京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の大事な時間」

2020-11-01 09:43:24 | 時計修理

11月1日日曜日。赤口。

昨夜はスーパームーンのハロウインでした。

コロナ禍のさみしい月末、予測通りハロウインカボチャの三角眼の嫁さん、特に仮装は必要がないね~?

それでもお気に入りのビブレで買ってきたお土産のハマチ、タイのお刺身をお供えして何とか楽しい夕食時間になりました。めでたしめでたし~!

11月1日は企業の創業記念日が多く設定されています。サラリーマンの時代親会社のお祝の行事に駆け付けていたことを思い出します。企業に都って大事な時間。今日は灯台記念日、ヒカリを灯しましょう。

大阪都構想の賛否選挙でもある。大阪の楽団関連の友人はハラハラドキドキの一日になりますね~。在阪の音楽家がなぜ意見を出さないの?聞いてみると仕返しが怖いからぁ~!とチコちゃんみたいな返事。うかつに反対意見をいうと予算が削られるのでどうしても卑屈になってしまう。大阪では予算を「維新の会」に握られているので選挙後にもカミングアウトもできない。自由でおおらかな大阪がいつの間にか貧乏人にとって窮屈な街になってしまいました。合掌!

時計は必ずしも精確な時刻を知らせることはセカンド、サードチョイスでいい。大事なことはその時計がユーザーの未来の希望を描けるかということ思い出を作れるか?ということです。使い捨てられる時計は悲しい。そんな目線でバイヤーをやってきた。それで自動巻きなど一日の精度が+10・-5秒の範囲で誤差が出るロレックスでも平気に仕入れてきました。

「オメガ・スピードマスター・プロ」(手巻き)、使っている間に風防がプラスティックなのですりガラスのように文字盤の針が見えなくなってきます。修理後にコンパウンドできれいに磨き上げたところユーザーから怒られたことがある。「この傷は父親がつけた傷!一つ一つが懐かしいのに~!」ごもっともでした。以降男性用の風防はそのままお渡し、カルティエなど女性用はケース、風防の傷をきれいにしてお渡しするようになる。

今回の都構想に未来の希望時間はあるのか?思い出は捨てていいのか?

大阪のシンボル「澪標マーク」が消えそうです。「身を尽くしてささげる」意味があるのにもったいないことです。一度消えたら戻せないのが思い出の時間。大阪発の格言!「安物買いの銭失い」今回、失うものは銭だけではないのにね~。

今日も6時まで営業!今日は灯台の日。ちょっと大げさですが工房で時計業界の灯台を目指しています。消えそうな灯台ですが「貧者の一灯」はなかなか消えないのじゃ~。ご利用お待ちしておりますよ~。

 

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