通勤で高速バスに乗っていると,いろいろな人のいろいろな様子を見かける。
大きく口を開けて寝込んでしまっている人,外でも自宅でもなかなか休みを取ることができず,バスが唯一の安息の場なのだろうか。一方,時間を惜しむように本や雑誌を読んでいる人も。キャリアアップを目指しているのか,自分の人生を豊かにしているのか。はたまた泥縄で予習をしているのか。様々な人間模様が見られる点で,バス車中はとても興味深い場の一つだ。
先日,通常席が満員になり補助席を出さなくてはならない状況になった(高速バスは立ったままでは乗車できない!)。その時,補助席をゆっくりと慎重に動かし,ほとんど音も立てず丁寧に倒して静かに座る人がいた。立ち居振る舞いの美しさは一朝一夕に身につくものではないから正直感動した。
他にも,自分のアタッシェケースを必ず網棚というか,頭上スペースに置く男性にも時々出会う。その人は乗客が乗ってこないというところまでバスが進むと頭上スペースからアタッシェケースを取り出し自分の横に置き直される。自分の荷物がこれから座ろうとする人の心理的な圧迫にならないよう配慮されているのがよくわかる。単に座れるとか座れないとかの問題ではなく,後から乗ってくる乗客が座りやすいように細やかに心遣いされている様子は見倣いたいものだと思う。バスの中は人柄が自然と現れる場なのだ。
大きく口を開けて寝込んでしまっている人,外でも自宅でもなかなか休みを取ることができず,バスが唯一の安息の場なのだろうか。一方,時間を惜しむように本や雑誌を読んでいる人も。キャリアアップを目指しているのか,自分の人生を豊かにしているのか。はたまた泥縄で予習をしているのか。様々な人間模様が見られる点で,バス車中はとても興味深い場の一つだ。
先日,通常席が満員になり補助席を出さなくてはならない状況になった(高速バスは立ったままでは乗車できない!)。その時,補助席をゆっくりと慎重に動かし,ほとんど音も立てず丁寧に倒して静かに座る人がいた。立ち居振る舞いの美しさは一朝一夕に身につくものではないから正直感動した。
他にも,自分のアタッシェケースを必ず網棚というか,頭上スペースに置く男性にも時々出会う。その人は乗客が乗ってこないというところまでバスが進むと頭上スペースからアタッシェケースを取り出し自分の横に置き直される。自分の荷物がこれから座ろうとする人の心理的な圧迫にならないよう配慮されているのがよくわかる。単に座れるとか座れないとかの問題ではなく,後から乗ってくる乗客が座りやすいように細やかに心遣いされている様子は見倣いたいものだと思う。バスの中は人柄が自然と現れる場なのだ。