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