4月19日月曜日。今日も賀茂川べりを歩いて工房入り、いつの間にかツバメが飛んでいました。日本一の贅沢な出勤時間だと思う。写真はお花見ののどかなひとこま。日本一大赤字の地下鉄に乗る贅沢。四条から北大路までの10分間。「あほやね~京都市交通局!」京都人が触れられたくない地下鉄の赤字。採算ベースが合わない東西線など作るものだから赤字は織り込み済み。立命館、仏教大学などの学生さんは今日も満員バスに揺られて通学の悲劇は続きます。
今週も始まりました。「タグホイヤーの定期点検は必要ですか?」の質問が多い。ちょっとうんざりです。もちろんやったほうがいいのに決まっているが費用がかかる。費用対効果のことを質問しているのだと思う。
コロナ禍で時計本体が売れないものだからメーカーとしては修理部門で稼ぎたい。利益が取れる分解掃除費用が急騰するのです。スイスも日本もこのぼったくり状況の傾向は続くでしょう。現実10万円以下の時計売上がコロナ以前比25%という数字を聞くとぼったくりもしょうがないのかと思う。脅されて思考停止状況の国内のスイス時計のユーザーさんたちがメーカーの言いなりになるのが哀しいね~。
工房ではコロナの影響で部品の手配ができないので分解掃除はお断りしています、最悪ロックダウン中のヨーロッパへ送った時計が行方不明になる恐れもある。国内の見積とヨーロッパの見積もりが倍近く大きく上がって板ばさみに遭ったこともある。信用がなくなるどころではないのでとにかく作業は電池交換だけのなさけない日々です。
水曜日が午前中のみの営業でいつもの通り9時30分から6時までの営業時間です。コロナで時間が止まったような静かな京都。時間は止まっても時計は止めないで~!電池から液漏れが進むよ~!
タグ・ホイヤーのクオーツモデルの秒針が5秒飛ばしで動くのは電池交換のお知らせです。動いている間に電池交換しましょう、すぐに液漏れが始まります。工房では1100円と15分と30年のお付き合い。ホイヤーの時代が懐かしいね~!祇園祭も事実上中止、どこかへ旅に行こうかと思っています。